市場での勝ちパターンがわかるFCH分析とは?!Instagram運用に必要不可欠なPetrel流競合分析
こんにちは、Petrel(ペトレル)編集部ののんのんです。
今回は、PetrelのInstagram(インスタグラム)運用における、競合分析のノウハウを書いていこうと思います。
メディアアカウントが急増している中で、アカウントを伸ばし続けるためには、ライバルとなる他アカウントのリサーチが必要不可欠...!
フォロワー数23.7万人を突破したPetrelがアカウントを成長させ続けるために行っている競合調査のHOW TOをご紹介したいと思います。今回大切なポイントは以下2つ。
・エンゲージメント率が5%以上の投稿に注目
・F=フォロワー・C=構成・H=ハッシュタグに分けた競合の分析
競合分析をすることでInstagramにおけるメディア業界がどのようになっていて、その中でPetrelのサービスがどのような立場にあるのかを把握、今後どのようなユーザーをターゲットにするか、どんな投稿内容にしていくかを考えることができるというわけです。
インスタのフォロワーを増やしたいが、「一体どんな投稿が人気なのか」「ユーザーが何を求めているのか」がわからないという方、アカウント運用をはじめる時やフォロワー数が伸び悩む時、役に立つnoteにできればと思います。
今回はPetrelの場合を中心にご説明していきます。
ー Instagramメディアアカウントの市場規模ってどのくらい?
Instagramのユーザー数は、現在全世界で約10億人と言われています。数字が大きすぎてよくわかりませんね。
その中で、日本国内のユーザー数は約3,300万人。4人に1人はインスタをやっているということになります。メインユーザー層は20代~30代、特にZ世代といわれる若い世代はインスタアカウントを持っていて当たり前になっていますよね。
Instagram内は個人のアカウントや企業アカウント以外に、Petrelのような情報発信型のメディアアカウントなどが数多く存在します。2019年頃から爆速で増えている印象...。
ざっくり調べただけでもこんなにたくさんの類似アカウントがあるんです!!!
この中で「このアカウントをフォローしたい」と思ってもらう必要があります。
Petrelのようなメディアアカウント市場のメインフォロワーは10代後半〜20代後半の女性。写真映えする流行りのお洒落なカフェやスポット、おうち時間や休日の過ごし方のヒントとなるようなライフスタイル系の情報を求めてフォローしてくれる人が多いです。つまり、今流行っているもの/ことを誰よりも早く知れる”トレンディーな情報”がニーズと考えて良いでしょう。
さらに、以前のInstagramは「情報」よりも写真自体のお洒落な「デザインやイメージ」といった視覚的なニーズが多かった印象ですが、2020年に入ってから画像に文字情報がたくさん入った雑誌のような投稿が多くなり、ユーザーは「知りたいことがより詳しく、よりたくさん知れる」投稿を求めているように感じます。
ー 競合アカウントの設定の仕方
この中から自分の競合となるアカウントを探しましょう。これからアカウントを立ち上げる人やまだ十分にフォロワーがいない人は、ベンチマークにしたいアカウントを見つける際に便利な方法があるのでご紹介します!
自分のアカウントを開き、フォローチェックの隣にある▼をクリック。
そうするとInstagramがそのアカウントと類似した投稿をしているおすすめのアカウントを自動で表示してくれるんです。
右端のすべて見るを押すと80個ほどの類似アカウントがズラりと出てきますよ。
これらのアカウントを実際に覗いてみて、投稿内容や、よく使っているハッシュタグから特にターゲットが近そうな競合アカウントをピックアップします。
出てきたアカウントの中から、目指したいフォロワー数を持っているビッグアカウントを2~3個、平均エンゲージメント率が高いアカウントを3~4、今の自分のアカウントと同程度のフォロワー数のアカウントを1~2個程度厳選してトータル5~8アカウントほど選んでみましょう!
競合アカウントをピックアップしたら、いよいよ分析開始。
投稿分析には主に3つの方法があり、フォロワー数・構成・ハッシュタグを確認することをおすすめします。
Petrel流の分析方法。その名も、、、
ー F(フォロワー)・C(構成)・H(ハッシュタグ)分析
このFCH分析を行えば、競合アカウントそれぞれの特徴や、市場全体の傾向なども見えてきます。
市場のユーザーに人気の構成や、アクティブなハッシュタグを参考にして自分のアカウントに反映できれば勝ちパターンが見えてくる分析方法なので、さっそく一緒にやってみましょう!
ーF.フォロワー分析
こちらは、2021年1月~3月までの競合アカウントのフォロワー数の増減を比較したグラフになります。(MASAI)
アカウントごとに見てみるとよりわかりやすいかと思います。
直近で伸びているアカウントと、そうでないアカウントがあることがわかります。
気づいている方もいるかと思いますが、競合アカウントを決める時はフォロワー数が多いほど参考になるアカウントというわけではありません。フォロワー数の増減や推移、投稿ごとのエンゲージメントを指標にして勢いのあるアカウントを探す方が自分のアカウントを伸ばす参考になりますよ♩
ちなみに、私はPetrelのフォロワーが伸び悩んでいた時に競合のF分析と比較したら、他のアカウントも同じ時期にフォロワー数に大きな変動があり、インスタグラム全体のアルゴリズムの変更に気付いたことも...!
さて、直近で伸びているアカウントに関してはどんな投稿でフォロワーを獲得しているのか気になりますよね!次は投稿内容について分析していきます。
ーC.構成(投稿内容)の分析
こちらは、競合アカウントの直近1ヶ月の投稿を上からエンゲージメントが高い順に並べたtop3にになります。(MASAI)
スマホアクセサリーを扱った投稿のエンゲージメントが最も高く、続いて韓国のレストランやカフェが続いていますね。
エンゲージメント率は基本的に「5%を上回と高エンゲ、1%を下回ると低エンゲ」と意識しておくと、アカウントの中でどんな投稿が人気なのか仕分けやすいです!
もっとも人気の投稿だったスマホアクセサリーを調べてみるとヒットしたワードが「#キーリングハンガー」。まだ投稿の件数は少ないですが、クリエイティブをみる限り文字入れされた投稿が多く、トレンドに敏感がアカウントが注目しているキーワードに間違いなさそうです!
写真だけを見てみるとチェーンがついたスマホケースのや蝶々のパーツがついたデザインのものにいいねが集まっているみたいです。
こういった今は件数が少なくても投稿数が伸びてきてるハッシュタグを敏感にキャッチして、どこよりも早く投稿することで高いエンゲージメントに繋がるのかもしれません。
こちらは、その日ごとに件数が増えているハッシュタグや関連のワードデータの抜粋です(MASAI)
ここでHOT!になっているハッシュタグを追うことでまだ投稿件数が少なくても、注目が集まっている投稿をチェックすることができます。Petrelではここで見つけた投稿が実際に伸びることも多いです!
人気投稿を作るにはハッシュタグのチェックも重要な様子。
続いてはそのハッシュタグについても分析をしていきましょう。
ーH.ハッシュタグ分析
こちらは、競合アカウントの直近1ヶ月の投稿に使われたハッシュタグを、いいねが多かったもの、コメントが多かったもの、使用回数が多かったものごとにランキングしたデータになります。(MASAI)
この1ヶ月間では「#思い出作り」や写真の撮り方に関する「#自撮り」「#男朋友支架」といったハッシュタグがついた投稿にいいねが多く集まった様子。
さらにコメントTOP5の「1位 #アクセサリーブランド」「2位 #アクセサリーケース」のハッシュタグを検索してみると、投稿日(2021/3/20)から約1ヶ月ほど経っているのにもかかわらず、トップの投稿でもっとも上位の部分に投稿が載っていました!
アルゴリズムは定かではありませんが、コメントがたくさんつくことでハッシュタグ一覧のトップに載ったのかもしれません。
あるいは、アカウントのフォロワー数に対して3%~15%くらいのボリューム感でハッシュタグを選ぶとトップの投稿になりやすくる傾向もあります。
このように見ているとユーザーがアクティブなハッシュタグの把握にもなりますよね!
1つずつ競合アカウントの投稿や使っているハッシュタグを分析して、この市場での人気コンテンツの傾向や、アカウントごとにどんな層をターゲットにしているのかを探っていきます。
そのアカウントが大切にしていそうな世界観や統一感をクリエイティブから読み取ることも重要!オーガニックの素材なのか、UGCを使っているのかのリソースを確認したり、写真の明るさや加工に使う文字のフォントなどの雰囲気作りは、アカウントの提供価値にもつながります。
さらには、競合アカウントがどんな投稿でフォロワーを増やしているのかを確認することで、自分が投稿する際の投稿内容の参考にもなります。逆に、他のアカウントで反応が鈍い投稿をチェックできれば、わざわざ似た投稿をする必要はないので、より効率的に自分のアカウントを運用できるはずです。
...FCH分析してみるとなんとなく競合の運用戦略が見えてきませんか?
ーまとめ
競合分析とは・・・
競合するライバルアカウントを分析することによって、自分のアカウントを成長に導くヒントを見つけ出す。
競合アカウントの設定は・・・
・目指したいフォロワー数を持っているビッグアカウント:2~3個
・平均エンゲージメント率が高いアカウントを3~4個
・今の自分のアカウントと同程度のフォロワー数のアカウントを1~2個
競合のFCHを分析・・・
ライバルのフォロワー・構成・ハッシュタグを分析することで人気の投稿内容なアクティブなハッシュタグを参考にできます。
Instagramという新しいものを追い求めて変化し続けるSNSの中でさらにトレンドに敏感な若年層をターゲットにしたメディアアカウントの運用は常に分析を重ねていかなければ、あっという間においていかれてしまいます。。。
自分のアカウントを分析することも大切ですが、常に競合の動きに気を配って自分の立ち位置を把握することが成長への近道になるかもしれませんね!
また、現在私達が使用している分析ツール「MASAI」を使ってみたい!という方がいらっしゃいましたら、お気軽に下記フォームからご連絡くださいませ。
自分のアカウントでどんなコンテンツが求められているか知りたい、最適なアカウントの運用方法が知りたいという方もお気軽に下記フォームからご連絡いただけますと幸いです。
さらにアカウントの代理運用やSNSのコンサルなどアカウントに合わせた最適なプランもご提案しております。
また、Petrelでは商材を10代から20代の流行に敏感な女性に訴求するお手伝いもしております。
こちらにご興味のある方もお気軽にご連絡ください!
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