泥臭くやっていきます
こんにちは@peto335です。
今回は、転職して一番はじめに教えてもらった仕事であるPCのキッティング作業について、2時間で1台→2時間で3台にしたことについてお話したいと思います。
はじめに
新しい職場ではまだ、Windows10への入れ替えが済んでいなかったため最優先事項として製造現場用のPCキッティングを教えてもらいました。作業をしている中で効率化出来そうだなと思った点が多々あったので、作業順序を変えたり、色々工夫してみたら、2時間で1台だったのを2時間で3〜4台出来るようになりました。
さて、PCキッティング作業の主な内容ですが、基本はマスターイメージから復元後、個別の設定を行うというものです。個別の設定といっても対象は製造現場のPCなので、基本的に設定内容は全部同じです。違うのはPC名、IP、プリンターぐらいです。設定項目は少ないのですが、確認項目が多くそこに時間がかかっていました。
という事で、説明を受けて一度設定作業をした後、以下の順序で作業手順を見直しました。
①手順をすべて書き起こす
②設定項目ごとに時間を計測する
③手順をまとめる
④設定と確認の項目に分ける
⑤チェックリストを作る
⑥複数台同時に設定する
手順をすべて書き起こす
まずは、手順を客観視するため、すべて書き起こしました。この時は、画面キャップチャなども入れかなり詳細にしました。というか、マニュアル作成ですね。
設定項目ごとに時間を計測する
マニュアルを作成後、マニュアルに反って一台設定作業を行います。その際、マニュアルの項目毎に所要時間を測ります。所要時間を測る理由は、キッティング作業に集中できない時、他の作業の空き時間で、何分空いてればどの項目が出来るのかを知るためです。ちなみに一番時間がかかっていたのは、イメージからの復元でした。
手順をまとめる
教わった順序で設定していると、
①コントロールパネルの項目を設定
↓
②ネットワークの設定
↓
③コントロールパネルの項目の設定
のように、手順が行き来していたので、以下のように変えました。
①コントロールパネルの項目の設定
③コントロールパネルの項目の設定
↓
②ネットワークの設定
上記のように順番を変え、まとめて行うようにしました。印刷設定、アプリケーションの設定等も同様です。
設定と確認の項目に分ける
また、教わった順番では設定項目と確認項目が、以下のように交互にありました。
①IP設定
↓
②IPv6のチェックが外れているか確認
↓
③Officeのライセンス認証
↓
④マクロ有効化の確認
上記を以下のように、設定項目と確認項目で順番を入れ替えました。
①IP設定
②Officeのライセンス認証
その他設定
↓
②IPv6のチェックが外れているか確認
④マクロの有効化確認
その他確認
上記のように設定が全部終わってから全部確認するというようにしました。こうする事により、設定は複数台同時に行い、確認は一台ずつ行うという風に作業を分ける事が出来ました。今回は行いませんでしたが、「設定する人」、「確認する人」と担当を分ける事も可能になります。
チェックリストを作る
これら作成した手順を、マニュアルのタイトルだけをリスト化し、チェックリストを作成しました。チェックリストを作成する理由は、複数台同時作業してると、自分が今何してるかわからなくなるからです。
複数台同時に設定する
作業場所を確保し、複数台同時に設定します。この際、一番作業時間のかかるイメージ復元は午前に一気にやって、午後は設定と確認としました。それによりイメージの復元中は他の作業が出来ました。
終わりに
今回の事はかなり泥臭い事を一歩、一歩行った感じです。まずは自分の仕事、自分の手の届く範囲の最適化からはじめていきたいと思います。
今のPCキッティングの最前線はIntuneやJamfによるゼロタッチデプロイだと思いますので、キッティングに関してはまだまだ課題が盛り沢山です。まずはPowershellを使用した設定等も試してみようと思っています。
最後まで読んで頂きありがとうとございました。