【珊瑚冠賞2020】良馬場開催と目論んで見解を書いています。
※画像は先日高知競馬場で行われた黒潮菊花賞の勝ち馬フリタイムと多田羅誠也騎手です
初めましての方も、初めましてじゃない方も。。。
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は12頭立ての3頭見解です。
高知競馬場は馬場によってタイムが大きく変わってきます。
つまり、適性が大きく変わってくるのです。
今回は予報を見て、当日まで雨は降らないとなっていますので、良馬場を前提にした見解を述べています。
稍重~不良となった場合は、この見解はなかったものとしてください。
それでは、第32回珊瑚冠賞(高知重賞)の出走馬見解をしていきます。
珊瑚冠賞出走馬分析
高知1900mはコースを1周半する。
スタートは向正面からで、最初のコーナーである3角までは250mと短い。
加えて、向正面は上り坂になっている。
コーナーまでの距離、数少ない長距離戦でもあるので前半のペースは上がりづらい。
3角~4角は350mと長めで下り坂、直線は200mと短い。
一見先行有利だが、1900mという距離、3~4角が緩やかなコーナーなので差しも決まる。
中段後方~最後方の追込は届きづらいだろう。
そして今回の肝だが、良馬場を前提に見解を述べていく。
高知県は日本一の降水量を誇る県で、高知競馬場も良馬場開催が非常に少ない。
9/19時点の天気予報では、9/21まで雨予報はない。
おそらくは良馬場で行われる。
良馬場開催だと、非常に時計のかかる馬場なのでスタミナとタフさが求められる。
1900mという距離でもあるので、単純にスタミナは必要。
さらに、良馬場だと差しが決まりづらくなる。
ここでお詫びをひとつ。
黒潮菊花賞では重~不良になれば前が有利と記載したが、これは真逆です。
馬場が堅くなる=瞬発力が活きる馬場なので差し・追込が届きやすくなる。
逆に馬場が緩むとパワーが必要になってくるので、瞬発力勝負にはなりづらい。
今回は良馬場想定で見解をしていくので、先行有利の馬場というわけである。
以上から、先頭グループの後方~中段前辺りに位置する差し馬が最も競馬をしやすいと考える。
2パルクリール(先行)
高知競馬場において良馬場適性が高い。
キャリアを振り返っても、砂の軽い中央競馬では1勝もできておらず、南関でも結果を残せていない。
結果が出たのは砂の深さで有名な園田と高知なので、とにかく時計のかかる馬場になれば注目の一頭である。
前々走のミッキーロケット賞でも良馬場で勝利。
勝ちタイムの1:31.5は2着に0.7秒差をつけただけでなく、同日に行われたAクラスの4レースよりも速く、それはピオネロ、スペルロマン、ダノングッドを除く8頭よりも速いタイムだったことを意味する。
この日は今回出走するほとんどの馬が走っていた。
5走前にはダノングッドと直接対決をしており1.2秒離されての2着。
この時も良馬場だったが、同日の別レースで勝利したスペルロマンよりも0.1秒速いタイムでフィニッシュしている。
良馬場においての本馬はあてになる。
位置取り的にも先行グループで、好位というよりはそれよりも少し後ろの位置を取るので1900m戦においては良いポジションである。
砂の深い内枠に入ってしまったことはマイナス要素だが、初めての1900mはプラスに働くだろう。
タフな展開になればなるほど力を発揮すると思われるので、距離は長いほうが適性が高いと思われる。
それでいて良馬場ならば、妙味は十分。
5スペルロマン(差し)
1400mでの施行数が多い高知競馬なのでこの距離も走っているが、本馬は長距離適性が高い。
高知2400mで行われる高知県知事賞を昨年は制しており、直近でも1600mで勝利している。
距離は長ければ長いほど良いので、1900mという距離は相対的に見て適性が高いだろう。
その上で今回最も重要となる、高知競馬場における良馬場適性だが、本馬は4走前に良馬場の1600m戦を勝利している。
その時は2着に0.9秒差をつける圧勝だった。
ただ、同日に行われた同距離のレースでダノングッドはさらに1.1秒速いタイムで勝利している。
本馬はもともと中央で3勝しているように砂の軽い馬場の方が適性は高い。
高知に移籍してからも、重い馬場で重賞でも結果を残してきている。
良馬場はこの時の1回のみなので適性がないとは言えないが、中央での戦績を見るに堅い馬場向きに思う。
それでも本馬を評価するのは距離適性に加えて差しという脚質だから。
前につける馬ではなく、前々走のトレノ賞(1300m)では11頭立ての7番手から2着に食い込んでいる。
距離が延びることで今回はもう少し前で競馬ができるはずなので、中段前あたりからの差しに期待したい。
12ダノングッド(先行)
前走は良馬場の建依別賞(1400m)でまさかの2着に敗れたが、勝ち馬と同タイムで1:30.7というのも優秀である。
8/23に行われたレースだが、この日(前日含)に行われた1400m戦で1.30秒台で走った馬は8頭中本馬しかいない。
ナムラヒューマン、ソルプレーサ、アースグロウが同日に1:31.4をマークしているが、それでも0.7秒差ある。
他の馬はもっと時計がかかっていた。
2着に敗れたものの、ゴール前では勝ち馬をほぼ捉えており、脚色は本馬の方が良かったので負けて強しの内容といってよい。
本馬に関しては馬場適性の評価が難しい面がある。
もともと中央馬でOP勝ちまでした馬。
南関移籍後も大井のOP戦で4着などの実績があるので、キャリアを見れば軽い馬場向きといえる。
それでも高知移籍後は初戦でいきなり勝利。
しかも良馬場でのレースだった。
この時にパルクリールに1.2秒差をつける快勝をしており、同日の別レースを走ったスペルロマンよりも1.1秒速いタイムで走っている。
3走前には高知と並んで時計のかかる馬場で有名な園田の重賞を、これまた良馬場で2着に好走している。
本馬は軽い馬場でも砂の深い馬場でも好走できているのである。
個人的には能力の絶対値が高いからなしえていると思っている。
馬場適性は二律背反で軽い馬場が得意な馬は深い馬場が苦手で、その逆も然りである。
年齢を重ねて適性が変わったとも考えられるが、いずれにしても良馬場は問題にしないだろう。
1900mになることは本馬にプラスに働くと思われる。
本馬は差し馬なので、1300-1400mだと位置取りの確保で苦労している。
スタートから強めに押し出されてやっと確保、といった感じ。
3走前の園田FCスプリントではほぼ最後方からの追込を決めているし、最後の南関でのレースとなった大井のOP戦でも10頭立ての9番手から追い込んで4着に入ってる。
本来、本馬は追込脚質である。
1900mに距離延長されることで位置取りをそこまで気にする必要がなくなる。
強く押し出さなくても、能力差で中段あたりにはいることができるはず。
しまいの脚に関しては設営不要でここでは抜けているので、不安要素はないといってよい。
外枠発走も前に壁ができることがないので本馬に限ればプラスに作用するであろう。
良馬場も本馬の味方になると思っている。
前走の負けを晴らす勝利を期待して、軸にします。
予想(9/19時点)
◎ダノングッド
〇スペルロマン
▲パルクリール
馬単◎↔〇▲(4点)
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以上、第32回珊瑚冠賞(高知重賞)出走馬見解でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは次の記事まで、ぐっど・ばい✋
(明日は浦和競馬のテレ玉杯オーバルスプリントの見解です)
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