パスチャーが考える、Instagram分析ツールの選びかた
こんにちは、株式会社パスチャーのayaです。
最近、個人・企業をとわず、「Instagram分析ツール」のお問い合わせが増えてきたので、ツール選び方のポイントをお伝えしてみたいと思います!
ちなみに、パスチャーでも分析ツール「MASAI」を出していますが、最後の「パスチャーが重視すべきと感じたポイント」以外はあくまでも中立で書こうと思いますので、ご安心ください。(もちろん検討いただけると泣いて喜びます...!)
疑問①Instagram分析ツールのデータって、どれもほとんど変わらなくない?
この疑問が、いただく回数堂々の1位です。もうめちゃくちゃ聞かれます。
私ももうトータル20種類ぐらいの分析ツールを見ていますが、はっきり言います、分析ツールで見られるデータは、どれもほとんど同じです。
えええ!って感じですよね。
もちろん、高価格帯のものは充実した機能があったりするのですが、月数千〜数万円のツールだと「フォロワーのグラフがあるでしょ、ハッシュタグの実績値わかるでしょ、投稿が数値で並べ替えられるでしょ、...」といったように「どんなデータが見られるか」という観点で見ていくと、本当に同じです。
これは、きちんと理由があります。Instagram(Facebook)はデータの扱いに厳しい会社なので、私たちのようなツール提供者は、Instagramから「使っていいよ!!」って言われたデータしか使えないんです。(このデータを、Faceboook グラフAPIといいます。)
逆にいうと、「使っていいよって言ってないデータは、絶対使うなよ」ということなのです。
なので、そのルールを遵守すると、ツールが表示できるデータの種類は似通っているのです。
ただし、これは「どんなデータが見られるか」の話で、「取得したデータを、どうやって表すか」は、ツールによってかなり差異があります。
例えば、MASAIでは、画像データを取得し、その画像データをさらに分析することにより、特徴的な色味を抽出したりして、「人気のカラー」としてお見せしています。そのように、「どういう形でデータが表されていると、私たちは改善点が見つけやすいのかな?」と思いながら見ていくと、ツールごとの違いがわかりやすくなります。
疑問②インサイト機能があるのにわざわざツール使う意味ってあるの?
これも堂々の2位(?)の質問ですね。でも私もツールを実際に触ってみるまでは内心こう思ってました。そのことはパスチャー内では秘密です。たぶん。
Instagram初心者さんのために少しご説明すると、Instagramには「Instagramインサイト」という、ビジネスアカウントにすると無償で使える解析ツールがあります。以前はスマホアプリ内だけで見られていましたが、最近PCでも見られるようになりました!(正直、ツールの強みが一つ減っちゃったので、私、焦ってます、、)
これでもある程度データは見られるので、「インサイトで見られるんだから、ツールいらないじゃん!」というご指摘をいただくのは当然に思えますよね。
結論からお伝えすると、「インサイトでささっと分析できちゃう方は、インサイト使えばOK!」だと思っています。
実は、Instagram分析ツールがやっていることは、やろうと思えば、インサイトのデータを一つ一つ見て、手入力して、それをうまく整形してグラフ化して、という形で7割ぐらいはできます。やろうと思えば。
ただし、
・手入力とか、グラフ化とか、チマチマやってる時間なんてないよ
・インサイトを見たところで、どの数字をどう活かせばいいのかわからない
という方は、ツールを検討してみてもいいのかな、と思います!
なぜならInstagram分析ツールのメリットは、以下の2点が大きいからです。
①分析が得意じゃない人でも、改善点が見えやすくなる
②ほっといてもデータを抽出・整形してくれるので、工数が削減できる
(他にも、閲覧できる過去データの期間だとか、インサイトでは見られないデータが存在したりとか、細かいところはあるんですが、長くなるので割愛します。)
目的を持たない選定は失敗する
さて、今度はどうやってツールを選んでいくか、というところなのですが、
どんなツールでも、最初にやっておくポイントがあります。それは何でしょう?(見出しでネタバレしているので、ささっといきます。)
ずばり「なんのためにツールを入れるのか、目的をはっきりさせておく」です!
Instagramツールでいうと、以下のようなものがあります。
・レポートを作成するの時間かかりすぎだから、手軽にやりたい
・売り上げを上げたいので、そのためにファンレベルが強化できるように、
エンゲージメントが上がるような投稿に改善したい
・ハッシュタグの検索流入を増やしたい
・認知拡大したいので、リーチを増やすために発見タブに載せたい
・クライアントと結果を手軽に共有したい
・投稿の管理や自動投稿をして、投稿時間に縛られないようにしたい
・他のSNSもやってるので、まとめて状態を見たい
そのために、どういう機能が必要で、優先順位はどうなのか、ということまで落とし込むと、かなり決めやすくなると思います。
この辺りも長くなっちゃうので、また別の記事で!
とはいえ伸ばすために、パスチャーが重視すべきと感じたポイント
ここからは、パスチャーの意見が多少入ってきます。ちなみに、分析ツール「MASAI」は、パスチャーの運用メンバーの意見を反映して作られたものなので、かなりパスチャーの考え方が入っています。それを踏まえてお読みください!
日々運用をしていて、気づいたことが2点あります。
①ハッシュタグって細か〜く最適化しても意味がない、というか、できない!
「Instagram分析=ハッシュタグ最適化」との考えを持たれる方も多いのですが、実は、「どのハッシュタグが何回検索されているか」「どのハッシュタグ経由で投稿が見られているか」なんて、誰もわからないのです。だって、正式なデータが提供されていないから。
ないデータを元に、一つ一つを細かく分析することに労力を割くよりも、基本をしっかり押さえましょう。
ハッシュタグの付け方はいくつか原則があり、それさえ押さえればそれほど外すことはありません。
なので、ハッシュタグを細かく分析する機能は、正直そんなにいらないのでは..?と思っています。(再度強調しますが、あくまで、パスチャーの考え方です。)
②拡散したいなら、圧倒的に発見タブ入りの方が効果がでかい!
いま、「発見タブ」と呼ばれる、オススメが表示される画面の滞在時間が圧倒的に増えています。ユーザーのInstagramの使い方として主流なのが、「偶発的な投稿との出会い」なんです。
(Instagram公式素材より)
この「発見タブ」に載るためのアルゴリズムは、数千の指標を踏まえていると言われますがその中でも特に重要なのが、以下です。
・初速(投稿後、反応をどれだけ早くもらえるか)
・いいね/コメント/保存数
・閲覧時間
これを踏まえると、やはり「フォロワーから反応をもらえる投稿を作る」ということに尽きると、パスチャーでは考えています。
なので、過去の投稿でどんなものが反応が良かったのか、ということを考えやすいツールが良いと思います。
ちなみに、MASAIでは最近「初速分析」機能ができました!
まとめ
Instagram分析ツールの中身や選び方について、簡単に書かせていただきました!ツール入れようかな、となんとなく考えていらっしゃる方は、
・分析ツールを入れる必要があるのか?
・なぜ入れたいのか?
をぜひ一度考えてみてください。
もちろん、パスチャーでもその辺りの検討はお手伝いさせていただくので、ぜひ「こんな段階で相談していいかな?」とか思わずお気軽にお声がけください!
そして、もし、「パスチャーの分析ツールちょっと気になる、MASAIっていう名前もなんか気になる...」みたいな方いらっしゃいましたら、ぜひデモもお見せできればなと思います!
他の記事やMASAIのニュース欄でも、Instagramのノウハウをお伝えしていくので、ぜひこちらもご覧くださいね。
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