【西日本ダービー2020】今年は笠松ので開催(持ち回り制)

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は12頭立ての5頭見解です。
それでは、第5回西日本ダービー(笠松重賞)の出走馬見解をしていきます。

西日本ダービー出走馬分析

笠松1900mはコースを1周半走る。
最初のコーナーである3角までは約260mと短め。
コーナー6つを周り、最後の直線は238m。

今回は笠松、佐賀、名古屋、園田、金沢、高知から参戦するので馬場状態にも注目したい。
笠松:1:30.0
佐賀:1:31.7
名古屋:1:32.0
園田:1:33.4
金沢:1:34.1
高知:1:34.6

これが各地区最低クラスの1400m戦平均タイム(良馬場時のみ)。
このタイムを基準に考えると、馬場が最も速い競馬場が笠松で、その逆で最も時計がかかるのが高知。
今回は笠松競馬場が舞台なので、時計の速い馬場が得意な馬を中心に狙っていきたい。

3エアーポケット(差し)

前走は大井の重賞なので、レースレベルを考えると参考にはしづらい。(レベルが高いという意味で)
馬場に関しては地元が佐賀で、砂の軽さで有名な盛岡の重賞でも4着という実績があるので問題ないだろう。

本馬の場合は枠が重要となる。
スタートが上手くはなく、差し馬でありながら後方からでは差しきれない、先行しての差し馬。
じわじわと位置取りを押し上げていくタイプで、それをやるには内枠の方がやりやすい。
外枠から外々を周らわれて位置を上げるには相当に体力が必要だが、内枠ならば最初のコーナーでインを走ればコーナーワークで押し上げられる。
前走の黒潮盃は10番枠で14番手、3走前の高知優駿は7番枠(12頭立て)で10番手と後手を踏んでいる。
これらの位置から差し切れるタイプではない。
一方で前々走は2番枠で道中5番手、4走前も3番枠で4番手と内枠に入ると先行できている。
今回は3番枠と内枠が引けた。
スタートから最初のコーナーまで約260mしかないので、内ラチ沿いを確保してコーナーを迎えやすい。
スタミナに関しては不安がない馬なので、前半で脚を使ってでも前の位置を取りたいところ。
先行できれば好走はできるだろう。

7ミスカゴシマ(好位)

佐賀3冠を1-3-3着と中心的な存在だった。
他地区遠征は2歳時に金沢シンデレラカップの2着があり、遠征への免疫もある。
佐賀競馬場の馬場は内の砂が深く時計のかかるイメージだが、実はタイムは出やすい方。
上記6地区中では笠松に次ぐ2番目のタイム。
笠松とのタイム差はあるが、それでも笠松以外の地区所属馬よりも笠松適性は見込める。
馬場は大丈夫だろう。

問題は距離。
佐賀3冠の緒戦の佐賀皐月賞を勝利も、残りの九州ダービー栄城賞とロータスクラウン賞は2000m戦でそれぞれ3着だった。
特に前走のロータスクラウン賞はダービー馬トップレベルも、栄城賞で敗れたエアーポケットもいない中での3着なので、距離適性を疑ってしまう。
ただ佐賀2000mはスタートから最初のコーナーまで400mあるコース。
中距離戦でもあるので、先行馬に不利なコースである。
今回の笠松1900mは最初のコーナーまで260mなので、佐賀2000mに比べれば前も残りやすい。
本馬からしたら今回の舞台の方がレースはしやすいだろう。
ただ、今回は逃げ馬が複数おり、しかも短距離適性の高い逃げ馬なのでペースは上がりそう。
ペースが上がってしまうと前は残りづらい。
プラス要素がコース適性、マイナス要素がペースを鑑みた位置取りと距離。
軸ではない。

8フジヤマブシ(追込)

前走は地元金沢で勝利。
名古屋の2冠馬ニュータウンガール、石川ダービー馬ハクサンアマゾネスという強力なメンバーがいる中での勝利は非常に中身が濃い。
ハイペースになったことが勝因のひとつ。
道中はかなり離れた最後方からの競馬で、追走できていないくらいの印象だった。
それでも差し切れたのは、ペースによるものだろう。
勝ちタイムの2:04.2というのも、時計のかかる金沢競馬場を考えると好タイム。
砂の深い金沢で実績を積んできた馬なので、馬場的に割引が必要ではあるが、このタイムで勝ち切れれば笠松にも対応できるだろう。

ただ、位置取りが位置取りなので、どうしても展開に左右されてしまうのが難点。
仮にスローペースになってしまうと小回りコースでもある笠松競馬場なので差しは届かないだろう。
今回は逃げ馬が複数いるのでペースは上がりやすいとはいえ、取りこぼしの多い脚質なので軸には置きづらい。

9インザフューチャー(好位)

名古屋所属馬で、タフなレースを好む。
前走の重賞湾岸スターカップ(名古屋1600m)はレースの上がり3F41.3というとにかく時計のかかったレース。
4走前の重賞新春ペガサスカップ(名古屋1600m)も上がり3F42.3というレースで2着だった。
笠松では1度だけ走っているが、スタートでダッシュが付かずにいつもよりも後方になる5番手から、終始見せ場なく勝ち馬に3.1秒差をつけられる9着に凡走している。

軽い馬場への適性に疑問符が付く。
名古屋競馬場は佐賀に次ぐ3番目の時計の速さだが、本馬の好走時がとにかく時計のかかっている時なので軽い馬場になるとペースへの追走から最後の直線まで終始苦しくなる。
実績ほどの評価はできない。

12イチライジン(差し)

馬場のかかる園田所属だが、注目したいのが少し前にはなるが2歳時の園田ジュニアカップ。
この時は不良馬場で時計の速い馬場状態だった。
このレースに勝利した本馬の勝ちタイムが1:48.1。
同じ舞台である園田3冠の緒戦菊水賞のレースタイムが1:50.9(稍重)なので、2歳にして園田3冠レースよりも2.8秒速いタイムをマークしている。
ちなみに本馬は菊水賞では4着だった。

園田の同世代では4~5番手の馬だが、それは馬場が合っていないからではないかと思う。
馬場が軽くなればハイパフォーマンスを見せている。
園田ジュニアカップを細かく振り返ると、前半のペースは菊水賞よりも0.6秒速く、ラスト3Fは2.2秒速い。
そのペースを道中2番手で先行し、上がり最速の脚で勝利。
2着には1.1秒もの差をつけている。
前走は園田の特別戦で4着に敗れているが、それは良馬場で時計がかかり、かつペースが緩く前にいた馬で決まってしまったから。
本馬も4番手にいたが、そのまま4着でフィニッシュしている。
重馬場の園田ダービーで3着、稍重の菊水賞で4着と、馬場と着順の相関関係が高い。

なので、時計の速い笠松競馬場とは相性が良いと思われる。
道中の位置取りも4~5番手辺りの馬なので展開にも左右されずらい。
大外12番枠というのは単純に距離ロスが多くなってしまうのでマイナスだが、マイナス要素はそれくらい。

予想(9/9時点)

◎12イチライジン
〇3エアーポケット
▲7ミスカゴシマ
△8フジヤマブシ

【馬単】
◎↔〇▲△(6点) 

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以上、第5回西日本ダービー(笠松重賞)出走馬見解でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
それでは次の記事まで、ぐっど・ばい✋
(明日は園田競馬の園田チャレンジカップの見解です。)

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