地方の仕事環境について
連日テレビ局のコンプライアンス問題について騒がれていて地元の仕事環境について思うところがあった。
地元で就業しない人が増えるのは仕事がないという理由だけではないのではないのだろうか
都市の方が時給が高いから、やりたい仕事ができる職場がないから、など地元から離れた意見はよく聞く。しかし私は別の部分でも問題があると感じている。それは、働く環境の問題である。
土曜出社、時間外の勤務&サービス業務(”雪かき”など業務として扱われないがやらなければいけない作業が多い)、ハラスメント、自由度の低い勤務体系...。
友人、家族はパワハラを経験している人が多い。髪の毛を引っ張られて、社長に伝えても「あの人にしかできない業務があるのだから、我慢してくれ」と言われ放置されていたり、嫁を会社に呼びつけて「(従業員である)あなたの旦那さんは変じゃないですか?」と言ってみたり。人格を否定するのはハラスメントとしか言いようがない。コンプライアンスが騒がれ、就業環境も見直されている現代とは思えない状況が多いと思う。
土曜出社がこれほどに当たり前の企業が多いのも如何なのだろうか。土曜出社をさせないと仕事が回らないほど仕事が多いのだろうか?友人や家族の職場環境について聞いていると本当にやるせない気持ちになる。
また都内企業では毎年コンプライアンス研修があったりして、一応注意喚起を定期的にされ意識せざるおえない!レベルの状況になっているし、人が多いぶんの”人目”もある。またオフィスが広い企業が多いため、部署異動があれば(嫌な人がいる場合、その人に)合わないという手段をとることもできる。人が入れ替わることのない環境ほどハラスメントは起こりやすいんだと思う。
人を動かすほどの魅力が課題
地元でも働き、都市でも働いたこの経験と感覚を活せることがあるのではないか?と考えるたりする。
どんどん人が少なくなって、母校がなくなり、デパートが減り...そんな情報を聞くたびに不安だし、そして焦る。
でも、地方移住を推薦できるか?と言われると、”なんとも言えない”というのが私の正直な気持ちで、とても心苦しい。
都市、地方に関わらず、どこにいても気持ちよく働きやすい環境があり、やりたい仕事ができて、育児・介護と仕事を両立しやすい!だなんて夢見たいな話に思えるけど、実際に在宅勤務、フレックスなどでも業務ができるのならばできないことではないのではないだろうか...。
そして"人が嫌がることをしない"ということがベースのコンプライアンスを大切にして、働く環境を見直すことができたら、もっともっとそこに住む人が人を呼ぶことが出来る環境が出来るのではないだろうか。