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【全頭分析】短距離戦は分析しがいがある~早池峰スーパースプリント(2020,盛岡競馬)~

※予想ブログではないので予想は載せていません、見解を載せていますので皆さまの予想の参考にしてください(予想は当日にTwitterに載せています)

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
デイリー杯第5回早池峰スーパースプリント(M2)の全頭見解をしていきます。
こちらは地方競馬スーパースプリント2020指定競走の初戦となります。
盛岡競馬場は地方競馬にしては1周1600mとゆったりとしたコースで、地方で唯一マイル戦をコーナー2つでできる競馬場です。
芝コースもありますしね、いつか行ってみたい競馬場の一つです。
それでは早速全頭見解に行きましょう。

早池峰SS見解

1エイシンテキサス
今回の逃げ馬。
スタートからの出脚は随一で、1000m以下の短距離戦でも逃げられている。
最内1番枠を引いたので、強引にでも逃げるであろう。
近走は1300~1600m辺りの距離を走っているが、中央時代も1200mで1勝、1000mで2勝しているように、距離は短ければ短いほど良い。
逃げれば好走、逃げられなければ凡走のピンかパーの馬なので、問題は逃げられるか。
今回の他の逃げ馬候補は10ミラクルダマスク。
前走水沢850m戦(B1)で逃げている。
スタートは速いがそこからの行き脚はそこまでではなく、前走もスタートで1馬身ほどリードするも、そこから2番手以降に差を詰められている。
結果的に2番手の馬が引いたので逃げれているが、スタート+行き脚でみればエイシンの方が速いと思われる。
エイシンはOPクラスでの逃げ実績があるのに対し、7ミラクルの前走はB1クラス。
軍配はエイシンにあがるだろう。
盛岡では1200mで4着、芝の1000mで勝利経験がある。
左回り・距離は問題なく、逃げられる可能性も高い。

10ミラクルダマスク
南関競馬から移籍してきた馬で、前走が移籍初戦。
水沢850m(B1)で逃げて勝利している。
南関時代には2~3番からでも好走しているので、1枠エイシンとの兼ね合いも考えて今回は控えるのでは。
近走の2桁着順は大井1200m戦の14,11着。
14着の時は前半の追走で体力を消耗、11着の時は直線半ばで失速。
今の本馬にとっては1200mでも長いのかもしれない。
また、いずれのレースもパンパンの良馬場で砂ぼこりが舞うほどであった。
パワーのいる馬場よりも、少し湿った馬場の方が得意。
5走前の川崎900m戦は不良馬場で勝ち馬に0.5秒差の3着と好走している。
1000mの距離は〇、あとは馬場状態。

7サーストンヒーロー
盛岡1000mは3戦3勝と相性の良い舞台。
前走水沢850m戦で3着に敗れているが、それまではこの舞台も2戦2勝だった。
とにかく短距離適性は高いが、近走は調子を崩している。
2走前から先行力が失われており、前々走は1400m戦にして道中は4番手、前走も850m戦で離れた3番手だった。
もともと逃げor2番手からの先行で押し切る競馬が身上なだけに、自分の形で競馬ができないとさすがに厳しい。
出ムチを入れてでも前につければ残りそうだが、それは鞍上次第。
もしかしたら、の希望的観測で抑える程度に。

6コンサートドーレ
枠がなんとも微妙。
前走が岩手競馬再転入初戦。
水沢850mの短距離OP戦を勝利している。
この時10頭立ての7番枠。
南関時代での好走は大井の1200m戦(B1B2)で3着というのがある。
この時は大外16番枠だった。
この馬の弱点は砂を被ること。
砂を被るとズルズルと位置を下げてしまい勝負にならない。
前走も大井での好走も砂を被らない進路どりができており、それが好走につながっている。
今回は真ん中6番枠、気になるのは自身よりも外側の馬。
先行争いでぶつかるとしたら8ラブバレットくらい。
複数頭で外側から押し寄せられて内に行かざるを得ない状況にはならなそう。
砂を被らないコース取りができれば前走のように結果は付いてくるはず。

8ラブバレット
前走スプリント特別(1300m)でまさかの4着敗戦。
岩手所属限定競走で敗れたのは2017年の絆カップ(2着)以来の出来事。
その前走は+11kg増という馬体重で、走りも重かった。
スタートから出ムチを入れられるも5頭立ての3番手。
定位置の逃げ馬の斜め後方を取れずに、逃げ馬から2馬身ほど離されて1角に突入している。
さらに2番手の馬が本来ラブバレットが取りたかった逃げ馬の斜め後ろを確保してしまったので、本馬は逃げ馬の後方で斜め前の外側に2番手の馬と挟まれる形に。
向正面で一旦下げて外に出した分仕掛けが遅くなり、いつもなら3~4角で先頭に立っているはずがまだ3番手のままに。
直線でも伸びを欠き、最後は後方からの馬にも差されての4着(5頭立て)。
出脚の悪さが最後まで響いてしまった敗戦で、その原因は馬体重にあったのではと思われる。
早池峰SS昨年の勝ち馬サインズストームに1秒以上の差をつけて勝てる能力の持ち主なので、能力は圧倒的。
ちなみにそのサインズストームは昨年2着に1秒以上の差をつけて当レースを勝利している。
馬体重のみ、475kg前後まで絞れていれば大丈夫だろう。

4タイセイブラスト
ゲートというよりも、出てからの行き脚の良さで前走は先行している。
その前走は岩手移籍初戦で水沢1300m戦。
ラブバレットよりも前で競馬をしているが、これはラブバレットの行き脚の悪さによるものと本馬の先行力両方によってなされたもので、本来ならば位置取りは逆だろう。
これまで1000m以下のレース経験がなく、激流の先行争い経験がない。
差す能力は高いので後半よりも前半がカギとなる。
どの位置を取れるか、追走できるか。
コーナー2つのレース経験が中央時代の2016年頃までさかのぼらないとないので、その点の判断が難しい。
ただ、キャリア50戦近くの経験で短距離経験がほぼないというのは、それだけ距離適性が短距離ではないということだろう。
近走のレースをみても息の入らない短距離向きには思えない。 

5リュウノヴィグラス
スタートは速いがそこから押していかないので、短距離戦では中段辺りからの差し競馬となっている。
ここ2戦はマイルを使っているが、本来の適正距離は1200m以下。
短距離戦とは戦法も異なっているので、特に気にする必要はない。
南関時代は船橋1200m戦を得意としており、左回りでワンターンという意味では今回と同じ。
差しという脚質も、起伏があってゆったりしたコース形態の盛岡に合っている。
ただ、今回そこまでハイペースにはならなそうで、1エイシンが単騎ですんなり逃げれそうなのはこの馬にとっては都合が悪い。
ペースが上がれば勝ち負けまであると思っている。

2トブガゴトク
短距離戦は得意で、中央時代には2勝クラスの1000m戦で2着という実績もある。
ただ、前走は騎手ハンデがあって54kgの出走で3着。
勝ち馬は今回も出走する6コンサートドーレ、タイム差なしの4着には3シャドウパーティー。
2kgの斤量差=約0.4秒なので、単純計算をするとコンサートドーレとは1.7秒差、シャドウパーティーとも0.4秒後方でのゴールとなる。
ここは相手関係的になしか。

9ミスティカル
昨年の5着馬。
後方からの追込馬なので展開に左右されてしまうのは否めないが、外枠を引いたのは良い。
スタートから馬群を捌く必要がなく、外々を回せばよいので距離ロスはあるが道中スムーズに運べる。
コーナー2つのワンターン競馬はスムーズさを欠くと、その瞬間終わってしまう。
ただ、近走不振は留意しないといけない。
1300-1400mで最も勝利を上げている馬ながら、前走は1300m戦で5着と調子を崩している。
距離短縮、盛岡替わりで好転するとは思えない。

3シャドウパーティー
良い頃に比べてスタートからの行き脚が悪くなっている。
今回3番枠と内枠にいなってしまったので、この脚質では非常に競馬がしづらい。
前々走水沢850m戦で10頭立ての7番手になっているように、今回も後方からの競馬となるだろう。
それでいて内枠だと進路の確保が難しく、追い出すのにも周りの状況が影響してくる。
思い通りに3~4角を回れるかと考えると、厳しいと思われる。
直線までインでひたすら脚を溜めて、直線の末脚にかける競馬で掲示板、が限界か。

11ボルドープラージュ
短距離戦だと先行力の差で位置が取れない。
2走前のスプリント特別(850m)ではスタートから追って追って位置を取ろうとしたが取れず。
結果的に3角で6番手となり、そのまま見せ場なく8着に敗れている。
マイル近辺活躍してきた馬なので、1000mでは適性違い。 

予想について

予想は見解の答え合わせ、競馬の醍醐味でもあります。当日の馬場状態を見たいのでTwitterで当日レース1時間前頃にツイートします。気になる方はそちらをぜひ!& Follow me!!

以上、デイリー杯第5回早池峰スーパースプリント(M2)全頭見解でした。
ご覧頂きありがとうございました。

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