「セックス・エデュケーション」シーズン3 EP8 挿入歌
Episode8の挿入歌一覧です。
1,、Summer Wine / Nancy Sinatra & Lee Hazlewood (1967)
オープニング曲。ノンバイナリーのレイラがさらしを巻くために苦労している。
ナンシー・シナトラの日本での受容についてはブログで書いている方がおりました。へー。(ヒット曲けんきゅうしつ)
騙す女と騙された男の物語で、デュエット曲になっている。内容というより、男女の声が行き来するのをレイラにあてたかったのか?解釈が乱暴ですがそのようにも考えられる。
2、I'll Never Let My Girl Go / Noble and The Matadors
音源なし。というかこのバンドの情報が全然でてこない。
解説しているサイトここしかなくない?そんなことある?
しかも曲一覧の中にドラマ中の曲は入っていない。有識者求む。
シーンとしてはリリーがようやく学校に向かったところの車内で、イントロ〜少しメロに入ったところ、少ししか使われません。
3、Milkshake / Kelis (2003)
ヴィヴィアンが彼氏と登校。彼氏の魅力をこれでもかと見せつけながら熱くキスをする。
このシーンはMVのパロディという感じもします笑。こちら(r&b source)によればMilkshakeとはホットな女性に対して使われるスラングのよう。歌詞も男たちを惹きつける私!みたいな感じでちょい過激め。
4、I Get Along Without You Very Well / Chet Baker(1956)
「別れるのか?」というアダムの問いに「そうだ」とエリックが答える。
歌詞和訳はこちらを参照(僕のヴログ)
このドラマでごりごりのジャズが流れるのは珍しい。中性的ともよくいわれるチェットの甘い声が響きます。しかし、このシーンの最後にあてられた歌詞がやばい。「Except perhaps in spring, but I should Never think of spring For that would surely break my heart in two」
心が壊れてしまいそうだから、、、
5、 Hands of the Devil / Eerie Wanda (2019)
キャルがレイラに、胸のサイズを抑えるインナーを着てもらっているシーンでうっすらとBGMで流れている曲。
6、Save Me / Aimee Mann (1999)
アダムによるドッグレースの大会がはじまる中、アダムがエリックにあてた詩が詠まれる。「心(ハート)を教えてくれた君に 感謝している」、と締めくくる詩の中で、それぞれの関係や自分を取り戻す人々に映像が切り替わる。
こちらの方のブログに思わず唸ってしまいましたが(オレのユリイカ)、この解釈はまんまこのシーンにあてはまる。
save meと言いながら、そして相手がどんなに自分にとってすごい存在だと認めていても、でも決して救ってはくれないのだという諦念。
7、Moanin' / Art Blakey & the Jazz Messengers(1958)
料理にいそしむグロフ(元)校長のシーン。
日本でもおなじみのジャズナンバー。
8、The Ballad of El Goodo / Big Star (1972)
オーティスに別れを告げ、留学へと向かうメイヴ。シーズンラストの一曲。
Big Starは、日本では知る人ぞ知る、というような扱いを受けているよう。
歌詞を一部引用します。「but they'll get theirs and we'll get ours if you can」——彼らは彼ら、私たちは私たちのものを手にすることができる。
逆境すぎる状況でも突き進むことを鼓舞する曲ですが、誰かにとやかくいわすなと、他人との関わりについて歌っています。
とにかく前へ!!
シーズン3は以上です。次からファイナルシーズンの解説に入ります。