【マイル争覇2021】アンタエウスProfiling~名古屋マイルが得意な理由~

初めましての方も、初めましてじゃない方も！
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。

名古屋1600mで行われるゴールド争覇(SPⅡ)。
今回は地元名古屋競馬所属のアンタエウスを特集します。
目下マイル戦２連勝中の彼ですが、その個性とは！？
それでは、名古屋マイルが得意な理由”アンタエウス”のプロファイリングをしていきます！！

アンタエウスProfiling

ここからは近走の内容から、本馬の個性について探っていきます。
特徴がわかると、とにかく名古屋競馬場ならマイルなんだなって分かりますよ！！

もみの木特別(特別,A2)2020/12/25

名古屋1600m=１着
前半4F52.9-後半3F39.3=1:44.9(２着馬1:45.5)
良馬場時のAクラス連対平均：1:44.1
トラックバイアス：±0.0

勝ちタイムは同クラス連対平均以下で、0.8秒差(=４馬身)と平凡以下。
トラックバイアスもなかったので、タイムはそのまま受け取ってよいだろう。
レースはスローの瞬発力勝負となった。
スローペースでありながら、勝ち馬の本馬は道中３番手、２着馬は先頭グループの４番手、３着馬は最後方からの競馬だった。

本馬は少頭数が大きな助けとなるり、スタートで中団以下だったが１周目の４角でまくってゴール前(１周目)では逃げ馬をマークする３番手まで押し上げられている。
これが勝利の大きな要因。
本馬はゲートの出が良くないので、多頭数となると後方に追いやられてしまうが、今回はそれがなかった。
向正面では馬なりで逃げ馬を捉えきり、３~４角は一人旅。
直線も２着との差を広げて勝利している。
道中の位置取りが功奏したレース。

寒椿特別(特別,A2)2020/12/11

名古屋1600m=１着
前半4F51.9-後半3F40.0=1:44.6(２着馬1:44.7)
良馬場時のAクラス連対平均：1:44.1
トラックバイアス：-0.9

良馬場ながらバイアスは強かった。
勝ちタイムはバイアスを考慮しなくても平均以下、考慮するとより凡庸なタイムである。
レースは前目有利。
勝ち馬の本馬は道中８番手、２着馬は逃げ、３着馬は３番手だった。
ペース自体はもみの木特別よりも速かったが、それでも５人気の逃げ馬が２着に残っているので、前が止まりづらい馬場だったのだと思われる。

本馬は苦しい中での勝利。
内枠２番からのスタートで、１周目のゴール前では前・横に壁ができて追い出しづらい位置取りとなってしまっていた。
スタートが上手くないのがアダとなった形。
鞍上も外に出すタイミングを窺っていたが、それは向正面に行くまでなかった。
向正面時点で位置取りは８番手と、前残りの展開を考えると位置取り的には最悪。
それでも向正面からスパートをかけると３~４角で逃げ馬との差を詰め、ゴール前で何とか差し切った。
差し切れた要因としては、上がりのかかる展開となったことが大きい。
スパッと切れる脚は持っていないので、タフな展開になったことで差し切れた。

総評とマイル争覇予想見解

本馬の特徴を一言でいうとはスタートが悪いピッチ走法の差し馬。
したがって、軽い馬場よりも時計のかかるタフな馬場を好む。
包まれると苦しくなるので枠は馬群に包まれづらい外枠の方が良いだろう。
名古屋1600mが(5-1-0-1)と非常に相性が良いが、その理由もこれでわかる。
名古屋1600mはスタートから最初のコーナー(４角)までの距離が短く前半のペースが落ちやすい。
スタートが悪い本馬からしたら、４角で差を詰めることができる。
寒椿賞のように馬群に包まれるとそれが難しくなるが、１周目のゴール前である程度逃げ馬との差を詰められれば勝利に大きくつながる。

また、馬場に関しては重いほうが良いだろう。
2020年のマイル争覇では瞬発力勝負で５着と結果が出ていないように、タイムとしての上がりの脚は持っていない。
時計のかかる展開での差し切りが勝ちパターンなので、時計のかかる馬場が合っている。

マイル争覇は名古屋1600mが舞台。
先述したように適性は非常に高い。
なおかつ枠も真ん中６番枠なので、寒椿賞のような位置取りにはならないだろう。
当日が時計のかかる馬場になっていれば３着以内は堅いと思われる。
逆に凡走するとしたら軽い馬場でスローの上がり勝負となった場合。
持ち時計は1:43.2と決して速くはないので、速い時計になってしまうと苦しくなるだろう。
当日のトラックバイアスが-0.2以上ならば、３着以内で狙いたい馬。
ちなみに名古屋競馬場の天気は、12日(火)の午前中に雨が降ったが、それ以降は晴れ予報。
本馬目線ならば乾いた馬場が希望。

以上、名古屋マイルが得意な理由”アンタエウス”Profilingでした。
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