⏳5頭5分で読める⭐️アンタレスS⭐️(2020)予想見解🏇💨
※予想ブログではないので予想は載せていません、見解を載せていますので皆さまの予想の参考にしてください(予想は当日にTwitterに載せています)
こんにちは、ぺち(@Pettit0116)です。
第25回アンタレスステークス(GⅢ)の見解をしていきます。
ここでは馬の特性と相手関係を中心に記していきます。
週中のブログ【前哨戦】では有力馬の前走内容を中心に記していますので、そちらと併せて読むとより皆様の予想の参考になると思いますので是非。
アンタレスS見解
逃げ馬はベストタッチダウン、次いで外枠のリワードアンヴァルやメイショウワザシが追随する形。
ベストタッチダウンは前走が前半3F35.6(重)、前々走が36.8(不良)で逃げている。
阪神の当日の馬場状態は稍重~重だと思われるので、35秒後半位で逃げるのではないかと思われる。
平均ペース。
阪神コースは直線が長めの352m、右回りでは中央10場で最長、国内で見ても大井競馬場(外)に次ぐ長さを誇る。
加えて直線では急坂もあるので差しが決まりやすい舞台。
1800m戦は正面スタンド前からの発走で、その急坂を2回上ることになるのでタフでもある。
スタート直後に急坂を上ることも、差しが決まりやすい要因の一つだろう。
7ベストタッチダウン(1.7)
【プラス要因】持ちタイム
阪神1800mの持ちタイムは1:51.0。
これはメンバー中4位だが、1・2位は2年以上も前に出したもので、3位のアナザートゥルース(1:50.8)は昨年のアンタレスSで出したものだが、その時よりも今回は2kg(0.4秒)重い斤量を背負わされる。
ベストタッチダウンが上記タイムを出したのは54kgだが、これは3歳馬による斤量なので、実質56kgに等しい。
なので持ちタイムで最も評価できるのはこの馬。
すんなり逃げられて、道中もストレスなく単騎で逃げられれば、3連勝の勢いのまま重賞制覇まで考えられなくもない。
【マイナス要因】上がり馬、展開&コース
個人的な考えになるのだが、ダート重賞において条件馬からの連勝で重賞制覇は難しいと思っている。
最近ではナムラカメタローが連勝で重賞制覇(佐賀記念)までいったが、カメタローの場合はリステッド競走を含んだ連勝だった。
3勝クラス、OP・L、重賞でそれぞれ高い壁があり、3勝クラス勝利からの重賞となると2段階昇格に近い。
加えてメイショウワザシのところでも述べたが、阪神外回りは差しが決まるりやすく、自身もスローに落としての逃げは連勝中の逃げ方を見る限りは考えづらい。
土曜の時点で1倍台の圧倒的な人気になっているので、逃げ馬でもありマンマーク気味にマークされるであろうし、条件上がりにしては条件がかなり厳しい。
それでも勝ってしまうようなら、今年のダート界の中心になれる逸材といっても過言ではない。
4クリンチャー(4.8)
【プラス要因】斤量、雨、展開、実績
ダート転向後は差し競馬に特化していて、2戦して上がりはいずれも最速をマークしている。
スパッと切れるというよりもロングスパートで長くよい脚を使うタイプなので、中山のようなスタミナ勝負になりやすいコース形態の方が向くが、前々走では阪神2000mでしっかりと2着を確保している。
今回はベストタッチダウンがある程度のペースで逃げると思われるので、前残りは難しく差し有利の展開になると思われる。
展開の恩恵は受けられるだろう。
ここまで斤量を背負わされながらしっかりと結果を残しており、前走は57.5kgだったのが今回は57.0kgになるのは単純にプラス。
雨が降ってくれるのも、もともと芝馬ということを考えれば地面が硬くなりスピード競馬になるのでプラス。
仁川Sではヒストリーメーカーという馬に0.1秒差で負けているが、この時の斤量差は3kgクリンチャーが重かった。
この馬は前走東海Sで6着に入っており、この時4着のアングライフェンとは同斤量でタイム差なしだった。
単純比較すると、クリンチャー>アングライフェンとなる。(1kg=0.2秒計算)
重賞でも勝ち負けできる下地は、実績面でも整っている。
【マイナス要因】相手強化
あとは瞬発力勝負でダート重賞実績がある馬たちと真っ向から遣り合えるか。
前走マーチSも重賞だが、ダ重賞勝ち馬はルールソヴァールのみ。
そのルールソヴァールも、重賞を獲ったのは2018年の話。
今回はダ重賞勝ち馬3頭、ほかにもチャンピオンズC、ダイオライト記念で2着のウェスタールンド、直近5戦でダ重賞2着3回のアングライフェンなどメンバーが明らかに強化される。
ただマーチSはハンデ戦で今回は別定戦なので斤量差は出ないのは斤量を背負わされるクリンチャーとしては良いことだろう。
さらに今回は強力な差し馬も多い。
強力な同脚質がいる中で、力を発揮できるか。
前々走仁川Sでは芝スタートのダ2000m戦なのでスタートからの行き脚が相対的に良く、距離も長いことでスタミナ勝負になった。
4角でもインを上手く捌けており、完璧なレース内容だっただけに、それ以上を期待するのは危険な香りがする。
3ロードゴラッソ(8.0)
【プラス要因】スタートの改善
浦和記念3着、佐賀記念2着、東京大賞典でも5着、前走名古屋大賞典では勝利と、近走は1線級相手に掲示板を外していない。
安定感が増した理由の一つに、スタートの改善が見られる。
直近3走では、交流重賞だが常に道中5番手以内で競馬ができている。
それはGⅠ東京大賞典でも然りなので、以前に比べて前目で競馬ができるようになったのは戦績に安定感を生んでいると考えられる。
スタートが上手くなればレース内での選択肢が単純に増えるので、スタートが良いに越したことはなく、特にロードゴラッソのような差し脚質ならばなおさらである。
その真髄が出たのが前走名古屋大賞典(1着)で、位置取りの差がもろに出たレースだった。
先行馬の後方から単騎で走れており、仕掛けどころでも競られることなく楽な競馬ができている。
もともと末脚は持っているので、好位差しができるようになった。
【マイナス面】斤量
前走の勝利で斤量が57kgになった。
前々走佐賀記念、3走前東京大賞典で同斤量で好走しているので、斤量が絶望的な重荷になることはないが相対的には不利となる。
その斤量を埋めるほどの能力があるかどうかだが、そこまでの強さは感じない。
馬格もダート馬にしては軽い470kg台であるし、前走は脇役的な立ち位置で展開が向いた勝利、2走前は本命馬で力でねじ伏せにいっての2着なので、もうワンパンチ欲しくなる戦績。
6アングライフェン(30.4)
【プラス要因】斤量、コース替わり、展開
重賞2着が3回もありながら勝利がないので今回は56kgで臨める。
勝ちきれないとも取れるが、斤量面は素直に有利だろう。
前走名古屋大賞典ではスタートからの行き脚が付かずに後方からの競馬になりながらも、2周目向正面で押し上げていき勝ちに行く競馬での2着。
ロードゴラッソがごっつぁんゴールで勝ったようなレースで、中身の濃さではアングライフェンの方が良かった。
向正面で仕掛けたことにより3~4角では大外を回され、超小回りコースの名古屋競馬場なのでかなり不利なコース取りとなった。
それも勝ちに行ってのものなので致し方ない面があり、後方からの競馬の弊害が出た形となった。
つまり前走は差し馬には難しいレースで、その中での2着というのは評価できる。
今回は直線の長い阪神コースなので差しが決まりやすく前走のような無理をする必要もない。
昨年のシリウスSでは直線が開かずに2着、この時の勝ち馬ロードゴラッソとは2kgハンデがありながらタイム差なしと、最も馬のパフォーマンスが高かったのが阪神コース。
アングライフェンは阪神に最も適性がある。
展開も流れると思うので〇。
【マイナス面】ローテ
正直不安要素が見つからなかった。
極端なスローペースの前残り、不利、大きな出遅れなど、極端なことが起こらない限りは大丈夫ではないかと思われる。
強いてあげればローテか。
昨年のシリウスSから使い詰めてきていて、今回で6戦目。
ただ1~1か月半位のペースで使われているので、そこまで無理のあるローテではない。
16メイショウワザシ(55.9)
【プラス要因】前走内容
前走マーチSは差し有利の競馬。
勝ったスワーヴアラミスこそ道中3番手の先行でしたが、2着クリンチャーは道中13番手、3着レピアーウィットは14番手でした。
その中でメイショウワザシは道中2番手で勝ち馬に0.5秒差の5着。
直線も外が伸びていたトラックバイアスなので、最内を走っての5着は高く評価できます。
斤量も56kgとそこそこ背負わされていたので、強い内容でした。
【マイナス要因】枠、展開、コース替わり
前走も大外15番枠(16頭立て)でしたが、今回はさらに外の16番枠(16頭立て)。
逃げ・先行脚質のこの馬にとっては試練でしょう。
スタートは上手いので先行はできるでしょうが、1角までにどれだけ体力を使わずに位置を取れるかという観点では、外枠は単純に不利です。
展開的にも前走同様差し有利で、阪神コース替わりでそれはより顕著になると思われる。
予想
予想は見解の答え合わせ、競馬の醍醐味でもあります。当日の馬場状態を見たいのでTwitterで当日12:00頃ツイートします。気になる方はそちらをぜひ!& Follow me!!
以上、第25回アンタレスステークス(GⅢ)予想見解でした。
ご覧頂きありがとうございました。