〜私のキャリア〜
あなたは、
パラレルキャリアという言葉について
知っていますか?
パラレルキャリアとは、
“一つの働き方に拘らず
複数のキャリアを形成する考え方”を
意味します。
私は、看護師であり
パン・おやつ教室の先生でもあり、
まさしくパラレルキャリアです。
今でこそ
パラレルキャリアという生き方が
浸透していますが、
私が看護師になった頃は
パラレルキャリアという言葉も無く、
看護師に限らず
一つの職を貫くという姿勢が
当たり前になっており、
私自身も同様の考え方を持っていました。
そんな中、
娘は口唇口蓋裂という
先天的な個性を持って産まれて来ました。
数回の手術や
長期に渡る通院…。
娘をしっかりサポート出来るようにと
フルタイムからパートへと転向し、
育休からの復帰を果たしました。
そこからは、
私の人生において
数々の大きな転機を迎える事になったのです。
まず一つ目は、
ハンドメイドとの出会いでした。
私は
元々根っからの不器用で
まさに手芸アレルギーという状態でしたが(笑)、
たまたまSNSで見つけた
私の嫌いな針や糸を使わずに作れる
ハンドメイドの作品を見て、
『娘の為に
何か作ってあげたい!』という
トキメキが湧き上がったのが
全てのきっかけでした。
すぐにレッスンを受け、
ライセンスを取得しただけでは飽き足らず、
夜な夜な作品作りに没頭していました。
そして、
『イベントに出店したりするようになれば
ずっと作品作りを楽しむ事が出来る!』と
副業が可能という
パートの特権を活かし、
マルシェへの出店を決意しました。
私のパラレルキャリアは
まさにここからスタートしたのです。
また、
息子の卵アレルギーがきっかけで、
『安心・安全な
おいしいパンを食べさせてあげたい』
という思いから
パン作りの方法を学び、
その美味しさと簡単さを
誰かにシェアしたくなり、
パン教室の先生としても
活動を始めました。
さらには
“我が子達の脱!毎日スナック菓子”を目指して
米粉のスイーツについても学び、
今に至ります。
ハンドメイド…
パン…
米粉スイーツ…
一見バラバラなように見えますが、
子ども達への愛という
一本の糸で全てが繋がっています。
…とは言え、
元々は
看護師一筋で生きる!と
情熱を燃やしていた人間ですので、
同じ看護師として働く友人達が
バリバリとキャリアを積み上げている
話を聞いては、
『これで本当に良かったのだろうか…。』と
ふと感じる事も
度々ありました。
しかし、
看護師と教室業の二本柱で
活動し続けていくうちに、
『ぶっ飛んでてカッコいい!』と
応援してくれる人が徐々に増え、
自分の生き方を
心から認めてあげられるようになり、
しまいには、
『人と同じではつまらない!』とまで
思えるまでになりました。
たからこそ、
生計の為に…と仕方なく
やり甲斐を見出せないまま
一つの職に縛られている人に対して、
『もっと自由で良いんだよ。』
『もっと欲張りに生きて良いんだよ。』
と、
パラレルキャリアで生きる事の
素晴らしさを伝えたいのです。
ママが活き活きとしている事によって
家族へも
笑顔で接する事が出来るし、
子ども達へ
”皆通じゃない”ママの背中を
見せ続けて行く事で、
子ども達の生き方の
選択肢を広げてあげる事も
出来るのではないかと
思っています。
人生は一度きり。
やりたい事があるのなら
自分の気持ちに欲張りに生きたら良いし、
一つの事に
縛られる必要はない!
私は、
パラレルキャリアを選んだ自分を
誇りに思っています。