私たちは過去と今を行き来している〜過去で苦しむ人たちへ
こんにちは!アロマ心理学開発者大島鶴枝です。
アインシュタインは、相対性理論を確立する中で、過去と現在、未来と言う考えは幻想に過ぎない。時間は同時に存在しているということを発見しました。
私たちの脳は、シナプスとシナプスを電気信号(光)で行き来し、今である現在を体験しながら脳の中で、すぐに過去にもいける。
そのため、時間は同時に存在しているとアインシュタインはいったのですね。
確かに、今という物質社会で生きながら、私たちは脳内で、あらゆる感情と紐づけられた記憶を引っ張り出し、目の前にない過去や空想である未来を思い描きます。
そんな中、引き出す過去の種類が、『今』の私たちの感情からきていると言うことって知っていますか?
辛い過去を思い浮かべる時、必ず『物質社会である今』も辛い目に遭っているのです。
今が辛い時
さて、『今』が辛いと感じる人の、『今』はいったい、どんな環境であることが多いのでしょうか。
人が違えば、辛い『今』も全て違うので、例を出すと、
・職場の上司がいつもモラハラしてきて、嫌なことばかり言ってくる
といった、自分だけではなく『相手』が存在することで、その相手とのトラブルを抱えているために幸せではないと思っている場合の『今』の場合
『相手』にされたこと、『相手』が自分を侮辱し、ひどいことをした証拠集めをするために、
脳は、『相手との思い出』の中の『今』の波動に近い過去を引き出してきます。
つまり、今の心の状態に近い過去の投影を引っ張り出して、脳内に映し出すのですね。
職場の上司がモラハラしてくるという場合、それに絶えている間にも、脳内では同じ波動の過去が投影され、『今』である現実と、『過去』である脳内のダブルで、モラハラを受けていると言うことになるのです。
環境をすぐに変えられればいいのですが、現代人には、職場をやめられない理由が他にもあることが多いため、
その上司から離れることもできないし、八方塞がりのように見えます。
でも、実は、この『今』である現実さえ、脳内が投影している一つに過ぎないと言うことを理解すると、解決策はとても簡単にやってくるのです。
同じ波動のものが引き合わされる
脳は、常に過去・現在・未来を脳内で、高速の光で一瞬で駆け抜けます。
つまり、脳は、『今』起きていることと、『過去』起きていることを区別できないのです。
アインシュタインがいう、「時間は同時進行している。」は、脳内が常に、『今』である物質社会を生きながら、感情というきっかけでその瞬間、過去に行ったり、未来を思い描くことによって、
人間の脳内は、脳内の世界が全てであると伝えているのです。
つまり、物質社会である『今』を生きていると思っているかもしれませんが、人間の脳は、ほとんど『今』に集中していません。
だから、『今』を変えるなら、『過去』をかえ、『未来』を変えるしか方法はないのです。
でも、今、モラハラを受けていて、それが辛いという状況で、どうやって『波動』を上げるのか。
それは、『相手を許す』ということです。
モラハラ上司の言葉を聞いてみましょう。
『お前はいつも言われたことを完璧にやってきた試しがない』
と言われたとします。
その言葉をそのままダイレクトに受け取ると
『私は何一つ人の役に立てないダメな人間だ』と聞こえるかと思いますが、
この言葉の光と陰を見てもらいたいのです。
この上司は、完璧にやらない自分だから、モラハラができるのです。
自分を卑下することで、エネルギーを奪っている『エネルギー泥棒』であり、完璧にやられてしまうと、本当は困るといっていることがわかるのです。
心の中で、それを理解すると、相手が怒鳴っている姿が、とても滑稽に見えてきます。
『必死なんだな、自分の地位を守りたくて、権力を振りかざすことでしか、自分を守れないんだな。』
そう思うと、上司という『人』が見えてきます。
この上司は、今の地位を獲得するのに、必死に働いていた。
時間も労力も惜しまず、ずっと、同じように上司からモラハラを受けて、それでも諦めず、前を向いて歩いて、やっと今の地位を手に入れたんだ。
その時、自分も同じように感情的になっていることに気がつきます。
上司を『人』として見ることができた時、初めて、その人に『許す気持ち』が出てくるのです。
感謝の波動は強力
実は、このような争いは、人間関係では、日常茶飯事で、会社だけではなく家族間でも、友人関係でも、人は、何かしら、攻撃しあい、勝ち負けの世界にどっぷり浸かっていることが多いです。
私は、自宅で仕事をしているので、あまり人間関係が複雑ではないし、関わる人が自分に心地よい人かを判断して付き合うため、
あまり、このようなトラブルに見舞われていないように思うかもしれませんが、その反動なのか、いつも、私のエネルギーを奪うのは、『息子』です。
息子は、私と話していると、私のダメ出しをします。
アロマ心理学でいう『裏切りの傷』が私も息子も強いため、異性である親子で、内面が磨かれる体験をいくつもするのです。
その度に、お互いが相手を屈服させようと必死になり、どんどん、エネルギーが消耗することがわかります。
そして、波動が最も低く落ち込んだ時、息子は、私に過去を引っ張り出して『心』にナイフを突き刺そうとするのです。
『実際に起きた過去』は、私の脳内では消えていても、
息子の脳内には、確かに存在します。
私は、毎回、そのナイフを突き刺され、過去を恨みます。
いつも、息子に愛を奪われる。
私にとって、1番のテイカーは『息子』です。
でも、そこには、息子の『自分を否定しないで』という心の声が含まれているのです。
『理想のお母さんでいて、いつもよしよしして。』
僕を2度と責めないで、責めたら、ナイフを刺すよ。
最近も同じようなことがあり、息子がこう言いました。
「因果応報って言葉って知ってる?今のって前にもあったよね」
息子が、母との今の会話を前にもあったことを理解したのです。
そうだよ、私たちは、いつも同じことを繰り返している。
私は、息子に愛して欲しくて、息子は私に愛して欲しくて、いつも自分が正しいと言ってしまうの。
息子が、その後、過去というナイフを私に刺そうとした時、
「もう、わかっているから、過去の話はやめて」とその話を中断させることができました。
波動は同じものを引き寄せる。
辛い過去を引き出し、その過去で、私の心にナイフを突き刺す息子は、今、その時と同じ波動である。
それくらい、私との口論が苦しいのだ。
だから、私は、思う。
もう、息子にわかってもらおうとしない。
これからは、深い精神性を話したりしない。
心は言葉では、通わせることはできないけど。
その代わり、毎日、息子にハグをしよう。
辛い過去に今でも、私も苦しんでいます。
でも、物質社会で体験したことがその瞬間、すぐに過去になる。
だから、思い出す過去を幸せなものにしたければ、今が幸せである必要があるのですよ。
皆様の幸せを祈っています。
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