【園田オータムトロフィー2020】園田1700mは先行馬から
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は10頭立ての5頭見解です。
それでは、第3回園田オータムトロフィー(重賞Ⅱ)の出走馬見解をしていきます。
園田オータムトロフィー出走馬分析
園田1700mは向正面からのスタート。
3角までは約147mと短く、前半のペースが緩みやすい。
1周1051mという小回りコースで、直線も213mと短い。
総じてコンパクトな競馬場で、ゆえに差しが決まりづらく逃げ・先行有利。
3カトゥール(先行)
前走は1400m戦で5着。
着順は良くないが、走破タイムの1:31.0は良馬場と考えると上出来。
1400m戦は4角ポケットスタートで1角までは約400mある。
それはテンのスピードが上がりやすく、ペースが上がりやすいことを意味する。
つまり、先行馬には難しい舞台。
加えて展開が流れた中を2番手で進んだので、ストレスの高い中での5着。
なので上出来だと判断した。
1700m戦はのじぎく賞で6着という実績があるが、5着のステラモナークとは0.4秒差。
この時は後方からの競馬だったが、それは他地区からの優秀な馬が多く出走してきたから。
今回は園田の中だけでの戦いなので、先行はできるだろう。
よって1700mに適した位置取り(先行)から競馬ができる。
枠も内目でコーナー6つ周ることを考えると〇。
馬券圏内までなら十分考えられる。
5エイシンガネーシャ(差し)
追い込みに近い差し馬。
向正面からの追い込みで進出し、3~4角では先頭に並びかける戦法。
前走の1700m戦ではスローペースの上がり勝負で展開的には先行有利であったが、上がり最速の脚を使って勝利している。
今回は快速逃げ馬ステラモナークがいるので、確実に前走よりもペースは上がることが期待できる。
差し/追込馬の本馬にとっては走りやすくなる。
園田1700mは先行有利の舞台だが、前走で展開も向かずに勝利したことで能力を示した。
1700m×スローペースは圧倒的に逃げ・先行が有利。
なので今回も出走するポリバレント、ガミラスジャクソンに負けることはないだろう。
ライバルはステラモナークのみ。
7ガミラスジャクソン(好位)
前走は他の馬よりも1kg斤量の重い57kgでの出走。
スローペースの恩恵と立ち回りの上手さで3着、勝ち馬とは僅かに0.1秒差だった。
1kg=約0.2秒換算すると逆転している。
直線では挟まれて窮屈になる不利もあり、その上での3着は中身が濃い。
1700mの持ちタイム1:49.0はメンバー最速。
重賞は笠松のゴールドジュニアを勝っており、砂の軽い舞台が向く。
園田ならば渋った馬場の方がパフォーマンスが高い。
タイム決着になればチャンスがある。
9ステラモナーク(逃げ)
同距離で園田クラシックの1戦菊水賞を勝利。
しかしながら、同じく同距離の牝馬限定重賞のじぎく賞では5着に敗れている。
この馬の戦績を見ると、重賞4勝と園田3歳勢でも屈指の実績を持つが、良馬場では勝利が少ない。
良馬場での勝利は名古屋での重賞若草賞(1400m)のみ。
名古屋競馬場は園田競馬場に比べてタイムの出やすい競馬場で、最下級クラスの園田C3と名古屋Cクラスでは1400mの連対平均タイムが1秒違う。
馬のレベル的には園田の方が上だが、タイムは名古屋の方が速い。
つまり、名古屋の方が馬場が軽いことを意味する。
本馬は園田良馬場では4度走っているが勝利がない。
先述したのじぎく賞も良馬場だった。
馬場が渋って堅くなれば信頼のおける逃げ馬になるが、一方良馬場でタフな馬場になると脆さが出る。
園田1700mはペースを緩めやすく、逃げ馬には中距離戦にしては走りやすい舞台。
外枠なので逃げずらいが、適性的には問題ない。
当日の馬場状態次第。
10ジョウショウカーブ(好位)
JRA出身で高知を経て園田に。
中央では未勝利、高知で2勝、園田で3勝と、とにかく重い馬場が得意。
それは上がりの脚にも表れており、速い上がりが使えない。
地方競馬に移籍後、上がりで最も速かったのが39.5。
距離は1300-1700mで走っているので、距離に問わず速い脚はない。
なので、距離は長ければ長いほうが良い。
短距離だと上がりの脚も求められるが、距離が延びればスローにならなければ速い上がりは必要なくなる。
今回の1700mという距離も悪くはないが、もっと長いほうが良さそう。
ただ、今回は逃げ馬にステラモナークがおり、この馬は速い展開を好む。
なのでジョウショウカーブの望む展開が期待できる。
前走の1700m戦はエイシンガネーシャらが出走したクリスタル賞(1700m)と同じ日に行われ、勝ちタイムはそれぞれ1:53.4で同タイムだった。
本馬は斤量が1kg軽かったというのはあるが、ペースは本馬が走ったレースの方が前半が約1秒速く、タフな展開だった。
速い流れを道中3番手から差し切っているので、内容的には良い。
上がりのかかる展開になったことも味方になった。
前走を見るに、1700mの距離ならば同年代の重賞なら戦える。
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以上、第3回園田オータムトロフィー(重賞Ⅱ)出走馬見解でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは次の記事まで、ぐっど・ばい✋
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