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【園田競馬】12頭5分で読める兵庫ダービー(2020)全頭見解

※予想ブログではないので予想は載せていません、見解を載せていますので皆さまの予想の参考にしてください(予想は当日にTwitterに載せています)

こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
第21回兵庫ダービー(重賞Ⅰ)の全頭見解をしていきます。
1着賞金が昨年よりも700万アップで歴代最高の2000万と、園田競馬の勢いがそのまま出ている印象です。
地方競馬全体に活気が戻っていますね!
これまでの地方のダービーで最も混戦だと感じました。
穴党好みのレースなりそうですよ!

兵庫ダービー見解
逃げ・好位勢

9ステラモナーク
今回のにげ馬候補①。
もう一頭、7ディアタイザンとの競合となる。
直接対決の菊水賞では本馬が逃げているが、その時とは枠の並びが異なる。
菊水賞時は本馬が6番、ディアタイザンが9番。
今回と内外が逆であった。
テンの速さでは本馬なのだが、ディアタイザンは逃げて勝利、逃げずに敗れるというのを繰り返しているので、大一番の今回は何が何でも逃げてきそう。
この点に関してはディアタイザンのところで後述する。
そうなると逃げ争いがかなり激しくなり、共倒れもありうる。
テンの速い本馬が外から逃げを主張し、ディアタイザンが内で譲らないという展開。
どちらが逃げるにせよ、ペースは速くなるだろう。

ここからは本馬の特徴。
菊水賞(1着)では見られなかったが、前走のじぎく賞(5着)では道中行きたがるそぶりを見せていた。
結果的に最後の伸びを欠いたのはこれが原因だろう。
これは距離延長の今回においては懸念点となる。
同じ距離でも折り合いに違いがみられたのは、「馬場」が考えられる。
本馬だが、園田において良馬場での勝利経験がない。(名古屋である)
園田競馬場は良馬場と重馬場ではタイムが大きく異なり、馬場が渋るとタイムが一気に速くなる。
つまり、同じペースで走れば良馬場の方がスタミナを要するので直線で垂れやすい。
鞍上の心理として、菊水賞と同じペースでは持たないので道中ペースを落とそうとしたものの、馬は前走と同じペースで走りたがっていたために、折り合いを欠いていた。
実際に菊水賞とのじぎく賞は勝ちタイムが1.5秒も違う。
距離延長に伴い、良馬場だと折り合いかつスタミナ面での不安はぬぐえない。
仮に馬場が渋ったとしても、距離延長がプラスには働かないので、いずれにしても評価には注意が必要だろう。

7ディアタイザン
先述したように、逃げて勝利、逃げずに敗戦を繰り返しているので、3冠最終戦という今回は無理にでも逃げてくるのではないか。
テンの速さでは9ステラモナークに譲るものの、今回は枠の利があるので玉砕覚悟でハナを主張すれば逃げることはできるはず。
番手からでは菊水賞(5着)で結果が出ているように期待ができない。
仮に逃げれた場合も、これまでスローペースで逃げて勝利してきているので苦戦は必至だろうが。。
スローペースになることは考えられない。
ハイペースで逃げて好走できるかはかなり疑問。

10レッドシャリオン
前走は初めての中距離戦(1700m)だったが、スローペースで出遅れがありながらの5着は悪くない。
スタミナ面での不安はなさそうだし、本来は先行馬なのである程度の位置が取れていればという期待感は持てた。
重賞では4走前に園田クイーンセレクションで3着があるが、この時は9ステラモナークの逃げを道中3番手からレースができている。
先行力は重賞でも通用するだろう。
理想を言えばもう少し内枠が欲しかったところだが、穴っぽさとしては面白い。

12ピスバンド
先行力があるのでできれば距離ロスなく位置が取れる内枠が欲しかった。
大外枠だとどうしても外目を走らされる可能性が高く、前走兵庫CSや菊水賞のように内ラチ沿いを走ることが難しくなる。
前走で今回と同じ距離を走り、交流重賞で4着に好走しているので中心の1頭には変わりないが、これまでと変わった進路取りとなるのはマイナスだろう。
道中で上手くインに潜り込めれば戴冠まであり得る。

先行~中段勢

6ドバイキャンドル
前走のじぎく賞では9番枠と外目の枠だったからか、後方からの競馬を選んでいる。
決して先行力のある馬ではないが、好走した菊水賞(3着)ではスタートから押して行って先行グループの後方から競馬をしている。
これまでの好走もある程度前目での競馬で上手くいっているので、そういった意味では前走は不可解な位置取りだった。
今回は6番枠と菊水賞(7番)に近い枠が引けたので、ある程度前で競馬をするだろう。
前走からの巻き返しが期待できる。

8ガミラスジャクソン
中距離戦ということもあるが、近走はスタートが向上している。
前走兵庫CSではゲートは1番速いくらいだった。
そのおかげで道中は馬なりで中段あたりに位置することができており、最後の直線まで脚を溜められている。
前走の5着もそんなスタートの改善による好走だったように思う。
前々走菊水賞ではスタートから押して押していったことで道中折り合いに欠く場面があった。
それも前走で改善されているので、今回は期待ができる。
5走前にゴールドジュニアを後方から差し切っているように、しまいの脚はもともと良いものを持っていた。
それにスタートが上手くなったことで、位置取りが以前よりも前になり、中段からの差しで確実性が増した。
前走は決してフロックではない。

11イチライジン
前走菊水賞(4着)は道中の進路取り次第では2着まではあったと思う。
2着馬とは0.2秒差。
10番枠ということで終始外々を回されたことにより、道中内ラチ沿いを走っていた2,3着馬を捉え切れなかった。
因みに2,3着馬は8番,7番枠だった。
枠の差が出た印象。
ゴール後の脚色的には2,3,4着馬の中では本馬が最も良かったので、距離延長を歓迎なのは本馬だろう。
ただ、今回も外枠の11番に入ってしまった。
菊水賞2着馬のピスバンドがさらに外の12番枠に入ったので、ここでの逆転は十分に考えられるのだが。。
内枠ならばもっと評価を上げられた。 

2トライバルキング
4走前の1870m戦で不良馬場ながら1:59.7の好タイムで勝利しているので、持ちタイムという点では期待ができる。
ちなみに交流JpnⅡの兵庫CSの勝ちタイムは2:01.7(良)、中央馬のバーナードループが出したタイム。
それよりも2秒も速い。
このタイムを出した時は少頭数の7頭でのレースで、道中4番手という中段よりも前の位置が取れていることが勝利につながった。
向正面から自ら仕掛け、3~4角ですでに先頭に立てている。
しかしながら菊水賞では中段よりも後方の7番手で、同じような戦法を取ったものの他の馬と脚色が同じで位置をあげられていない。
そして3角に突入する頃にはすでに脚が上がってしまっている。
これはレースレベルの高さもあるが、道中の位置が後方になってしまっていて、仕掛けどころで思い通りに進めない為に馬がやる気をなくしてしまっている。
今回も同様に、まず位置が取れないので苦戦を強いられるだろう。

差し・追込勢

3カトゥール
テンの速さはないので、内枠だとスピードに乗る前に、前に壁ができてしまう。
なので後方からの競馬となるだろう。
前走のじぎく賞は出遅れているので参考外だが、好走した4走前の園田ユースカップ(3着)では5番枠からのスタートで道中は8番手となっている。
この時は終始インを走っており、3~4角でもうまく内をすくっている。
今回も内枠3番が引けたので、インで脚を溜めて直線にかける競馬ができれば好走のチャンスがある。
ハイペースで前が潰れて追い込んでくるイメージ。

1ジェッティー
戦績的に2枚くらい落ちる。
園田限定重賞では園田ユースカップで10着という戦績のみ。
ここは消しで良い。

5キクノナナ
前走のじぎく賞は出遅れながらの2着。
もともと後方からの馬なので、出遅れは脚質的には問題ないが、それでも他地区の難関や北海道といったレベルの高いメンバーが揃った中での2着は価値が高い。
今回ハイペースが予想されるので、こういった追込にかける馬にもチャンスはある。
前走は仕掛けどころの3~4角で最内を突いて、直線で外に出すという理想的なレースができていたが、それが今回もできれば前走の再現も可能だろう。
追込馬はレベルの高いレースの方がペースが上がるので映える。

4マルマルマル
実績が乏しいのでレース映像は見ていないが、距離適性でみても相手関係でみても力が足りない。 

予想について

予想は見解の答え合わせ、競馬の醍醐味でもあります。当日の馬場状態を見たいのでTwitterで当日レース1時間前頃にツイートします。気になる方はそちらをぜひ!& Follow me!!

以上、第21回兵庫ダービー(重賞Ⅰ)全頭見解でした。
ご覧頂きありがとうございました。

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