リアアメリアは!?第71回阪神JF(2019)血統分析
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は第71回農林水産省典阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)を血統を分析しています。
予備登録時点ですがこのレースとなんと19頭中12頭にストームキャットが入っています。
これがサンデーサイレンスなら驚きもないのですが、storm catですからね。
キズナ、ロードカナロアに入っていることが要因として大きいのですが、今後storm catの時代が訪れるのかもしれませんね。(今回のブログ内容とはあまり関係ないです笑)
阪神JF血統分析
母馬の条件
芝>ダート
大きな傾向はみられなかったのですが、強いてあげると芝馬。
分析した3レースで人気薄だった馬の母馬はみんな芝馬だった。
逆に母馬がダート馬の場合で好走しているのは1,2人気の実力馬。
なので実績のある馬ならば母馬の芝ダート適性は不問だが、穴候補を探すなら母馬の芝適性に注目。
父馬の条件
ディープインパクト産駒
逆にこちらは顕著に出ています。
全兄にブラックタイドを含め、上記3レースで4頭も馬券に絡んでいます。
もともとディープ産駒の大物は牝馬が多く、加えてディープ産駒はマイル戦が得意です。
クラシックにピークを持っていける早熟性もあるので、2歳の暮れの時期になると来年を見据えた素質馬が登場してきます。
さらに今の阪神馬場は高速馬場なので、日本由来の種牡馬が活躍できる馬場といえる。
馬場傾向含めて素直にディープ産駒を買った方が良さそう。
その他持っていたら嬉しい血
ヴァイスリージェント持ち
ディープに負けず劣らずで頑張っているのがヴァイスリージェント系。
こちらは父系・母系問わず4頭の好走馬を輩出している。
仕上がりの早さとスピードの持続力が武器の血統なので、2歳のこの時期は合っているのだろう。
阪神JFは例年ペースが速めで持続力勝負になることが多いことも、この血統が活躍する背景にはある。
VR系の代表種牡馬クロフネに関しては活躍馬も牝馬が多いので、この舞台は絶好といえる。
ワールドエースとキズナ
今年の阪神JFはディープ後継種牡馬のこの2頭の産駒が多く出走予定をしている。
ワールドエースは現状、芝の短距離小回り血統。
自身も最後の勝利がマイル戦だったこともあり、短距離種牡馬となっていきそう。
産駒はこれまで8勝しているが、そのうち6勝が小回りコース。
8勝中7勝がマイル以下で芝コース。
母がドイツの馬なのでパワー型の産駒が生まれやすいのかもしれない。
キズナに関してはすでに函館2歳Sをビアンフェで勝利しており、産駒重賞初制覇を果たしている。
勝利数も26とワールドエースよりもリード。
産駒の重賞初勝利こそ短距離戦だったが、産駒の傾向としては長距離馬が多い。
2歳戦は2000mがMAXの距離なので、1600-2000mをこの時期に勝っている馬はのちに中長距離馬になっていく可能性が高い。
キズナ産駒は全26勝のうち19勝が1600m以上となっている。
2000m戦だけでも4勝。
ダート戦に関しては勝利数こそ4勝だが、いずれも1700-1800mと長めの距離。
自身は瞬発力とパワーを兼ね備えた馬だったが、産駒はスタミナ型が多い。
勝利数こそキズナに軍配が上がるが、勝ち馬率ではワールドエースが上。
2頭の現役時代を見ても、ワールドエースは皐月賞の頃には出来上がっていたが、キズナは前哨戦の弥生賞(5着)で出走権を得られずに皐月賞には出れていない。
仕上がりの早さではワールドエースなので、阪神JFに関してはワールドエースの方が信頼できる。
今年の出走馬では・・・
①ヴィースバーデン
母馬は欧州馬で英GⅡパークヒルS(2900m)勝ち馬で、仏ヴェルメイユ賞2着などの実績がある。
その父シロッコは欧米の2400mGⅠを4勝しているステイヤー。
母系は欧州の芝ステイヤー血統といえる。
父馬は阪神JFと相性の良いディープインパクト、昨年の勝ち馬も輩出している。
母馬・父馬の条件をいずれもクリアしているが、母系を見る限りは適性距離はマイル以上。
オークスが最もハマりそう。
②クリスティ
母馬はダ1800mで2勝したダート馬。
ただその父がヴァイスリージェント系のクロフネ。
今回VR持ちはこの馬だけだった。
父馬は新種牡馬のキズナ、ディープインパクト内包です。
サンデーサイレンスを3×4=18.5%(奇跡の血量)も持っています。
キズナの血が強ければ仕上がり、距離適性的にアンマッチだが、クロフネが強ければ面白い。
③リアアメリア
母馬は米BCジュベナイルフィリーズ(ダ1700m)の勝ち馬、米国産のダート馬なので△。
ただ母も2歳でGⅠを制している事、ファピアノ系なので仕上がりは早そうで早熟性は高いだろう。
父馬はディープインパクトで、脚質的にもこの馬はディープに似ている。
おそらくは1人気だが、血統的にも信頼できる。
④オータムレッド
母馬は3戦未勝利馬だが、唯一走った芝のレースが最も善戦していた。
脚元が弱く芝で使えなかったのかな。
芝馬だったと思っています。
その父はストームキャット系で欧州で活躍したジャイアンツコーズウェイですしね。
父はディープインパクトの後継種牡馬。
仕上がりが早そうで、距離もマイルまでなので丁度良さそう。
以上、第71回農林水産省典阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)の血統分析でした。
ご覧いただきありがとうございました。