短歌とか短歌とか¹⁷
秋晴れの空見上げれば潮の匂い台風で海が近づいたのか
台風の次の日、海なんて近くない大学構内で、潮の匂いのようなものを感じた。なぜ。台風一過の晴れた空、ふんふんとずっと辺りを匂っていた。
潮の匂いがたまに訪れるときがある。
潮の匂いは、生きてるのかもしれないなぁと思わせる匂いである。
いつでもすぐに、この世界はすべて幻想とか、ゲームとか、誰かの想像とか、そんなもので、実は実態も何もなくて、神様とか巨人とかが操っているんじゃないかって、そういう考えを、ちょっとだけ思い出させてくれる。
この考えが(考えと呼べるほどのものかわからないけれど)どこかの本にそのまま載っていて、ものすごく感動したのを覚えているのだけれど、どの小説だったか忘れてしまって、久々にとても悔しい気持ちだ。
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