【上がり勝負】6頭4分で読めるフローラS(2020)予想見解
※予想ブログではないので予想は載せていません、見解を載せていますので皆さまの予想の参考にしてください(予想は当日にTwitterに載せています)
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
第55回サンケイスポーツ賞フローラステークス(GⅡ)の見解をしていきます。
オークスに向けて、非王道路線ですが面白い馬が揃ってます。
フローラS見解
このレース、逃げ馬らしい逃げ馬がいない。
9スカイグルーヴはスタートの上手さというよりも、スピードが勝って先行している。
新馬戦で逃げた8リヴァージュは2走目で控えている。
逃げて勝利経験のある4シャンドフルールは、陣営のコメント的にも、距離適性を考えても逃げるようには思えない。
3歳牝馬重賞で最長距離の2000mで行われること、オークスを見据えて有力馬は先行すらもあまり望まないであろうから、例年フローラSはスローの瞬発力勝負になりやすい。
直近3年のフローラSの1000m通過タイムを見ても、昨年が1:00.6、2018年が1:01.1、2017年が1:01.5とすべてが前傾ラップ。
今年もスローの瞬発力勝負が濃厚とされる。
したがって、狙うは上がり3Fのタイムが良い馬、さらには先行して折り合える瞬発馬。
逆に上がりのタイムを持っていない馬、瞬発力がない馬は割引が必要。
開幕週の東京コースでもある点を留意すると、できれば内枠ということも言える。
9スカイグルーヴ
上がり3Fだけのタイムでみると、最も速いのが7ホウオウピースフルの百日草特別(東京2000m)の33.6。
スカイグルーヴは新馬戦の34.1が自身最速。
単純なタイムでは劣っているが、中身を見ると少し異なる。
スカイグルーヴの新馬戦(東京2000m)は最内1番枠からのスタートで、馬なりで逃げている。
直線ではムチを入れられることなく、少し促されているだけ。
それで上がり34.1をマークしている。
仮に目一杯追っていれば、33秒台ではあったことは間違いない。
それでも勝ち時計は2:01.4、2着に0.9秒差をつける楽勝だった。
ちなみにホウオウピースフルの百日草特別の勝ち時計は2:01.9で、レースは同じ日に行われている。
逃げていて、かつムチが入らずに上がり34.1という上がりは、位置取りも含めて今メンバーではかなり優秀といえる。
先行力があり上がりの脚もある、まさに今回の舞台設定に最もマッチしている。
11レッドルレーヴ
この馬も魅力的なデータがある。
新馬戦はのちに共同通信杯で3着になるフィリオアレグロの2着。
東京2000m戦で時計は2:01.8、上がり3Fは34.2だった。
特筆すべきは「重馬場」だったこと。
重馬場でこの時計をマークしているのである。
先述した百日草特別、スカイグルーヴの新馬戦はともに良馬場でのレース。
こちらも仮に良馬場だったなら、上がりは33秒台をマークできていただろうと想像できる。
もちろん、時計も速くなっているはず。
なので、今メンバーの上がり3F最速馬はホウオウピースフルではなく、スカイグルーヴorレッドルレーヴであると思っている。
その上で、レッドルレーヴの場合は前走フラワーCで2着。
中山1800mはスタートから1角までの距離が短いので外枠不利だが、大外14番枠からの発走で1~2角では外を回されている。
それでも2着を確保しているのは地力のある証拠。
1800m戦である程度のペースで流れたが、レッドルレーヴは道中中段の8番手でレースをしている。
フローラSはスローで流れるので、もう少し前の5~6番手からの競馬になると思われる。
枠も鑑みて、丁度スカイグルーヴを見る形で競馬ができそう。
こちらも先行力×瞬発力を併せ持っている。
12ヴォリアーモ
未勝利戦が東京2000m戦で、先述した百日草特別、スカイグルーヴの新馬戦の翌週で行われている。
11頭立ての6番手からレースを運び、2:01.7、上がり33.9の脚で勝利している。
タイム的にはホウオウピースフル以上、スカイグルーブ未満となる。
この時はスタートで若干出遅れ気味、それでも行き脚があったので2角時点で6番手にまで押し上げられている。
ちなみにスタートは前走ゆりかもめ賞でも内に寄れているので、ゲートが苦手。
前半3F通過は逃げ馬が37.4、その3馬身後方にいたので38.0位で通過している。
直近2走をみても位置取りは後方からとなるが、その代わりにしまいの脚は切れるものを持っている。
スタートが改善されればもっと信頼が置けるのだが、現状はそこまで期待できない。
それでも瞬発力は良いものを持っているし、持ち時計も信頼できるので、少なくとも掲示板には乗ると思っている。
16フアナ
新馬戦、前走未勝利戦で上がり最速をマーク。
前走は34.0の脚で、これは今メンバー中3位の上がりタイム。
新馬戦はスタートで出遅れながらも、のちに連勝で若葉Sを勝つアドマイヤビルゴの2着、最後までしっかりと食らいついての0.1秒差。
未勝利戦ではスタートが改善されており、道中は馬群に入れて折り合いも問題なし。
直線で進路を変えながら上がり最速をマークと、未勝利戦ながら中身の濃い内容だった。
操縦性の高さとそつのない競馬から、キャリアの浅さをカバーできる賢さを持っていると感じた。
それよりも、単純に大外枠なので不利。
内枠ならもっと期待できたが、今後も注目していきたい1頭。
15ショウナンハレルヤ
もしかしたら逃げるかもしれない馬。
スタートにムラっ気があるが、前々走セントポーリア賞(東京1800m)では絶好のスタートを決めて、外枠13番ながら馬なりで先行できている。
この時は2番手で先行し、前半3F通過は35.9と遅くもないペースだった。
それでも上がりは34.1の脚を使っており、1:47.2と1800mでは今メンバーで最速の持ち時計をマークした。
実は先行力もあってしまいの脚も使える馬なので、スタートのムラっ気と外枠が気になるところだが力的には足りている。
前走フラワーCはスタートが決まらず、後手後手の競馬で惨敗。
この馬の場合、スタートに全てがかかっているといっても良い。
7ホウオウピースフル
ブラストワンピースの半妹ながら、前走はマイル戦のクイーンCだった。
今回のコメントで陣営がマイル戦は忙しかったとコメントを残しているが、おそらくそれよりも折り合い不安でマイル戦を使ったのではと思っている。
2走前の百日草特別では勝利しているものの道中で折り合いを欠いていた。
折り合いを考慮してペースの上がるマイル戦を使ったのだろうが、それは今回にはマイナスに作用してしまう。
馬はマイルのペースを覚えてしまったので、それよりもペースが間違いなく下がる今回は折り合いへの不安が増大する。
上がりの脚は持っているが、直線まで脚を溜められるか。
その不安があるので、ポテンシャルは評価できても軸には置きづらい。
予想について
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以上、第55回サンケイスポーツ賞フローラステークス(GⅡ)予想見解でした。
ご覧頂きありがとうございました。