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ディクテ大好き!


こんにちは。あるいはこんばんは。おしゃま図書です。
フランス語を細々と学び続けてン十年。
第三書房の倒産や、アテネ・フランセの労働争議など、あまりうれしくないニュースを目にすると、かなしい気持ちになります。

先日、このnoteの記事を見まして。

「好き」という初期衝動と学習について、なるほどなーと思って、問題集そっちのけでフランス映画を見に行く自分を肯定してしまったのですが、きっとそれは論旨のすり替え(ですよねー)。
今日は、怠け者の私がそれでも細々と勉強していることを書いていこうと思います。


フランス語学習者なら、Les chats pitres を覗くべし!

推しがフランスですから。
たとえ無駄遣いと言われようとも、常に「これなら勉強するんじゃないかしら」と思って、参考書や問題集を買い続ける私のような人間がきっと、フランス語書籍をつくる版元を支えているのだ!と思い込んで日々、フランス語の参考書や問題集をチェックしています。そして、元欧明社の方がオンラインでフランス語書籍を扱う書店Les chats pitresを始めたと知り、それから、なるべく同じ本なら、ここで買おうと決めてます。


今回買ったのは、ディクテの本!

他にもバーキンの特集号も買いましたけど。

特に、一度SOLD OUTになっていて、再入荷したディクテの本を、思い切って買ってみました。
紙が軽いので、カバンに入れてても重たくない。
それぞれのページにQRコードがついてるので、そこから入って音源を聴けるのも便利です。
本当に今、スマホがあるのでフラ語の学習がとても便利になってます。

自分で言うのもなんてすが、私、けっこうディクテは得意な方なのです。多分、フランス語の音には規則があるというのを、一番最初の頃に覚えて、それがずっとそのまま役に立っているというか。
だから、わからない単語もルールが決まってるので、読むことはできる。
その辺のことについては、中条省平さんの本をご覧ください。

プルーストのマドレーヌ

まだ、最初のしかやってないけど。
第一問がプルーストの「失われた時を求めて」の、マドレーヌのくだりなんですよ!
もう、それだけでテンション爆上がりです。
その昔、フラ語の先生がヴァネッサ・パラディのインタビューを教材にしてレッスンしてくれたことがあるのですが、ヴァネッサが「Madeleine de Proust」と言ってて、それは「失われた時を求めて」の、マドレーヌを紅茶に浸して食べたときに子供時代の思い出が蘇ってきたと言ってることに由来するのだと教えてもらってて、とても印象に残っているということ。
あと、私の大好きな宇波彰先生(明治学院大学名誉教授)が生前、プルーストのマドレーヌのくだりのところで、昔の翻訳では紅茶なんだけど、新訳では原文に忠実に菩提樹のハーブティーになってるんだよーと教えてくれたこと。
昔の人にハーブティーは馴染みがなかったでしょうしね。食のローカライズって、難しいですよね。
と、そんなことから、ちゃんとプルーストを読んでもないのに、マドレーヌは私にとって特別なお菓子になったのでした。

ディクテするとみえてくるもの

やはり、知らない単語でも、なんとなく綴りの想像がつくものもあるけど、今回、聞き取れなかったところ、全部知らない単語でした。
あと、活用形が間違えてたのがいくつか。
半過去と単純過去とかね。むぅ。頑張ります。
なんかこう、活用がすぐ出てこないのって、日本語でいうところのパソコンで変換しちゃうから読めるけど書けない、みたいな状態に似てる気がします。
でもやっぱり、ディクテがいちばん勉強で好きかな。しばらくこれをやってみよう😊
と、いうのが今日のところの気持ちです。



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