~第64回阪急杯(2020)人気馬分析~
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
今回は第64回阪急杯(GⅢ)の穴馬探しをしていきます。
現在の人気想定は以下の通り。(2/28時点)
1人気:ダイアトニック(2.8)
2人気:フィアーノロマーノ(3.8)
3人気:ステルヴィオ(4.7)
この上位人気3頭を分析していきます。
それでは行ってみましょう!
ダイアトニック(2.9)
・1400m(5-1-0-0)、左回り0勝
この馬は分かりやすい戦績でマイル戦よりも非根幹距離の1400mに強い。
全6勝のうち5勝が1400m戦で、連対率100%で2着は僅かに1回しかない。
その1回が左回りの東京1400mでのもの。
左回りはキャリアで3回走っているが(0-2-0-1)と勝てていない。
・左手前と手前替え
差し馬で左回りが苦手ということは、直線で右手前で追うことになる。
そこで右回りだと差し切れているが左回りだと差し切れていないということは、右手前だと伸び脚が鈍ると考えられる。
さらに、6勝の内5勝が京都外回りの1400m戦、1勝が阪神外回りの1600m戦。
勝利したスワンS、前走京都金杯の直線をみると、この馬は直線で手前を多く替える。
右回りのコーナーなのでコーナーでは右手前、直線に向くと左手前に替え、途中で右手前に替える。
右→左→右と直線で2回替えていることになる。
これは直線が長いことでできる芸当。
・阪急杯
阪神1400mで行われる舞台。
1400mという距離は絶好だが、内回りコースがどうか。
複数回手前を替えることで推進力を出す馬なので、直線の短い舞台となると割引が必要となる。
差し馬で後方からの競馬ということ、開幕週でイン有利の馬場状態も人気なるであろうから外を回す可能性が高くなるという点でマイナス。
瞬発力勝負に強いので直線は長いほうが良い。
フィアーノロマーノ(3.8)
・小回り巧者
勝利したダービー卿CT、前走2着の阪神Cはいずれも直線の短い小回りコース。
阪神1400mも前走阪神C2着のほか、1600万下でも勝利経験がある。
舞台適性は高い。
・パワーによる推進力
上がり3Fのタイム的には32秒台も出したことのあるスピードを持っているが、レースをみるにスパッと切れる脚というよりもパワーでじわじわと推進していくタイプ。
なのでスローの瞬発力勝負よりもペースが流れたスタミナ勝負の方が得意。
ダービー卿CT、その前に勝利したファイナルSは前後半3Fがそれぞれ33.9-35.2、34.0-36.0のハイペースだった。
・阪急杯
今回のメンバーを見ると逃げ・先行馬が少なくメンバー的にはペースは上がりづらい。
ただコース形態的にはスタートは平坦で、前半3Fは平坦となっているのでペースは上がりやすい。
展開が流れればかなり有力だが、スローペースだとキレ負けしそう。
スタートの出がまばらなので、出遅れる可能性も若干ある。
コース適性〇、展開△。
ステルヴィオ(4.7)
・もともとは瞬発力型
2歳~3歳春までは後方からの瞬発力で勝負する馬だったが、勝利したGⅠマイルCSでは道中4番手先行策を取った。
それでも明け4歳緒戦の中山記念では差し馬に戻っている。
前走安田記念も出遅れたということもあり後方から上がり2位の脚を使っている。
マイルCSの時は内枠を活かすために先行したと思われ、この馬の本来の脚質は後方からの瞬発力を活かす競馬。
ゆえに小回りよりも直線の長いコースの方が向く。
・阪急杯
鞍上含めコース適性に若干の不安が出る。
鞍上の丸山君は関東所属騎手で関西の騎乗経験が少ない。
ステルヴィオも小回りコースは得意舞台ではない。
ただスプリングS勝利、昨年の中山記念は勝ち馬にタイム差なしの3着と小回りコースが苦手というわけでもない。
今回は頭数が揃う分、後方からになると馬群を捌かなければならないので割引が必要。
以上、第64回阪急杯(GⅢ)の穴馬近走報告でした。
ご覧いただきありがとうございました。