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オタク活動を通じて「自己決定」を鍛える

こんにちは。
幸福度は、「自己決定」したかどうかに一定程度影響されるという報告があります。

今回のブログは、オタク活動の中で幸福度を上げていきたいという点、幸福度を上げるために自己決定の癖をつけていきたいという話になります。

自己決定は幸福度に影響する

まえがきでお話しした通り、自己決定をした人は幸福度が高い傾向があるという報告があります。
幸福感と自己決定―日本における実証研究

この報告の中で印象的だったのが、自己決定が学歴だったり年収よりも重要であり、幸福度に自己決定が重要な役割をしていることです。

主観的幸福感を決定する要因の重要度 (上記報告より引用)

一方で、この報告の留意点として、自己決定の度合いというのは5段階の選択肢によって被験者が主体的に決定していることです。

ざっくりと言うと、被験者の進路選択の場面で、周りの意見よりも自分の意見を優先した場合は高自己決定、周りの意見を尊重した場合は低自己決定と定義つけています。

また、5段階の選択肢のうち、真ん中の選択肢は、自分の意見と周りの意見は同程度、またはわずかにどちらかが高いという微妙なバランスによるものになるため、この自己決定という指標はやや主観的に思えます。

逆に言えば、主観的であれど決定をしたと自己認知することで幸福感は高くなるという傾向は、この調査で示唆されていると思います。

オタク活動の中で自己決定を鍛える

先ほどのセクションでは、幸福度がやや主観的な自己決定度合いに影響するというお話しをしてきました。

次にオタク活動を通じて、幸福度を高めたいというお話しをします。
幸福度を高めるということは、オタク活動を通じて、自己決定をしたと自分で認知することが大事になっていきます。

しかしながら、自己決定をしたかどうかの閾値は、個人それぞれで違うため、自己決定を感じにくい人は幸福度を高めにくいと考えられます。

そこで、オタク活動を通じてみられる場面の中で、自己決定を感じにくい人がどのような思考変換をすることで、自己決定をしたと感じられるようになるか、あるある場面でシミュレーションしていきます。

自己決定を感じる癖をつける重要な癖としては、決定の理由と決定を分解して、決定に着目することかなと思います。


ケース1: 友人に誘われて〇〇のイベントに行く


「きっかけが受容的」という理由で自己決定を感じられない可能性があります。
その場合、最終的な行くかの決定は自己判断したと考えます。

友人に誘われる→理由はどうであれ→行くという決定→イベント


ケース2: 〇〇のイベントに行かない


「他のオタクは色々な活動をしているのに、何もしていない」と感じられるかもしれませんが、行かないという選択も決定になります。

理由はどうであれ→行かないという決定→家でのんびり

おわりに

芯を持ってオタク活動をしている方は幸福度につながりやすいと思われます。
一方で、優柔不断な行動を取りがちであっても、一連の行動の中で決定フェーズを探してみることで、自己決定を認識でき、幸福度を向上できるかもしれません。

せっかくのオタク活動ですから、少しでも自分にプラスになるような認知をしていきたいですね。
今日も筆者は「息抜きティータイムをするために、ファミレスで長居する」という自己決定をしました。

それでは。

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