2015年8月第2週
5日(水)
今夏は梅雨明けと同時に盛暑、猛暑、酷暑。まだ10時だというのに 横浜駅 東口の SKYビル から 日産本社 をつなぐ橋から見た空が、 この日のこの暑さを覚悟するに十分なほどの晴れ模様です。まさに TUBE の 前田 亘輝 があの “ニッカニッカ” の笑顔で「夏だね」を歌い上げるのにふさわしい天気です。
平日に マリノスタウン で 東アジア選手権 の中断期間中に フロンターレ と マリノス が練習試合をやると耳にしました。2016年5月に マリノスタウン の定期借地契約が終了するために年末には マリノス は 新横浜公園 へ主な機能を移転することになっています。それであるならそりゃ今のうちに見ておかねばと駆けつけつけました。この天気ですから トリコロールワン みなとみらい店 の手書き看板の蛍光マーカーの発色もはっきり見えます。
マリノスタウン から見るビルと空の境目もクッキリ鮮やか見えます。ただ連日の暑さで芝は少し荒れ気味で、もう暑いのお断りしているかのようです。初めてトップチームの練習試合を見学しましたが普段あまり 等々力 では目にすることのない選手なども見ることができこの機会に感謝です。特に相手選手のプレーに共感を感じながらサッカーを楽しめるのは公式試合ではなかなかできないので、来年からは使わなくなるこの場所とともに貴重な時間を過ごしました。
マリノスタウン の練習場のスタンド下には マリノス の選手の集合写真が掲示されています。だいたい集合写真を撮ると変な格好のまま納まる人が出てくるのが世の常のようです。
今回、集合写真の魔の手の餌食になったのが ボンバー こと 中澤 佑二。横を向いているだけでなく、意味もなく涼しげな笑顔(含むニヤケ顔)で写真に納まっています。その目線の先に一体何が……。
しかし、これだけの施設を返還して 新横浜公園 内に移動するなんて実にもったいない話です。もし無料でいただけるものなら 横浜FC に譲っていただいて利用しつつ残したいところです。しかし、維持費の捻出が……。
しかしこの市内の一等地で練習をして試合は 小机(新横浜)の沼地跡まで人を呼び寄せることになっていたのだから、今までが奇妙な話だったのかもしれないです。普通のサッカークラブの感覚では練習は人目を離れた場所にて、試合は賑わう場所で開催が通常だと思いますぅ。マリノス の選手たちはそれはそれは贅沢な環境で練習ができていたわけで、それを維持できなかったことは以前に 岡田 武史 さんが監督時代に目指したビッグクラブへの道を現実的にあきらめることと受け止めます。マリノス にとって今クラブの経営基盤を固めることが将来の飛躍につながってほしいものです。
SKYビル の壁に貼られたの マリノスタウン への案内を兼ねた大きな看板も時機に姿を消すことになりそうです。
8日(土)
Capten-G くんのFacebookより知ることとなりましたが、この日は World Cat Day でした。我が家にも飼って6年目を迎える ○○ネコ が同居しておりますが今まで知りませんでした。この バカ飼い主 を許せ、ChaCha丸。飼い主の罪滅ぼしのために低くなってもらっています。
夕刻より 明治安田生命 J2リーグ 第28節 横浜FC vs. 東京Verdy に出かけます。駅から 三ツ沢 までひたすら汗を噴き出して登ります。この時期のこの行為をかつては修行に思えましたが、それは今も全く変わりません。到着したら公園内に立つフラッグのウエイトがいつの間にか 横浜FC 仕様になっていたことに気が付きました。これに金を使うのかぁ?!。
残念ながらこの日は贔屓の 中里 がベンチ入りもなしです。試合前になんですが、人に気づかれないように心がけましたが、オッサン の胸中にこの試合の 横浜FC の勝利に対して暗雲たちこもりまくりです。
ここのところ調子に乗っているチームとの対戦が続きます。先日の 水戸 も自信あふれたプレーに押し込まれる試合となりましたが、この日の Verdyも絶好調のチーム、横浜FC としては厳しい対戦相手が続きます。しかしここは大挙して駆けつけた緑を身に着けた連中どもに静かにお帰りいただくようスタンドから声援を届けます。
しかし、数の点でも Away のゴール裏より見劣り気味なのが心配です。まだ試合開始まで時間はありますし、今日は少数精鋭が集まったと思ってこの集団にも声援を送ります。
横浜FC のスポンサー企業 フォーサイドエンタテイメント のゆるキャラ キャッチーくん も試合前にあいさつにまわっています。この暑さなので顔には全く表しませんがゲロを吐きたくなるほどフラフラのはずです。
またもややられちゃいました。ほぼ完敗です。横浜FC としてはそれほど悪くはないのですが、相手が悪すぎました。ただ、自分たちがボールを足元に収めるまではサッカーは単なる格闘技であることを Verdy は思い出させる身体的強さがありました。そして気持ちも……。GOAL はいずれも絶対叩き込んでやるという気迫を感じる素晴らしいものでした。そして攻撃の展開力ついても J2 でこれだけ躍動感のある攻めを見せるのであれば、ぜひ来年は J1 の舞台で見てみたいチームです。かなりできると オッサン は今から断言します。しかし、今年の 横浜FC はホームで勝たないことをチームコンセプトにしているかと勘違いしそうなホームゲームの戦績です\(ToT)/。ここは気持ちを切り替えつつ、いかりや 長介 さんを倣って「だめだこりゃ、次節行ってみよう!」。
9日(日)
連日の ニッパツ三ツ沢球技場 です。この日は 桜木町駅 より 横浜市営地下鉄 利用で駆けつけました。このために 三ツ沢 の坂の修行を回避して、三ッ沢上町駅 からアプローチです。とは言うものの、こちらもプチ修行にふさわしい丘を越える必要があります。明治安田生命 J3リーグ 第25節 Y.S.C.C. vs. Jリーグ U-22 選抜 を観戦します。Y.S.C.C. のボランティアによるメッセージ、しかと受けとりまちた。それにしてもじつに 横浜 を感じさせる出来栄えです。
インターンの学生ボランティアの方が来場してくれたサポーターへ手書きのメッセージ。完成物はスタジアムで!
そして暑いといっても季節は移ろいはじめていて、だんだんとこの時間に過ごし易さを感じるようになってきました。そしていつもの ニッパツ三ツ沢 のとおり空が印象的です。
天気の良い夕刻はメインスタンド最上部から望む、西の空をカメラに収めます。この場所からの眺めはこれはこれで一見の価値があると オッサン は勝手に思います。
開催日ごとの急造チームにもかかわらず安定した守備を見せた Jリーグ U-22 選抜 の勝利でした。お目当ての KOJI MIYOSHI も後半途中からピッチに立ちましたが、18才ながらの先輩たちに対する遠慮と本来の飄々とした部分が少しミスマッチをおこしながらのプレーのように感じました。ボールをもらう前に仕事しないとボールを引き出せないチームに混じりながら、ボールもらってから仕事に専念したい相変わらずのドリブル好きです。コンディションがあまり良くない印象を受けましたが、今は MIYOSHI は MIYOSHI で細けぇことはいいんだょ、と。
実は5日の マリノスタウン で受けた日焼けが思いのほかひどく、ようやくヒリヒリが取れつつあります。AM 11:00 Kick Off の 30分 4本。やっているほうはもちろん、実は見ているほうも命懸けだったかもしれません。日ごろ、日光を浴び慣れてはいたもののこの時間にベンチに座りっぱなしだったため、半ズボンのアラフィフ オッサン の大腿部はひざ上およそ 12cm を境に人種が違う状態になっています。
(NO IMAGE)
ポストスクリプト:
姿が見えないので家のどこかで避暑をしているかと思いきや洋服ダンスの中で衣類に埋もれている我が ○○ネコ。ネコには熱中症ないんですかねぇ、気をつけなはれやーっ。
今週の新しい言葉:
「大和言葉」
今月3日、作家の 阿川 弘之 さんが亡くなった。その娘さんといえば オッサン が心情的に追っかけをしているエッセイストの 阿川 佐和子 さん。それで思い出したのが「大和言葉」でした。新型新幹線の名称決定委員に任命された 佐和子 さんに対して「日本国鉄の列車の名前は歴代すべて 大和言葉 でつけられてきた」とアドバイスをしたのが古くからの 鉄ちゃん でもあった 弘之 さんだと伺ったことがあります。そのおかげで新しい新幹線の名称は最有力候補の きぼう ではなく のぞみ という名に決まったそうです。それまで 大和言葉 ということを全く意識せずに人生を送ってきた オッサン に 大和言葉 という概念を授けてくれた(佐和子 さんの)父に感謝です。文学的なことに一切距離を置いてきた苦手な分野ですが 大和言葉 は和歌を表す言葉だったとのこと。だから愛情表現には 大和言葉 があふれています。見初める、慈しむ、憧れる、恋い焦がれる、寝ても覚めても、狂おしい。これをあの時もっと駆使しておけば……、なんて個人的な感傷は置いといて。ホント過ぎ去った時間は取り戻せませんので かけがえのない ものを大切にできたらなぁなんて顔に似合わないことを思いもします。ちなみに かけがえのない も 大和言葉 だったりします。あーっ、日本人ってよかぁー。
今週のパノラマ:
マリノスタウン 4景。土曜と日曜の ニッパツ三ツ沢球技場 3景。計7枚。