J3リーグ戦なのに平日夜開催を耳にして勝手に意気に感じて いわてグルージャ盛岡vs.奈良クラブ を観戦に出かけ相手にして推しの深津康太選手のヘディングの先制点もまさか見逃し同点にした後にゴール裏に腕を上げてすぐさまボールを抱えてセンターサークルに走る百田真登に明るい未来を感じたけど望む結果は得られなかったいわぎんスタジアムの夕景とジャージャー麵と盛岡冷麺が素敵過ぎた盛岡の春の458分間滞在の旅
当時、川崎フロンターレとのアドバイザリークラブ提携のNEWSに奈良クラブを初めて知ったのをきっかけに、武蔵野市立武蔵野陸上競技場で初めて観戦したのが 2015年5月31日。どうやら数えて58回目(ぷちおじじ調べ)の奈良クラブの試合観戦らしい。
J3クラブがいろいろな事情から平日夜に試合開催しなければならないとなると、ちょっとだけ心にメラメラと火が付くオールドサッカーサポーターです。その火が種火のままですめば迷惑する方もいなくてすむのだが、時々しっかり火が着いちゃう自分の性分をとっくにあきらめている(たぶんワシのまわり人も)。試合前々日夜になにげなく(もはやこのなにげなくが一番やばい)夜行バスのサイトを開いて、盛岡東京間のバスを調べていた。隣席空席確約で6800円!。意外と安い!。と思っているうちにあれよあれよとポチリ終わっていた。4月10日、平日水曜の夜23時に盛岡駅西口のバス停に自分がいなければならない状況の完成である。ああ、自分が世の中で一番信用できない。脳の幸せホルモンよ、やってくれたなぁ、またしてもお前か!。
水曜の午前中の予定は変えることができないので、はやぶさ25号で15時32分に盛岡駅に着いてから、MEX 岩手県北自動車 の夜行バスで盛岡駅西口のバス停を23時10分に発つ、458分間の いわてグルージャ盛岡 と 奈良クラブ 対戦観戦の旅です。
はやぶさ25号盛岡到着。こまちの切り離しを見ようと向かうも間違えて反対方向へ進んだ結果、切り離しに間に合わずこれはこれでなかなかいい写真となった。The 怪我の功名。
せっかくなのではやぶさの出発も見送る。どこへ出かけても女性の鉄道職員を見るようになりました。あんなに華奢な体なのに(ぷちおじじと比較)様になってるのさすが!。
ホームに東北新幹線の完工のモニュメントが。ワシの知る限り開通はよく目にするけど、完工はなかなかお目にかかったことがない。当時の工事関係者の喜ぶ姿を想像する
東邦(→×、東北→〇、どこへ出かけたんじゃワシ!)本線をじゃっかん南下。一ノ関行き、目的の駅は二つ目。
いわぎんスタジアム最寄り駅岩手飯岡駅舎。この感じは最近新しく立て直した雰囲気。
駅前から岩手山が望める。雪をまだ抱いてました。そういえば盛岡駅を出発直後にわずかな時間並走する北上川も雪解けでかなり水量でした。
逆光でかなり裸眼では視認するのが難しかったのですが、駅前ロータリーの歓待ボードに水野学さんによる奈良クラブエンブレム!!!。この看板はここの中永井自治会によるもの、ありがたい💖
写真を撮り終えて鞄を背負ったところでおそらく下り列車に乗ってやってきたと思われるひとりのあおによしのサポーターが駅舎から出てきた。コルリのHさん。なにやら途中で遅れが生じた模様で到着が遅れたとのこと。Hさんは去年も見えてるはずなのでこれでスタジアム到着は約束されたものです。心強し。
公園内を入って、こちらからがアウェイゴール裏へ近い道とコルリをまるでアテンド役にするかのようなぷちおじじですが、けっこうスタジアムに近づいたら近づいたでそこのしきたりが存在したりするので、やらかし系オッサンの私にはホンマに助かりました。バックスタンド裏を通って、Jリーグ旗・FAIR PLAY旗といわてグルージャ盛岡に奈良クラブの気持ちよく風になびく様子をカメラに。風になびく旗の写真けっこう撮る派です。
うわっ!、やられた!。ここが宮沢賢治、イーハトーブの地だったことをいわぎんスタジアムアウェイゴール裏のメッセージで思い出させてくれるなんて、完全にMORIOKA SUPPORTERS GROUPのみなさんのペースに乗ってしまっているではないか!!!!。
なになになにぃ~!!!、「実在したドリームランドとしての日本岩手県…」、んっ?、ドリームランドだとぉ~!!!。ドリームランドといえばかつてロートフィールド奈良のすぐ近くに存在した奈良ドリームランドのことではないか!!!。宮沢賢治よ、いつ奈良ドリームランドの存在をぉ(完全に時間軸を勘違いしている)。こうなったら歌うしかない!。
♪ ここ岩手は絶対奈良!、はじけようぜっ奈良クラブ!!! ♪
東北のサッカー場あるあるスタイル。メインスタンドが背中合わせで二つ並び、その下にメイン通路。両側に2面のサッカーコート。
J3クラブが平日開催となるとクラブスタッフも準備が大変。公園の入り口からアプローチするメインのスタジアムゲートバルーン。なんか膨らむ途中の状況を目にしてしまったような気もする、知らんけど。いやいや大変なのよ、マンパワー足りないんだから。ボランティアさんもよー来ないでしょ、平日開催。Jリーグさん頼むよ、そういうところの気遣い。
深津康太という李漢宰の次のFC町田ゼルビアのレジェンドが覚悟の移籍先に選んだクラブはココ。ピッチでプレーすることにこだわっての移籍。今夜も嫌な予感しかしない。幟と自撮りする腹が出てる上に少し中身も黒いオジサン。当然、目線は黒でモザイク。格付け的に基本映す価値なし。
もはや街の電気屋さんとして走ってもよさそうな雰囲気のクラブ軽トラかわゆし💖
いわてグルージャ盛岡の選手バス。配色が素敵。いつか Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu にもおいでください。
寒い地方あるあるの屋台ならぬ路線バス再利用の大型まんまのバス!。暖かい車中で食事できるキッチンカーならぬキッチンバス。バスの写真撮らなかったことをあとから後悔した。窓から提供されるジャージャー麵。バスを見た瞬間ときめいた。ゴール裏へ来る間に写真を撮っているとジャージャー麵の肉あんに浸かる首から下げたスマホ、おーまーがー。そのため写真は容器のヘリでそぎ落とした痕跡が……。このあんが絶妙で実においしかったです。ごちそうさまでした。
本日の控えGKはキアッドティフォーンウドム。チャントの予習が全然間に合ってなくて、スー スー のところなんて言っているのか?教えてもらっちゃったのココだけの内緒。
ピッチ練習前にゴール裏へ挨拶。今日はYIさんがコールリーダーをしていた時代を胸に刻む。数じゃないぜ、気持ちで圧倒する。
王子こと岡田優希。FC町田ゼルビアからテゲバジャーロ宮崎とギラヴァンツ北九州を経て、奈良クラブに。なによりエコノサービスのスタッフに選ばれたことがフロンターレアカデミー反社としてはうれしい。ユース時代を知るものとしてはもっとGOALを量産できるはず、期待しかない。
愛媛FCから移籍して2年目。もうすっかりいないことが考えられない大黒柱。そうりゃそうだ!、高校と大学で日本一を経験するCB。常に準備を欠かさず出場を重ねる安定感にいつもありがとうね。
下川陽太選手。前の岡田優希選手がサイドのプレイヤーとしてよりストライカーとしての特性を発揮している瞬間にサイドの攻撃を補完して余りある選手。左のコンビネーションがさらに熟成を重ねるとき、見える光景がたのしみ。
実は川崎フロンターレが初タイトルを獲ったシーズンの 2017年11月18日 のガンバ大阪戦に等々力競技場(現:Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)に来てくれてシーズン最終盤の後押ししてくれたのはキヅールさんなのよ。直前のアウェイ柏レイソルに引き分けていたんですが、この試合のガンバ大阪とアウェイ浦和レッズに大宮アルディージャを三連勝で勝ち点で並び得失点差で初優勝(感謝感謝の号泣)。もはやワシには文字通りの勝利の祈鶴(キヅール)。この試合負けたら、今週末、13日12時にロートフィールド奈良メインスタンド前に集合だからな!。奈良クラブサポーター歓喜するぞ!
ごめん(今回初登場)、正直に告白するとちょっとキャラクターがよくわかってないのでグリーティングでどういうことを声掛けしたりすればいいのか、実は混乱していてあまりうまく交流ができなかったのです。でもねバックスタンドの子供たちに教えてもらった。そうかくちばしをナデナデしてあげればいいのか!。オッサンだけどやりたいぃ!。
コタさんと深津コタさん(無理やり寄せたライターのせいで「う」がぬける!)のキャプテン対戦!。うれしすぎて鳥肌。
中3日、アウェイ宮崎から4人替えて選ばれし11人。この瞬間のワクワクMAXたるやっ!!!。
試合中なのに夕景の素晴らしい光景にカメラを向ける悪いサポーターです。メインスタンドとホームゴール裏の間に見える岩手山。そして日暮れのグラデーション。これを目にできるアウェイサポーター。ここは天国か?。
ごめん(2回目)、セットプレーはわかっていたのよ、まさか大外の深津コタさんに合わせるなんて。そしてこのワシはバックスタンドのスピーカーが風を受けてユラユラしているように見えたので、カメラで追いかけていたのよ。正直に告白するわ。見逃した。応援の声届けてなかった盛岡まで来て肝心な時に……。不覚。我が家の先祖は農家だけど、世が世なら切腹ものじゃ。スピーカーよ、その揺れているか揺れていないか微妙な留め方、ワシの気を引くためだろ。次来るときはちゃんと留めておいてもらうように、頼んだぞ!(飛蚊症持ちはいろいろ視界が微妙に気が散る)。
熱い応援に応えてくれた若きルーキーストライカー。動きのバリエーションと初動から爆発的スピードをみせる。いろんなクラブのCBとのマッチアップを経験してどんどん成長しておくれ!。百田真登、ゴールの転がったボールをすぐに拾い上げ抱え、ゴール裏に反対の腕でガッツポーズを見せ、すぐにセンターサークルに走る姿に輝かしい未来を感じた。さあ、逆転を。
負けた。勝てなかった。正直ホームゴール裏がうらやましかった。ワシの中でコタさんの高く上がる足のイメージトレーニングは完ぺきだった。ちょっと人数的にはさみしかったけど、ここいわぎんスタジアムでみんなでラインダンスしたかった。ボールホルダーが選択肢が多くて、むしろ迷いが生じてしまうくらい主導権を握れている。攻守は一体となり十分力を証明できている。攻めるパワーと守るパワーを切れてくる終盤のわずかなスキを突かれてしまった。ちょっと見ている人がヒクくらい熱く声を出したけど相手チームと相手サポーターに上回られた。しかし試合内容は完全に満足してる。3バックに対して早めの縦パスを前を向いたまま届けて受けて2度の決定機。これだけでもこのクラブのメソッドの確かさを目で確認できる。しっかし、なんで抜けた先の最後の最後に相手GK大久保択生がおるのよ。上位から下位カテゴリーの選手の質はもう昔ほどの差はないよ。僅差も僅差。突き抜けろ、奈良クラブの選手たちよ!。
今夜は上弦の月。満月じゃなかったので奈良クラブに狼男は出現しなかったのか?!。石野真子さんの「あなたが狼なら怖くない」を思い出した。
盛岡駅でコルリさんたちと別れて、食事をスーラータンメンの看板を目にして地下まで降りたらスー(酸っぱい)がないラー(辛い)麵のお店だった。もうこれを見間違うなんてきっと疲労困憊です。なによりもおいしいものを食べることがメンタルの回復には絶対。お目当てにしていたお店の並びにある盛岡冷麺「寿々園」さん、ラストオーダー21時30分で22時まで営業しているのありがたい。盛岡冷麺Bセット(豚バラ丼とのセット)。たぶんご夫婦でされてるお店。厨房の旦那さんがまあ見事なほどに無口。奥さんと思われる方が、タイミングを見計らって豚バラ丼を出してくれた。それを口にしてほどなく絶妙なタイミングで盛岡冷麵が提供される。その間、ふたりに一切会話なし。これぞ、阿吽の呼吸。阿吽といえば東大寺南大門。やはりここも。奈良ば歌う(ならば歌う)。
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ここ寿々園もだいたい奈良!
はじけようぜ奈良クラブ!!!
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57にもなって過去に食べたのが韓国冷麺(平壌冷麺)だったのか盛岡冷麺だったのか記憶も定かではないのですが、ワシが記憶していたのは韓国冷麺だったらしい。辛さも普通(確か6段階で3あたり)を選んだのですが、美味すぎた盛岡冷麺。もっともっとうちの近所にも盛岡冷麺の店出来てほしい。敗戦の気持ちも癒されるほどの食事。ありがとうございました&ごちそうさまでした。
盛岡の485分の最後はバスの待合室でノーパソポチポチするので盛岡駅から西口へ。「こんな陽は、旅に出たくなる。」!!!!。そうだったのか、ここへきてこれを見て、ワシが平日夜に思いたってサッカー観戦なんぞをすることを肯定されちゃうことが約束されていたのか!!!。恐るべしさすがは盛岡ぁーーーっ!!!!!
あの歌の2番の歌詞。推しクラブに恋い焦がれるサポーターの気持ちを歌った曲だろ。さすが阿久悠さん(たぶん大いなる勘違い)。
「その日」を思って応援し続けるだけ。文字通りサポーターだもの。- ぷちを