準備をしておくこと
[名](スル)物事をする前に、あらかじめ必要なものをそろえたり態勢を整えたりして用意をすること。「実験の準備を進める」「心の準備」「会議資料を準備する」「準備万端ととのう」「下準備」
辞書より引用。
わたしが行っている活動は「準備」しておくことの大切さについて伝える、考えてもらうことが多い。
まぁ、当たり前のことと言われればそれまでなのだけど、日々の仕事が増えれば増えるほど準備は疎かになるもの。
準備が足りないことでパフォーマンスもクオリティも低くなる。臨機応変に、とか柔軟に、とかそういう問題では片しきれないこともある。
その場凌ぎで場当たり的な対応をすればするほど、物事はうまくいかなくなるもの。
その準備が功を奏してうまくいく場合もあれば出番がない場合もある。
もちろん準備したにもかかわらず、結果うまくいかない場合も。(きっとそのときは落ち込むだろうね
先日のnoteに、自分の持つ引き出しの話を書いた。
準備自体が自分の引き出しとなって、その時に使わなかったとしても必ず役に立つ時が来るもの。
損は絶対にないと思っている。
たとえば、のちに詳しく書くけれども…
ポジティブディシプリンプログラムという、カナダ生まれの、子どもを育てる親支援プログラムがある。
直訳すると「前向きなしつけ」
サブタイトルは「怒鳴らない、たたかないしつけ」
どんなことをプログラム内で伝えていくかというと
子どもの年齢による発達や心理などを学んでおくことで、これから起こりうる子育ての問題に大して心構えをし、実際に起きた出来事を出来るだけ客観的事実として対応、解決する。
ざっくりとした説明です。
他にも重要なポイントがあるのだけれども、それは後日。
学んでおくことで、これくらいの子どもはこう感じ、こういう状態だということが事前にわかっているため、カッとなった脊髄反射、感情的反応で対処することが減るわけですね。
予期せぬ出来事が起きると、冷静な判断ができないのは当たり前のこと。
子育て中はこの「予期せぬ出来事」が本当に多い。それがたとえば大変な事件ではなくても、だ。(本人にとっては大事件なこともあるね
子どもの発達や心理について知ることは、子どもへの理解を深めること。そして知っていれば知っているほど、引き出しは増える。
引き出しが増えると、不思議と心に余裕が生まれる。
心に余裕が生まれることで、叩いたり怒鳴ったりするなどのしつけをしなくても済む(ことが増える
たたくのを我慢しろ!
怒鳴るのを我慢しろ!
ではないんだよ、そうじゃない方法をたくさん持っていることで、それをする選択をしなくなるようにしていくの。
準備をすることで、自分自身の選択肢が増える。
これしかないと思わないで。その方が気持ちは楽になるよ。
子どもとの関係を作っていくのに、怒鳴るのもたたくのも必要ない。(そんなわたしも、怒鳴る、たたく、やりそうになる
さて、明日の準備をしてから寝ようかな。