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【実は中京巧者】ここにきてのロードヴァンドール~第55回中日新聞杯(2019)予想~

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は第55回中日新聞杯(GⅢ)の予想です。
予想のポイントは以下。
馬場(Aコース):先週が開幕週、内目を走る先行馬が好走していた
中京2000m:直線の急坂がスタート地点、スタミナ勝負になりやすい
重視:先行馬、近走の走り
血統:短~マイル種牡馬、母馬は日欧の芝馬【参考】中日新聞杯(2019)血統分析
ここらへんを踏まえて予想していきます。

中日新聞杯予想

ハンデ重賞、ステップレースでもないので混とんとしたメンバー構成になりやすい毎年難解で荒れやすい。
ここはバイアスを重視したい。
馬場的には内枠先行馬有利、血統的には短距離種牡馬。
直近の中日新聞杯ではハンデを背負っている馬が好走している。
つまり実績のある馬。
斤量は気にしなくて良さそう。

◎ロードヴァンドール

まさに内枠の先行馬。
前走アンドロメダS(4着)は追って追っての先行で1角時点では5番手、向正面では3番手で進んでいる。
スタートからの鞍上の動きを見ても先行したいのが如実に出ていた。
前走は7番枠からの発走だったが、今回は最内からのスタート、枠は絶好。
メンバー的にもそこまでペースは上がらなそうだし、先週の中京馬場を見る限り内目を走った馬の好走が目立っていた。
この馬向きに様々なバイアスがかかっている。

中京2000mは得意舞台。
これまで2017年の金鯱賞で2着、2018年の中日新聞杯で3着と重賞2戦していずれも馬券に絡んでいる。
中日2000mは瞬発力勝負よりもスタミナ勝負になりやすい。
瞬発力では劣るこの馬からするとそれは好都合。
直線に坂があるのでパワーも求められるところもこの馬に合っている。

血統面も〇。
父はマイラーのダイワメジャー、母馬ジャズキャットは米国産のストームキャット産駒。
戦績は1戦して未勝利で終わっているので適性は不明だが、ストームキャット系なので短距離馬だったと想定できる。
父系、母系ともに短距離血統で、今の中京コースに合っている。

唯一の懸念点は父のダイワメジャーが早熟でかつマイルまでの種牡馬なので、6歳で2000m戦で勝ちきるまでのイメージは持ちづらい。 

〇アイスストーム

前走の内容が良かった。
アンドロメダSは今回出走するマイネルサーパス、ロードヴァンドール他、フランツやトリコロールブルーも好メンバーだった。
アイスストームは道中14番手から追走し、4角の加速する部分で大外を回す不利な展開だった。
それでも勝ち馬に0.3秒差まで詰めていて、最後までしっかり伸びていた。
しかも楽な手ごたえで進出していたので、脚を余しているようにも見えた。
直線の短い京都内回りコースだったことを考えると、直線の長い中京コース替わりは明らかにプラス。
叩き2戦目でもあり上積みも見込める。

マイネルサーパス、ロードヴァンドールには先着を許しているものの、マイネルは勝利したことにより今回は斤量が2kgあがる。
しかも今回は大外枠。
ロードは枠も良く展開も向きそうなので難敵だが、直線が伸びることはアイスストームに有利に働くはず。

追込馬で展開に左右されてしまうが、うまく立ち回れればアタマまで考えられる。

▲タニノフランケル

今回4か月の休み明けだが、意外にもこの馬は休み明け走る。(1-0-1-0)
近走は逃げたくても逃げられず敗れるケースが多いが、前走小倉記念は道中2番手からでも勝ち馬に0.2秒差の4着と結果を残している。
しかもこの時の勝ち馬がのちのGⅠ馬メールドグラースなので内容は濃い。
さらに勝ち馬と2着の馬はピッチ走法で後方から差し込んできていたので、馬場的にピッチ走法向きだったと思われる。
そんな中タニノフランケルは飛びの大きいストライド走法で先行して残っている。
合わない馬場の中での好走は力のある証拠。

逃げれれば勝つ確率はぐっと上がるが、番手でも競馬ができるようになってきているのは戦績に安定感をもたらしている。

血統的にも父は欧州の歴史的なマイラー。
母馬は牝馬のダービー馬ウオッカ、マイルGⅠを4勝しているマイラーでもある。
血統的にも魅力的。

ただ左回りで結果が出ていない点が気になり、欠点の少ない上位2頭に次ぐ3番手評価にしている。
この上位3頭の評価は拮抗している。

買い方

◎ロードヴァンドール
〇アイスストーム
▲タニノフランケル 

【馬連BOX】
◎〇▲
計3点

予想を終えて・・・

ダイワメジャー産駒って早熟馬が多い血統ですが、自身は皐月賞を獲る仕上がりの早さがありながら6歳でもGⅠを勝っています。
母父に成長力を補うノーザンテーストの血が入っているのでこれは納得できますが、なぜその成長力が産駒に遺伝しないのかは不思議です。
血統が魅力のロードヴァンドールですが、逆に血統が不安要素でもあるジレンマを抱えています。
馬単にできなかったのはそこが理由です。 

以上、第55回中日新聞杯(GⅢ)最終予想でした。
ご覧頂きありがとうございました。

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