中山牝馬Sは調子と斤量や!~第38回中山牝馬S(2020)ふわっとデータ分析~
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
土曜日は第38回中山牝馬ステークス(GⅢ)です。
とにかく難しいので、こういう時はデータに頼ってみます。
というか、今回のブログに関してはデータだけを頼りにしています。
そういううがった見方をしてください。
ハンデ戦でかつ牝馬限定重賞と、その条件だけで予想の難しさがわかるレース。
近年のレース傾向からも、勝ち馬と0.5秒差以内が昨年は10着、2018年は8着、2017年が10着までと、ゴール前までごちゃっと入り乱れて終わります。
展開一つで結果が変わるとはよく言いますが、まさに中山牝馬Sはそんなレースなのです。
0.5秒の中に10頭も入ってしまうほどの混戦なのでね、そりゃ難しいですよね。
では、そんな中で上位に来る馬はどののような馬か。
過去のレース内容からある仮説を立てました。
①斤量
②前走勝ち馬とのタイム差
この2点が重賞だと思います。
ゴール前まで混戦ということは、一つは斤量差で能力差を埋められていることが挙げられますが、もう一つには能力差がそこまでないということを示唆していると思います。
「牝馬は格より調子」という格言がありますが、これは実際にあります。
一度調子を崩した牝馬はなかなか立て直しが難しいです。
かつてはメイショウマンボや、最近復活の兆しですがソウルスターリングなんかはその類です。
逆に考えるとラッキーライラックア良く復活しましたね。
人間でも女性の方がヒステリックを起こしやすかったり、メンヘラは女性の方に使うことが多い気がします。
馬の場合も牝馬の方が精神バランスが難しいのではと推測しています。
男は単純ですらね(笑)。
なので、牝馬は調子も重要。
ということで、前走の勝ち馬とのタイム差はその指標になりえます。
タイム差が少なければ調子自体は良いと判断します。
0.5秒以内がその水準にしましょうか。
斤量
52kg以下の馬は連対率が非常に低く、過去10年で連対した馬はわずか1頭のみです。
なのでここは機械的に52kg以下を切ります!
残ったのはこの馬たち。
ウラヌスチャーム
エスポワール
カリビアンゴールド
コントラチェック
サトノガーネット
ソウルスターリング
デンコウアンジュ
ハーレムライン
フィリアプーラ
レッドアネモス
10頭まで絞れました。
前走タイム差
この10頭の中で前走勝ち馬とのタイム差が0.5秒以内なのは以下の馬たちです。
エスポワール(0.3秒)
カリビアンゴールド(0.2秒)
コントラチェック(勝利)
ソウルスターリング(0.3秒)
デンコウアンジュ(勝利)
なんと5頭まで絞れました。
せっかくなのでこの5頭の短評をしてみますか。
エスポワール(3.4)
前走ターコイズSは中山ハンデ牝馬重賞。
今回とは距離が200m違うだけで、立ち位置は似ています。
勝利したコントラチェックには0.3秒差をつけられましたが、3着馬には0.3秒差をつけています。
牝馬ハンデ重賞は着差が付きづらいですから、3着に0.3秒差をつけているのは評価できます。
斤量も据え置きなので、コントラチェック(1kg増)との差も少しは埋まるはず。
カリビアンゴールド(32.0)
中山では3歳時に紫苑Sであのディアドラにタイム差なしの2着経験があります。
あいてを考えると期待のできる戦績です。
前走は牡馬混合リステッド競走で2着、勝ったヴァルディゼールはシンザン記念の勝ち馬なのでレースレベルはそこそこですね。
その他にもアストラエンブレムやブラックムーン、プロディガルサンなど骨っぽい馬が相手でした。
想定では8人気なので、美味しい穴馬となりそうです。
コントラチェック(1.9)
中山では重賞2勝、前走ターコイズSに今回と同じ舞台のフラワーCにも勝利しています。
実績で考えれば断然ですね。
GⅠでこそ崩れていますが、それ以外では複勝率100%、中山は(3-1-0-0)で連対率100%。
勝つかどうかは別にして、切ることはできなそうですね。
ソウルスターリング(17.0)
前走中山記念で復調の兆しを見せる3着。
ただ展開の恩恵が強く、能力でもぎ取った3着とは言い難い印象です。
ココがまさに試金石になるレースで、好走できればヴィクトリアマイルの中心になれるでしょう。
デンコウアンジュ(17.0)
長く活躍する馬で馬主孝行ですね。
重賞は何だかんだで3勝。
その3勝が2歳、6歳、7歳。
素晴らしいです。
前走56kgで制しているので斤量は問題なく、あとは調子。
実は近走大崩れがなく、なめてかかったら痛い目に合いそう。
どうです?
雰囲気はありますよね。
ちなみに週末の予想では全く違うアプローチをします(笑)。
データor週末の私。
どちらを信じるか。
信じるか信じないかはあなた次第です。