センスと期待値でサトノインプレッサ~第54回共同通信杯(2020)穴馬近走報告~
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は第54回共同通信杯(GⅢ)の穴馬探しをしていきます。
現在の人気想定は以下の通り。(2/13時点)
1人気:マイラプソディ(1.6)
2人気:フィリオアレグロ(3.6)
3人気:ダーリントンホール(4.8)
4人気以下はビターエンダーが13.9倍と単勝想定10倍以上。
人気馬は直前に分析するとして、今の内に穴馬を探しておこう、そうすれば直前に人気馬の分析に時間を充てられると思い、週初めに人気薄馬の分析をすることにしています。
それでは行ってみましょう!
東京競馬場(2週目時点)
・インと瞬発力
内を走った馬が圧倒的に有利
先週の東京新聞杯の1-3着馬の道中の位置取りは以下の通り。
1着プリモシーン:1枠1番、道中最内6番手
2着シャドウディーヴァ:6枠12番、道中最内12番手
3着クリノガウディー:7枠13番、道中最内4番手
このように、枠・位置取りに関係なく道中最内を走った馬が好走している。
開幕2週目ということもあり、まだまだ内ラチ沿いの馬場も良好ということで距離ロスがない分有利に働く。
このレースの上がり最速は道中最後方の16番手にいたケイアイノーテックの33.2。
ちなみにこの馬も道中は最内を取っていた。
上がりにはパワーよりも瞬発力が必要な馬場といえる。
つまり、今の東京馬場は「最内有利」で「瞬発力のある馬」が好走のポイントとなる。
サトノインプレッサ(27.5)
・新馬戦(前走:1着)
京都1600m(外)、14頭立て2番枠でのレース。
スタートはゆったりと出て、鞍上に促されてポジションを取る。
道中はインの5番手を追走。
前後半3Fが35.7-34.6のスローぺース。
直線では少し外に出し、瞬発力勝負を制して勝利。
2-5着馬がこの馬の前・横・後ろにいたので、ポジションは絶好だった。
上がりは最速の35.0で、同2位が2着馬の35.4。
数字自体は重馬場だったので致し方がない。
スタートがイマイチだがレースセンスがあり鞍上の指示にすぐに応えることができる。
重馬場だが上がりの脚も使えている。
良馬場の東京高速馬場で同じように上がりの脚が使えるかどうかだが、飛びが大きい馬なので良馬場の方が向きそう。
位置も前目をとれるので〇。
血統的には全姉のルーズベルトゲームが1200mが主戦場の短距離馬なので、200mの距離延長がどうか。
ココロノトウダイ(16.2)
・きんもくせい特別(前走:1着)
福島1800m、2番枠の7頭立てでのレース。
スタート五分の馬なりで道中はインの5番手を追走。
1000m通過は1:02.6のスローペース。
向正面で外に出して2番手にまで追い上げると、3~4角でも外側から追走。
直線に向くと早めに逃げた2着馬を捉えて、そのままフィニッシュ。
上がりは最速の34.6、同2位が2着馬の34.8。
2着との着差は0.1秒だが3着馬には0.9秒の差をつけている。
ちなみに2着馬はのちに葉牡丹賞で2着の結果を残している。
・未勝利戦(前走:1着)
新潟1800m、7番枠の11頭立てでのレース。
スタート五分の馬なりで道中は外目の10番手を追走。
1000m通過は1:01.1のスローペース。
終始外を回して直線に向くが、上がり最速の33.7をマークして差し切り勝ち。
2着馬が道中7番手で同じく外目を走っており、上がり2位の33.8なので似たような内容でのワンツー。
このレースのスウィートポジションだったといえる。
スタート自体はうまいが、そこからの行きっぷりが良くないので馬なりだと後方に下がってしまう。
が、自在性もあるし新馬戦も含めて3戦して全て上がり最速をマーク。
位置取りが後ろということもあるが、未勝利戦では1800m戦で上がり33.7なので2歳戦ということを考えると上出来。
3戦いずれも外を回してのレースで今回も騎手は引き続き丸山君なので同じようなレースをすると思われる。
直線の長い東京コースなので、3~4角でインを走り直線で外に出す競馬がこの馬にとっては理想的。
安全策をとって4角から外に出すことも考えられるが、コーナーでは少しでもインを走りたい。
前走で強い相手に競り勝っているという点も評価できる。
血統的には、母はトゥザヴィクトリーの半妹で、姉には紫苑S2着のフェアリーポルカがいる。
母系は中距離の活躍馬が多数いるので、今後はさらに距離延長してもこなせると思われる。
以上、第54回共同通信杯(GⅢ)の穴馬近走報告でした。
ご覧いただきありがとうございました。