【大井競馬】16頭5分で読める東京ダービー(2020)全頭見解
※予想ブログではないので予想は載せていません、見解を載せていますので皆さまの予想の参考にしてください(予想は当日にTwitterに載せています)
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
第66回東京ダービー(SⅠ)(ニューイヤーズデイ賞)の全頭見解をしていきます。
1着賞金4,200万は地方では破格、中央のダート戦と比較しても高額レースです。
そして16頭と多い!
地方は多くて12頭なので、ものすごく多く感じました。
それでは全頭見解、行ってみましょう。
東京ダービー全頭見解
逃げ・先行勢
3ファルコンウィング
逃げてスローに落とした前走羽田盃は3着に好走。
ハナを切れるかがポイント。
ただ逃げ馬だがスタートが速い馬ではなく、ゲートを出てから鞍上がしごいてしごいてやっと逃げれるタイプ。
なので1角までの位置取り争いで体力の消耗が考えられ、ゆえにスタミナ面を考慮すると距離延長も好ましくない。
逃げないと好走はないので、前半でどれだけ消耗してもハナを主張すると思われる。
ハナを取れてもスタミナ不安が起こり、ハナを取れなければそもそも可能性が薄い。
前走以上のレースは難しいだろう。
11ゴールドホイヤー
前々走雲取賞から前走羽田盃にかけて、スタートが格段と良くなった。
前走は馬なりで2番手を確保できており、展開の恩恵もあって勝利している。
これまでは中段あたりからの差しであったが、前走では好位にいながらキレのある末脚を繰り出せているので、なかなかに弱点がない。
スタートから感じる成長力、1500mよりも1800mの方がパフォーマンスが良いところをみると距離延長も問題ない。
不安要素とすればスタートが良すぎてハナを切ってしまう恐れがあることくらい。
そこは3ファルコンウィングに頼るところだが、枠の並び的に周りに先行馬がいない3番枠は逃げやすいので羽田盃のような並びでレースが運べると思う。
2エメリミット
この馬もファルコンウィング同様スタートがあまり上手くはない先行馬。
なので外枠の方がレースはしやすかった。
前走東京湾C(2着)では大外12番(12頭立て)からのスタートだったので先行できたが、前々走クラウンCでは大外13番(14頭立て)でも両隣の馬に寄られて先行できなかった。
今回は2番枠。
これだけ内枠、メンバーのレベルも上がるので自分の競馬ができないのでは。
14ボンモマン
戦績的に前々走、3走前と隣の15ウタマロに完敗しており、前走も自分よりも1kg重い斤量を背負ったスマイルウィに敗れている。
スマイルウィはクラウンCで10着だった馬。
ボンモマン自身も7着だったレースだが、その相手に敗れているようでは、地方競馬の最高峰東京ダービーでは厳しいだろう。
10アマルインジャズ
条件戦時代は楽に先行できていたが、前走東京湾Cでは明らかにテンのスピードで負けていた。
先頭グループの後方に当たる6番手からの競馬となったが、最後まで見せ場なく力負け。
ここではまだ足りない。
12マンジュシャカ
未勝利馬、以上。
中段差し
15ウタマロ
スタミナは相当にある、それは前々走椿賞で分かる。
スタートであまり出なかったが、1~2角までに大外を回しながら先頭集団にとりついている。
なおかつ仕掛けどころの3角では自分から仕掛けていき、最後までセーフティリードを保ちながらの勝利と、スタミナにものをいわせたような勝ち方だった。
距離は問題ない。
この馬のポイントは初の右回りということだろう。
前走クラウンCは勝ちはしたものの、直線では手前を替えていない。
3角からゴールまでずっと左手前だった。
手前を替えるのが下手な馬ではないが、左手前の方が得意なのは明白。
右回りになると、直線で左手前になるのは良いが、コーナーでは右手前で曲がるので、コーナリングをスムーズにこなせるかが心配。
直線の長い大井コースでもなるので、手前替えは重要である。
右回りの経験がないことは大きなディスアドバンテージ。
左回りほどのパフォーマンスは期待できない。
1リヴェールブリス
道中の位置取りがカギとなる。
先頭集団の最後尾辺りが理想だが、スタートがあまりうまくない。
毎回スタートで出ムチを入れている。
そういった意味では、鞍上と初コンビというのは気になる。
ことスタートに関しては乗りやすい馬ではないので、テン乗りはプラスではない。
3走前に完璧な乗り方をして16ブラヴール、8デスティネに0.3秒差の3着。
この差は今回でさらに開くのではないかと思う。
5コバルトウィング
地方移籍後よりも中央時代の方がパフォーマンスが良い。
地方の砂に合っていないのかもしれない。
中央時代は4戦して上がり3Fは全て最速だった。
その末脚が、地方では光らない。
2走前の京浜盃では後方からブラヴールに差されており、前走羽田盃も直線で伸びを欠いた。
中央時代は前の馬を捉えられないということはあったが、自分よりも後方の馬にかわされるということはなかった。
水なのか馬場なのか、いずれにしても合っていない。
13ブリックオドーン
前走は今回と同じ大井2000mで勝利、この距離は合っている。
というのも、前々走は出遅れで度外視だが、3走前の雲取賞では道中の追走に苦労している。
向正面で中段やや後方にいたが、終始鞍上が促して追走の補助をしていた。
それでも先頭グループとの差は開いていた。
雲取賞は大井1700mなので、今回とは300mの距離差がある。
その差の分だけ、道中のペースは遅くなるので、この馬にとっては追走が楽になる。
前走東京ダービートライアルはレースレベルは落ちるが、道中の追走では若干鞍上が促しているものの、先頭との差は詰められている。
2歳時は期待されていた本馬だが、東京ダービーに間に合った印象。
成長が能力に追いついた。
9ティーズダンク
16ブラヴールには直近2戦で2連敗。
正攻法の瞬発力勝負で敗れている。
逆転の芽は本馬が仕掛けどころの3~4角で、インをつくくらいしか見つからない。
距離ロスなく立ち回れれば。
だが本馬は、馬群にもまれたことがない。
中央勢と対峙した全日本2歳優駿の時ですら3~4角では大外を回している。
馬群を嫌っているようにも見える。
となると、逆転の芽は摘まれる。。。
差し・追込勢
8デスティネ
ここ2戦は船橋を使っているが、もともと大井の馬。
そして瞬発力が武器の馬で、それは3走前に証明されている。
ブラヴール相手に後方から、しかも外側から追い込んで0.1秒差の2着。
上がり3Fもブラヴールと僅か0.1秒差だった。
大井戻りはプラス。
前走東京湾C(3着)は勝ちに行って仕掛けが速かった分、最後に脚が上がってしまっていた。
しまいの脚にかけた乗り方をすれば面白い。
4マンガン
長く良い脚が使えないので、大井では直線が長すぎる。
3走前の雲取賞(4着)も、直線残り200mくらいまではまとめて差し切れるくらいの勢いがあったが、そこから脚色が衰えてしまっている。
この馬は右回りが苦手というわけではなく、直線の長い大井外回りが苦手なのだと思う。
前走東京湾Cはラッキーの勝利。
というのも、2着の2エメリミットが自滅しており、直線で先頭に立ってから気を抜いていた。
その隙に本馬が差し切ったわけだが、エメリは並ばれてから伸び直しているので、決して脚が上がっていたわけではないことがわかる。
最後まで本気で走っていたら着順は逆であっただろう。
以上を踏まえると、本馬の力はここでは少し足りない印象となる。
16ブラヴール
追込馬なので直線の長い大井は相性が良い。
スタートからの出脚が超絶悪く出ムチを入れられるほどだが、それでも道中は後ろから数えた方が早い。
そんな前半でも、最後は毎度上がり最速をマークできている。
1角までの距離が長いので先行争いは1800m戦の前走よりも緩むだろう。
この馬にとって、前半のペースは緩んだ方がありがたい。
なので距離延長はプラスに働くと思われる。
スタミナ面よりも道中の追走の楽さの方が、この馬の場合は重要だろう。
大外枠は単純に距離ロスが多く、あまりよくない。
砂を被ることも苦にするタイプではない追込馬なので、できれば内枠で距離ロスなく立ち回れた方が良かった。
目標は前走敗れた11ゴールドホイヤーであろうが、枠が仇となりそう。
前走は本馬が内枠2番、ホイヤーがそれよりも外の7番枠だった。
今回は並び的に逆になってしまった。
それが良いということはないので、評価も逆転はできない。
6モンゲートラオ
前走羽田盃は後方2番手から3~4角では最内を突いての5着。
同じような位置にいたブラヴールは3~4角で大外を回して2着に入っている。
距離ロスのない経済コースを通った鞍上のファインプレーありきの5着であったように思う。
それでもブラヴールやティーズダンクには先着できなかったので、逆転は難しい。
12チョウライリン
近走はずっと重賞レベルで走らせているが、直近3戦はいずれも2桁着順で早熟感が否めない。
良い時は中段あたりに位置できていたが、直近はそれもできていない。
Perfumeにちなんだ馬名なので応援したい気持ちは最高を求めているのだが、ここは気持ちだけにしておく。
予想について
予想は見解の答え合わせ、競馬の醍醐味でもあります。当日の馬場状態を見たいのでTwitterで当日レース1時間前頃にツイートします。気になる方はそちらをぜひ!& Follow me!!
以上、第66回東京ダービー(SⅠ)(ニューイヤーズデイ賞)全頭見解でした。
ご覧頂きありがとうございました。
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