【適性】ローズステークス~甘く危険な人気馬たち~
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は第37回ローズステークス(GⅡ)の上位人気馬にフォーカスして適性分析をしました。
人気上位3頭の特徴と性質を分析をしましたので、どうぞ。
ローズS
ダノンファンタジー(想定1人気)
桜花賞4着、オークス5着とクラシックでは結果が残せていない2歳牝馬チャンピオン。
この馬の特徴はバランスの良いところで、逆にいうと極端な競馬になるとその分野できょくたんに強い馬に屈してしまいます。
オークスはペースが流れてのスタミナ勝負になりスタミナ負け、桜花賞は上がり32秒台が求められた瞬発力勝負で敗れています。
逆に勝利した阪神JFでは前半3F34.8、1000m通過が59.1の平均的なペースで、かつ馬場も少しタフなくらいで平均的な馬場でした。
ちなみに桜花賞、オークスともにレコード決着となっているので高速馬場だったといえます。
これらを踏まえてのローズS適性ですが、まず阪神コースというのはプラスでしょう。
阪神では(3-0-0-1)で敗れたのは桜花賞(4着)のみ。
距離の1800mというのも、マイルでGⅠを獲れるほどなので同い年の牝馬相手なら問題ないと思います。
懸念点はやはり馬場でしょう。
先週のセントウルSでは阪神1200mレコードでの決着となっているように、馬場は高速です。
スローの瞬発力勝負になると厳しく思います。
ただ自在性もある馬なので、チューリップ賞のように前目で競馬ができればカバーできると思います。
ウィクトーリア(想定2人気)
フローラS勝利、オークス4着という成績に比べて、2歳時は札幌2歳S7着、赤松賞5着が見劣りします。
札幌2歳Sは馬場適性(かなりタフな馬場は向かない)と分かりやすいですが、赤松賞は馬場も軽く得意の東京コースでの敗戦です。
その敗因を考えてみると、一つはマイル戦という距離です。
オークスでも好走できているように、この馬の最大の武器は長くいい脚を使えることだと思っています。
新馬戦と2戦勝目は逃げての勝利ですが、脚質は違えど好走しているフローラS、オークス同様長くいい脚を使っての勝利でした。
スパッと切れる瞬発力はないのですが、じわじわと上がってくるようなスピードの持続力で結果を残してきています。
今回は賞金面で足りていることから、美浦所属ながら関西圏での競馬未経験ということもありローズSに臨むのだと思われる。
高速馬場はフローラSで適性を証明ですし、坂のあるコースも中山で勝利経験があるので苦にしないでしょう。
気になるのは1800mという距離で、マイル戦で敗れているだけにこの馬からいたら若干長いかなという印象を受けます。
なるべくスタミナ勝負に持っていきたい馬なので、距離は長いほうが良いでしょう。
それを考えると秋華賞よりもエリザベス女王杯向きでありそうです。
シゲルピンクダイヤ(想定3人気)
桜花賞・チューリップ賞でそれぞれ2着と好走していて、かつダイワメジャー産駒といういかにもマイラーです。
阪神コースは得意ですし、瞬発力勝負なら世代屈指です。
キャリア5戦で上がり最速を3回マークしており、桜花賞では上がり最速で32.7という鬼脚を繰り出しています。
前走オークスは明らかな距離適性によるもので、4角時点でムチを入れていたので長すぎました。
ということで問題となってくるのが1800mという距離をこなせるかということです。
最適距離はマイルなので200mの距離延長となるわけですが、道中はじっと後方で脚を溜めて最後の直線にかける競馬をするのが最も確率が高いと思います。
オークスでは中段辺りに位置し、追走するので結構な体力を奪われていました。
それを踏まえると、道中は末脚があるので最後方でも良いくらいの感じで乗り、しまいの脚にかけるのが良いと思います。
ローズSは前哨戦的な意味合いの強いレースですので、無理せず展開はスローになりやすいですので、その点はシゲルピンクダイヤ向きなレースではあります。
以上、第37回ローズステークス~甘く危険な人気馬たち~編でした。
セントライト記念編もお楽しみに!
ご覧いただきありがとうございました。
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