【大高坂賞2021】ペガッソProfiling~特殊な走法のスプリンター~
初めましての方も、初めましてじゃない方も!
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
高知1400mで行われる㈱エフエム高知賞 第10回大高坂賞(重賞)。
高知県知事賞組が多い中、今回特集する馬はペガッソです。
実はメンバー中良馬場・重馬場における1400m持ちタイムNo.1。
そんな馬の個性とは!?
今回は特殊な走法のスプリンター”ペガッソ”のプロファイリングをしていきます!!
※①2021/1/15初公開
更新履歴
ペガッソProfiling
ここからは近走の内容から、本馬の個性について探っていきます。
木下智史競馬99特別(A-2)2020/12/20
高知1400m=2着
前半2F24.4-後半3F39.0=1:30.8(本馬1:30.8)
良馬場時のA連対平均:1:31.7
トラックバイアス:-0.9
勝ちタイムはトラックバイアスを考慮すると平均通り。
レースは差し有利だった。
勝ち馬は道中5番手、2着の本馬は逃げ、3着は4番手だった。
スタートから1角時点では3頭が逃げグループで、4番手以降が離されていた。
その3頭の内、馬券に残ったのは本馬のみで、その他は後続からの差し馬だった。
本馬は馬なりでハナを奪取。
前半で脚を溜めつつも、3角では勝ち馬にインから強襲され、4角では一度かわされる。
だが、直線で差し返す粘りを見せる。
最後はハナ差で差し返し切れなかったが、いったん交わされてからの差し返しという勝負根性を示した。
鳥取和牛特別(A-2)2020/11/23
高知1400m=6着
前半2F23.8-後半3F40.2=1:30.8(本馬1:32.4)
良馬場時のA連対平均:1:31.7
トラックバイアス:-1.9
不良馬場だったこともあり時計の出る馬場状態だった。
それを考慮すると、勝ちタイムは平均以下のタイムで大したことはない。
レースはハイペースの追込決着。
勝ち馬は道中5番手、2着馬は最後方(7番手)、3着馬は4番手だった。
上がりも40.2とかかっており、数字的にも上位勢の位置取り的にも追込有利ということがわかる。
本馬はスタートから馬なりで先頭に立つも、1角でアーチザスカイにかわされて道中は2番手で進める。
元々逃げ馬なので、あっさりとハナを譲ったのは意外だった。
前半から流れたこともあり、4角ではすでに脚が上がってしまっており、直線では見せ場なく馬群に沈んでしまった。
次走(2020/12/20)の激走を見るに、今回の敗戦は休み明けが大きかったのではないかと思う。
2020/7/19以来、4か月ぶりのレースで馬体重も+26kgとかなり大きくなっていた。
スタートこそいつも通りに決まっていたが、1角でハナを譲ったり、4角で脚が上がってしまったりというのは、休み明けで無理をさせない、叩き台だったのではと思わせる。
総評と大高坂賞見解
面白い馬です、走法が。
スタートでは非常に細かいピッチ走法で、これがハナを取るのを容易させながらも、スピードが乗り切るにつれてストライド走法に変わります。
なので、逃げ馬ながら1完歩が大きいストライド型の馬ということになります。
木下智史競馬99特別(2020/12/20)では4角で一旦交わされながらも差し返すという勝負根性を見せていますが、それもストライド走法だからこそできたのだと思います。
レースの大部分をストライド寄りの走法で走るので、どちらかというと軽くて時計の速い馬場好み。
テンのスピードに関しては、短距離戦でも馬なりでハナを奪えるほどのスピードを持っているので、それならば短距離向きです。
したがって、時計の出やすい馬場の短距離戦が最も高いパフォーマンスを発揮できる舞台かと思います。
大高坂賞はの舞台は1400m。
距離に関しては適性が高いですが、週間予報で高知では珍しく雨が降っていません。
なので良馬場で行われる可能性があります。
そうなると時計のかかる馬場となり、軽い馬場が良い本馬からしたらアンマッチとなります。
木下智史競馬99特別(2020/12/20)は良馬場でのレースながら時計の速い馬場状態だったのであまり参考にはならず、パンパンの良馬場でどういったパフォーマンスになるかは未知な部分があります。
ただ、今回は長距離の高知県知事賞(2400m)組の差し馬が多く、展開的には楽です。
短距離戦で先行力のある馬が少なく、有力馬はみな差し・追込脚質です。
ペースを落とした逃げができれば、残る可能性は十分。
おそらく4~5人気になるかと思いますが、人気以上に妙味はあります。
圧倒的1人気になるであろうスペルマロンとのワイドなんかは面白い。
3着以内ならば、オッズ次第では狙いたいと思える馬です。
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以上、特殊な走法のスプリンター”ペガッソ”Profilingでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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