見出し画像

"コレ"でアクセサリーを作り始めた理由

こんにちは♪
Petite Kinokoです。

朝晩の冷えが少しずつ増してきましたね。
クリスマス飾りが増えてテンションは上がりますが、
寒くなると脂肪も増えるのでテンションが下がります。
さあ皆さん、冬は特に代謝は上げていきましょう!

ということで、

今回からは少しずつ私が作るPetite Kinokoの作品に触れていきたいと思います。

Petite Kinokoは、ハギレや古着、リユース可能なモノをアップサイクルしたモノづくりを取り入れています。

今1番たくさん作っているアイテムには、皆さんの身近なところにある"モノ"を使ってアクセサリーを制作しています。

それは・・・
ペットボトルに使用している"プラスチックキャップ "です。

今、プラスチック製商品は、世界中で数えきれないほどたくさん販売されています。
プラスチックは、軽くて丈夫、安く手に入り、気軽に使えて、加工もしやすいことから日常で当たり前に私も含む皆さんが使用していますよね。

スーパーや薬局でもまだまだたくさんのパッケージがプラスチックだったりします。

近年日本でもようやくSDGsがスタートしたと同時に環境問題への取り組みが本格化され、様々な企業が積極的に実践を始め、クローズアップもされてきました。

地球温暖化防止に向けたカーボンニュートラルの取組みや海洋汚染を無くすため、脱プラスチックを訴え、プラスチック製品を紙などに変えたりしていますよね。

プラスチックをゴミとして燃やすということは、Co2の排出量が増加すると言われています。
Co2の排出量が増えると温室効果ガスが増え、温暖化に繋がります。

日本もパリ協定で決まったように気温上昇を2℃までに抑え、2050年までには温室効果ガスゼロを目標にはしています。
(ちょっと難しいですが、こちらにいろいろ記事がありますのでお時間のある方はぜひ。)

また、ポイ捨てなどから海に流れだし、魚たちが食べてしまったり・・・
細かいところでいえば、台所やお風呂、洗濯機からお水と一緒に流れ出るマイクロプラスチック問題も浮上しています。(ポリエステル製の服を洗うと流れ出るなど)

プラスチックの原料は、石油です。
埋め立てても永久的に自然には還りません。

しかし、プラスチックだから使い勝手がいい。というものも世の中にたくさん存在します。
これだけ生活に馴染んできてしまっているので『はい、明日からプラスチック禁止ね』といったところで一気に無くすことも不可能でしょう。

そんな中、脱プラスチックではなく『改プラスチック』という取り組みをとっている企業もたくさん出てきていますね。
石油からできたプラスチックを、バイオマス素材に変えたり、リサイクルをして製造する取り組みです。
または、食べ物のカスや石灰などから作り出している企業もありますね。
私はとある大手企業がこのような言葉を使用していることから思わず、おぉ!と感じたので、使わせていただきました。

環境に優しい素材を一から作るのももちろん悪いことではありません。長い目で見ると必要です。
でも私は、今あるものはそのままにして、新しいもの
へシフトする前に、役目を終えたモノでも何かに使えるのならば、リサイクルしたりアップサイクルして、循環させる取組みの方からやっていきたいと考えるようになりました。

環境問題を良くするには、企業だけでなく、個人の小さな取り組みも大きく繁栄します。

今数あるプラスチック製品は、大手企業が手掛けるものや資材などは、改プラが取り入れられ増えてきましたが、身近なところにあるペットボトルキャップはまだ普通にプラスチック製品のままなんですね。

現在、PETボトルリサイクル推進協議会の報告によれば、2021年は、日本で年間248億本のペットボトルが販売されているという報告がありました。

PET部分は、リサイクル回収され、日本のリサイクル率は86%と高い水準ですが、ペットボトルキャップはどうでしょうか。
自治体にもよりますが、プラごみや燃やせるゴミとして普通に捨てているのではないでしょうか。

自治体によっては、リサイクル対象にはなっていますが、集められた量以上に手間とコストが掛かるため、取りやめにしているところも多く存在します。
また、発展途上国の子どもたちのワクチンに変えられる運動もありますが、子ども1人にワクチンを打つためには、ペットボトルキャップ2kg(約500〜850個 20円分)が必要という情報もあります。

毎日出していれば、すぐ集まりますが、数だけ見れば、そんなに?!と思う方もいらっしゃるかと思います。

このようにペットボトルキャップはなかなかリサイクルなどに繋げることが難しいものなのです。

マイボトルを使ってペットボトルを買わないことも良い取り組みの1つです。(消費量が減れば、生産数も減るのではないかという願い。)

ペットボトルキャップは、日常の何気ない小さなものですが、捨てられる前に工夫して再利用し、素敵にアップサイクルすることができれば、少しでも長く別の形で使っていただき、一度に廃棄する量は減らしていけると考え、私の小物作りに取り入れました。
また、作品作りだけではなく、アップサイクルできるものだというアイデアの1つとしても発信していきたいと思っています。

今後、改プラスチックの取り組みを行う企業もますます増えてくると思います。
そうすると、リサイクルプラスチック製品もどんどん増えて、ペットボトルキャップもバイオマス素材になっていって欲しいと願っています。

環境配慮素材にするには、コストが掛かります。価格維持のためにはもう少し時間も要するのではないかと思います。

そして、今後私のペットボトルキャップを使った作品を購入いただきました金額の一部をそのような活動に寄附ができるようにし、ご購入いただいた方にも環境配慮へのお取り組みに参加していただけるしくみを早めに作っていきたく考えております。

今ある暮らしを窮屈にするのではなく、誰もが自然に行いながら、カーボンニュートラルに向けた社会、海洋汚染を無くす取り組みを行い『つくる責任・つかう責任』を意識しながら、人間と地球が共存することが大切だと思っています。

ゴミを捨てる際にも、ポイ捨てをしない(誰かが捨ててくれるだろう。というのはありません。)
地域に合わせて分別をちゃんと行うなど、私たちが日常でちょっと気をつけるだけで、環境問題もグッと良くなります。

長くなってしまい、なんだか難しい感じになってしまいましたが(汗)

環境問題については、正直まだまだ知識が浅いので、
これからもっと勉強をして、みなさんが楽しくリサイクルやアップサイクルに取り組め、サスティナブルな暮らしに繋げていければと思います。

余談ですが、エコ検定という検定があります。
私も環境問題に興味を持ってから受けました。
すごく勉強にはなりますので興味のある方はぜひ(笑)

長文となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます!

今度は、もっとたくさんのペットボトルキャップを使用した作品も作る予定です。

次回は、ブランドの世界観について楽しい内容を綴っていきたいと思います。

merci☆


【資料参照】
*PETボトルリサイクル推進協議会HP
*日本財団ジャーナル
*エコ検定HP
*外務省HP