DX・AI導入の際はセキュリティをお忘れなく
SNSでAIバブルというほどの盛況と聞き、6/13(木)に東京ビッグサイトで開催の「DX 総合EXPO 2024 夏 東京」に行ってきました。会場は、初めて知るような比較的新しい企業が多く、元気にアピールされていた印象です。入場者も多く、具体的な商談も進んでいたのかもしれません。
主な製品・サービスは、経理・人事・法務・営業・マーケティングなど、主にIT開発と直接関わりが少ない部署向けでした。ChatGPTに代表されるGenerative AIは、アイディアを手軽に実現できることから、今後も多くの製品・サービスが誕生すると予想されます。
積極的に説明されている、あるブースで説明を受けました。
説明員さん:「この製品はスマホでも〇〇や〇〇ができます」
ユキヒョウ:「会社では基本的に携帯電話はスマホでないので」(昨年まで勤めていた会社の状況)
説明員さん:「個人スマホ使わないんですか?個人スマホでも使えますよ」
ユキヒョウ:「MDM?」(BYOD用の管理ツールを使ってということかしら?)
説明員さん:「表示される情報が対象者ごとに分けられます。だから個人スマホでも大丈夫です」(アクセス制御できるという意味らしい)
若い説明員さん、商品説明は熱心でしたが、BYOD(Bring Your Own Device、個人所有端末を業務に使うこと)のリスクについて考えていないようです。
企業の立場からすると、BYODはコストパフォーマンスはよい一方で、新たなセキュリティを負うことになり、適切な対策を準備しておく必要があります。
通常のセキュリティ対策を実施している会社の社員であれば、セキュリティ担当者でなくとも、会社のセキュリティ施策を理解していると思います。しかし、新しい企業の若い方々には、まだその知識が十分に浸透していないかもしれません。これからの成長とともに、さらにセキュリティ意識が高まることを期待しています。
新しい企業が次々と新しい製品を作成することは、すばらしいです。一方で、自社製品の作成・販売をする際にも、お客様に対して適切なセキュリティ対策や導入方法をしっかりと説明することが重要です。IT初心者のお客様もいらっしゃることでしょう。お客様に安心して製品を利用していただくために、セキュリティ面やその導入サポートにも注意を払っていただけると幸いです。
サイバーセキュリティ全般については、セキュリティのプロである情報処理安全確保支援士が対応可能です。また、簡易な普及啓発活動にはセキュリティプレゼンタも対応いたします。
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