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ぺちこ
2018年7月18日 18:27
薄暗い部屋間違えている人生 明日をそっと叩いてなでる何もやる気が起こらず、自分のことを癒さないといけない、と勝手に思い込む夕暮れ。とても悲しいことが起きたわけではない。とても怒ったわけでもない。体調が悪いわけでもない。明日が来るのがとても嫌で、それでも明日がいい日になることをしっかり祈ってしまえるような、そんな気持ちでいる夜の入り口。
2018年7月21日 18:17
毎夏毎夏、私は、誰に言われることもなく、蝉が鳴き始めていることに気づいていた。今年はあの子の言った「蝉、鳴き始めたね」という何気ない言葉に、始めて蝉が鳴いているのに気づいた。私は私を取り巻いている世界について、鈍くなっているかもしれないし、これは年齢を重ねたことの正しい反応かもしれない。よくない変化なのかもしれない。別段、何も示唆していないのかも。蝉が鳴いているなんて、夏が本格的に始まった