4段環境を制す!赤緑ロー完全解説
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vsレベッカの項目
質問コーナー
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vsレベッカの項目
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vsレベッカの項目
vs赤ゾロの項目(既存の文の修正)
vs黒ルッチ(黒系)の項目
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現環境の赤緑ローの立ち位置
質問コーナー
どうも初めまして、ペスです!
普段はYouTubeで主にワンピースカードの対戦動画を上げています。
https://www.youtube.com/@pethcard
最近は赤緑ローで大会入賞する事が多く、この前出場した天竜杯で優勝、フダフダ杯で準優勝、エリア予選やその他大型の大会でも好成績を残すことができています。
エリア予選以来DMで赤緑ローについての質問をよく頂くようになり、以前からnoteを書いてくださいとの声も頂いていたので、今回初めて僕の赤緑ローの構築や考え方をnoteにまとめさせていただく事となりました。
最初は気軽に書き始めたのですが、書いているうちに楽しくなってしまい、気づけば20000字近くになっていました笑
僕が知っている赤緑ローの知識はほぼ全部詰めこみました。
無料部分だけでも読み応えがある内容だと思いますので、ぜひ目を通して頂ければ嬉しいです!
そして人生初めての記事なので多少の誤字脱字駄文、お許しください…!
最近の戦績
noteを書かれる方は載せられている方が多いので、僕もここ一ヵ月の戦績を並べてみました。
ほとんどがエリア予選の調整のために出ていた大会ですが、ひと月でどんだけ大会出てるのこの人…
ローを使用して参加した大会は上記の大会が全てだと思います。
ほぼ決勝トーナメントまでは残れているので、アベレージでいえば高い方なのかなぁと思います。
このデッキを共有した青髪のテルさんも
フダフダ杯ベスト16位
と好成績を残しています。
よく赤緑ローは”白ひげに有利を取れない”と思っている方がいますがそんなことはありません。
僕が今使っている赤緑ローの構築はとにかく白ひげに強く、エリア予選を含む大会の合計戦績が15勝1敗ととんでもない勝率を叩き出しています。
練習やカジュアルイベントでもほぼほぼ勝ち越せています。
もし現環境で白ひげやゾロ、レベッカに苦戦されている方や、赤緑ローを使って行き詰まっている方はこの記事を読めば勝率を上げられるようになると思うので、ぜひ最後までご覧ください!
現環境の赤緑ローの立ち位置
まず環境での立ち位置を確認する前に僕のデッキのデッキ相性を紹介したいと思います。
僕の構築の各対面への相性は
有利対面が
白ひげ、カタクリ、青クロコ
五分〜微有利が
赤ゾロ、混色ドフラ、ミラー
不利が
レベッカ
となります。
上のティアー表でいえば、赤緑ローはほぼすべての対面と戦えるため、ポジションは確保できていると考えています。
7/20(横浜予選後)
白ひげが1.2フィニッシュで帰ってきました。
今回のエリア予選は、今までの予選の中でも強豪が多く、激戦区になるだろうと言われていました。
実際にランキング上位者の名前を見ても、去年本戦に出場された方や、非公認などで結果を上げている方が何人も上がっています。
僕自身最初に感じたことは、メタゲームどうこうよりも"強い人が勝つ"と当たり前の事を感じた大会となりました。笑
ここ数か月のメタゲームを振り返ると
環境初期は前環境から強かった白ひげが大きなシェアを占め、広島予選で優勝。その後の宮城予選でも安定した成績を納めました。
多くのプレイヤーが「やっぱり白ひげか…」と嘆いていたところで環境が動きます。
福岡予選でのレベッカの優勝です。
レベッカは白ひげに対し、そこまで大きな不利をつけずに戦え、増え始めていたゾロ、ロー、混色ドフラに有利がつけられる他のデッキにはないポジションを確立しました。
レベッカにとって福岡予選~愛知予選のタイミングは、それらの有利対面が多くの割合を占めていたことから、ベストな環境だったかと思います。
そしてそこからまた環境が循環していき、先日の横浜予選で白ひげが再び優勝。環境が1周した形となりました。
僕はこの白ひげの1.2フィニッシュに関しては凄く腹落ちしていて、白ひげが再び勝った大きな要因がこの「環境の多様化」だと思っています。
こういった環境はデッキの分布が散っていて、長い回戦を通して多くの種類のデッキと当たることになります。
この状況は環境デッキが1~2種類の時より遥かにメタゲームが読みにくく、その日のデッキの当たり運で勝敗が左右されてしまいます。
ここで安定して勝ち上がる為には、どのデッキと当たっても戦えるよう工夫する必要がありますが、大きくアプローチする方法は2つあって
・デッキ構築で工夫する
・デッキ選択で工夫する
このどちらかになるかと思います。
デッキ構築で工夫する方法
こちらは今まで使っていたデッキをチューニングし、環境に適合させていくアプローチで、大多数のプレイヤーはこの方法を選択すると思います。
具体的には、相性の悪いマッチと当たった時でも戦えるよう対策カードを入れて不利対面への相性差を埋めます。
最近の赤ゾロで対策カードで例えると、《ティーチ》《4マルコ》《火拳》などの「白ひげ海賊団系」のカードがこれに当たります。これらのカードを採用することで、今の赤ゾロは元々苦手な白ひげや混色ドフラに対して勝率を上げることができています。
そして入れ替えで抜くカードを特定のマッチで腐りやすいカードや有利対面でオーバーキルになりやすいカードにすることで対面の相性を
不利→微不利
有利→微有利
に近づけ、どのデッキとも平均的に戦える”丸い構築”が完成します。
これは言ってしまえば、今の赤ゾロを使えば不利なマッチアップをあまり踏むことなく戦えるともにも繋がるので、赤ゾロの母数が白ひげ並みなってきていることも頷けます。
デッキ選択で工夫する方法
その環境下で不利対面の少ないデッキを選択することです。この方法は、その時の状況でデッキを使い分ける必要がある為、ある程度どのデッキに対しても知見があるか、元々そのデッキを使っていた人でないと難しい方法かと思います。
今回の予選で例えるなら、福岡予選の状況がわかりやすいと思います。
福岡予選ではレベッカを選択した人が勝ち組となりましたが、この時はレベッカにとって有利な赤ゾロやローが増えていて、苦手な青クロコや黄カタクリの割合が少なかったことから、トップ4に3人のレベッカが残るという、その時では異常事態と呼べる現象を引き起こしました。
この方法は上記のデッキ構築で工夫するアプローチより難易度が上がりますが、環境読みが適切にできれば大きく勝ち越すことができるでしょう。
…思ったよりも大分前置きが長くなってしまいました。
ここからはなぜ今回白ひげが結果を残した理由が「環境の多様化」なのかを話していきたいと思います。
まず、僕は白ひげの相性差に関しては以下の通り認識しています。
有利~微有利
赤ゾロ カタクリ レベッカ
混色ドフラ ナミ (クイーン)
5分
ミラー
微不利~不利
赤緑ロー エース (青クロコ)
人によって多少違う部分はあるかもしれませんが、大きくは外れていないと思います。
そしてこちらが今回の横浜予選のデッキ分布です。
こちらは投稿者のすけさんに許可を取って引用させていただきました。
デッキ分布を見ると白ひげの使用率はトップですが、前ほど多くはなく全体のデッキの種類も愛知予選の時より散っていることがわかります。
白ひげの不利対面の赤緑ローはレベッカの流行によって減少、同じく不利対面のエースは少し増えましたが、赤緑ローほど相性差のつく相手ではありません。
そして前より白ひげの母数が減っていますが、これは赤ゾロの台頭が大きいと思います。
赤ゾロも白ひげのように安定した動きをすることが可能で弱点の少ないデッキなので、安定志向の人は赤ゾロか白ひげを握る選択をすると考えるなら、そちらに流れている可能性も高いと思います。
つまり今回の予選でどういうことが起きたかというと、レベッカの登場で環境が多様化、それに伴い苦手な赤緑ローの母数が減少。赤ゾロの増加により白ひげの母数も減少。ミラー戦のリスクが減り、その代わりに微有利の対面が増え、相対的に環境での立ち位置を上げたデッキが白ひげだったという可能性が高いのかなと思います。
実際はその日のマッチ運や偶然が重なって白ひげ勝ち上がった可能性も十分あるので参考までにしていただければと思います…笑
今回は最後のエリア予選を控えている方もいると思うので少し長めになってしまいましたが、参加される方は参考にしていただければ幸いです!
最後にこれからの環境予想を貼っておきます。
tier1に白ひげ、赤ゾロ
tier2にレベッカ、カタクリ、ロー
その下に5つのデッキを配置しました。
レベッカのtierを少し上げました。
レベッカは最近の非公認の大会結果でも増加傾向にあり、白ひげや黄色に対しての戦い方も定まってきた感じがある為、最後のエリア予選では数を増やすのではないかと考えています。福岡予選から期間も立っているので練度の壁を超えている方も多そうです。
赤緑ローを使われる方は少なからず、対策した方が良いと個人的には思っています。もうなんのnoteか分からなくなってきましたが、こちらは赤緑ローのnoteなので対策方法につきましては対面解説の部分で詳しく説明しています。笑
赤緑ローを使う強み
赤緑ローは1段環境で登場したリーダーにもかかわらず、3弾環境以降は新規カードがほぼ追加されずに生き残っています。
同期がいるとすれば赤ゾロや青クロコが健在ですが、赤ゾロは《5マルコ》や《火拳》、青クロコは《レッドロック》や《10カイドウ》など多くの強力なカードを手に入れ、デッキの形は当時とは全く違います。
他のリーダ達が淘汰され、赤緑ローも何回も「終わった」と言われ続けてきましたが、常に環境に存在し成績を納めています。なぜ生き残れているのでしょうか?
僕の考える理由は3つあって
「適応力」「硬さ」「爆発力」です。
この特性を理解すれば、不利対面がほぼないと言われている赤緑ローの強みを最大限生かすことができるでしょう。
適応力
これはプレイの面だけではなく、デッキで採用できるカードのバリエーションが多いということです。
単色リーダーで対策しきれないデッキが流行したとしても、赤緑ローは赤と緑の広いカードプールから対策カードを選択することができます。
青クロコやクイーンのような
コントロールが流行
⇩
アグロに寄せましょう
混色ドフラや錦えもんのような
ミッドレンジが流行
⇩
コントロールに寄せましょう
赤ゾロのような
アグロが流行
⇩
ミッドレンジに寄せましょう
ほぼ全ての環境で赤緑ローが生き残り続けてきた理由は、リーダー効果の強さもありますが、その環境に合わせて少しずつ適応してきたからと言えます。
…でもそろそろ新規カードをください。
硬さ
多くの混色リーダーはライフの少なさから、環境レベルで使用されることが少ない現状があります。しかし、赤緑ローや緑紫ドフラミンゴ、青黄クイーンあたりはなぜかそれを乗り越えています。なぜでしょうか?
その大きな理由がリーダー効果を組み合わせた「硬さ」です。
緑紫ドフラミンゴ
手札供給力&強力な防御札。
青黄クイーン
回復力&除去性能&強力な防御札。
赤緑ロー
手札供給力&強力な防御札
この2つの要素にリーダー効果を組み合わせることで、突破の難しい硬い盤面を作ることができます。…そしてなぜか手札も増えています。
《ナミ》《ダダン》《ボニー》を抱えていれば、相手がこちらの盤面を処理してきてもすぐに盤面や手札を修復できたりします。
爆発力
「ブン回り」です。
レベッカなどの不利対面であっても早いターンにリーダー効果で《ブロッカーロー》と《速攻ゾロ》を組み合わせたり、そこに《スターターロー》を絡ませることができれば、赤ゾロ以上の高火力と速度で相手のライフを削り切ることができます。
「上振れ」や「運」と言ってしまえばそれまでですが、カードゲームをする上で「上振れ」と「運」、めちゃくちゃ重要です。
強豪の集まる大型の大会なら、レベルの差を吹き飛ばせる「ブン回り要素」のあるデッキを握ることは、大きく勝ち越す上でとても大きな要因となります。
そして実はこの「爆発力」、デッキ構築やマリガン基準、プレイングである程度操作できたりします。
ブン回りハンドが来てもブン回らせ方が適切でなければ、劣化した赤ゾロになってしまいます…。
今回はこの部分が伝えたいところではないので、この記事が好評なら、またの機会にお話ししたいと思います。
各対面との戦い方
ここからは赤緑ローの各対面への相性や戦い方の解説をしていきたいと思います。
赤緑ローを相手にする方にとっても役立つ内容だと思うので、ご自身の使っているデッキと照らし合わせて見ていただければと思います。
まずは環境のデッキからおさらいしていきましょう。
僕が宮城予選前に考えていたティア―表は以下の通りです。
そしてこの表を指針に作成したリストがこちらです。
僕はエリア予選、フダフダ杯、天竜杯とずっとこのレシピを使っていました。
各カードの解説は後半で説明しますので、まずは戦い方解説からしていきたいと思います。
VS白ひげ
先手:有利 後手:有利
先手を選択します。僕の構築では先手も後手も有利を取れますが、先手の方がより楽になります。
VS白ひげ動画(このnote用に作成しました)
白ひげ対面は僕が最も練習した対面で、フリー、一人回し、大会でのマッチを入れると200戦以上はしてきました。狂っています。
世はまさに「大白ひげ時代」です。
エリア予選ではレベッカが優勝しましたが、ひげが減る事はないでしょう。
このデッキも環境に合わせて適応できるからです。
大会の大小問わず、勝ちあがる為には「どれだけひげと戦えるか」を考える必要があり、戦えないようならデッキ選択から見直す必要があります。
僕はこの対面をかなり重く見ていて、対策カードも多めに入れていることから宮城予選では全勝、他の大会や練習段階でも白ひげに対しては大方勝ち越せています。
赤緑ローはデッキ構築の自由度から、人によってリストが様々です。赤緑ローを使えばどんな構築でも白ひげと戦えるわけではなく、対策が甘かったり戦い方を理解していなければ間違いなく不利が付きます。
これからはそこに焦点を当てて、具体的な白ひげの対策方法や白ひげの弱点、戦い方についてお話していきたいと思います。
戦い方
まず戦い方に関しては
先述したように先手を選びます。
理由は大きく2つあって「ホーキンスの先置き」と「攻撃回数」の問題です。
先手の理由①《ホーキンス》の先置き
先手3ターン目に置く《ホーキンス》はこの対面では何よりも強い5コス初動になります。
ローは対面問わず序盤3ターン目のリーダー効果を目指しますが、《ホーキンス》がいる時に限りその条件は無視できます(できるなら絡めて出したいけど)。
それだけ早い段階で着地する《ホーキンス》は制圧力が高く、相手が対処できなければゲームを終わらせるくらいの影響力があります。
特に白ひげ対面においては劇的に刺さるカードなので、マリガン基準は《ホーキンス》がいるかいないか、ここを見ます。
相手が後手理想ムーブの場合こちらが最速で《ホーキンス》を置くと、《アトモス》や《スピードジル》が止まり、そのターンはリーダーでしか攻撃ができなくなります。
《アトモス》の攻撃を先送りにする事で、序盤重要なリソースを温存する事ができます。
リーダーの攻撃を受けるとこちらのライフは前のターンの攻撃と合わせて2になります。
ライフを2にするメリット
余談ですが、ローは対面に関わらずライフを2以下まで受けることが重要です。得られるメリットは2つ
・次ターンにリーダー効果を絡めて動きやすくなる
・《ラディカルビーム》の使用圏内に入る
上記の2つが挙げられます。
特にゲーム序盤に《ラディカルビーム》の使用圏内にすることは重要で、殴った後の《ホーキンス》や《速攻ゾロ》への7~8000パンチを手札1枚で止められるようになります。
もしライフ3のままゲームを続けると、キャラの殴り合いになった時にアタッカーを守るハードルが上がってしまい、ゲームプランも大きく変わってしまいます。
先にライフを2点受けておくことでそのハードルを下げつつプレイの選択肢を増やせるのなら、得られるメリットの方が大きいと僕は考えています。
しかしこの段階でライフを1まで減らすかは、その時の対面や状況で判断する必要があります。
白ひげ対面においては後半に大きな攻撃がたくさんくるため、以降のライフは温存したいです。
もし白ひげ対面で先3の《ホーキンス》がいない場合は、リーダーの攻撃に加えて《アトモス》の攻撃まで受けることになります。
この場合、手札を余分に使うか、ライフを危険域の1まで減らすことになります。
《ブロッカーロー》を出すのもいいのですが、結局アトモスには殴られてしまうのでリソースは削られてしまいます。
ホーキンスかルフィか
《ホーキンス》に関連する内容として、少し《5コスルフィ》についてお話しします。
《ホーキンス》と《ルフィ》は"ロー界隈"の間でよく比較されますが、僕は白ひげ対面においては《ホーキンス》の方が優れていると考えています。
5コス枠を《ルフィ》にする場合、最速で出せる5コスカードが《ルフィ》だった時に、立ててターンを返せば相手キャラにライフを詰められてしまいますし、即攻撃すると《ルフィ》を狙い撃ちにされて、序盤重要な手札を削られてしまいます。
もし先手を取らされていた場合は、ライフも3で止まってしまいます。
それなら4t目や5t目に出して攻撃に行くかというと、今度は《エース》の裏目があります。
《エース》をケアするなら立てて返すしかありませんが、そもそも《ルフィ》を立てて返すなら速攻の強みがなくなってしまいますし、同じ状況なら《ホーキンス》の方が相手の攻撃をけん制できる分、盤面への影響力は強いと思います。
もちろん《ルフィ》は即効性があり《4マルコ》を突破できるメリットはありますが、《4マルコ》を突破する力は《ホーキンス》にもありますし、《ホーキンス》はドンを多く付けて《9ニューゲート》クラスの大型のキャラを落とすこともできます。
《ルフィ》の持っている役割がリーサルを決めるための「フィニッシャー」とするなら
《ホーキンス》は「除去」「相手キャラの攻撃のけん制」「フィニッシャー」と《ルフィ》よりも多くの役割があるのです。
以上の理由から、僕は白ひげ対面においてはルフィよりもホーキンスの方が重要度が高いと考えています。※白ひげ対面以外では《ルフィ》採用する強みもあるので、この部分はカード紹介で解説します。
先手の理由②攻撃回数問題
先手を取るもう一つの理由が
「攻撃回数」の問題です。
ここは赤緑ローだけではなく、他のデッキも共通して意識しなくてはいけない部分だと考えています。
まず、現環境の白ひげの最も強力な動きが「《9ニューゲート》の連打」だということは共通の認識としてあると思います。
これを超えられないデッキが多いことから、白ひげが環境を定義付けていると言ってもいいと思います。
そもそもリーダーの素のパワーが6000で通常でも攻撃が通しにくいのに、中盤からは数ターン8000。連打が終わった頃には《9ニューゲート》が場に数体&手札がいっぱい…。この動きをされると大半のデッキは吹き飛びます。
それだけ強力な動きを安定してしてくるデッキなので、弱点がないように見えますが、実はこのデッキならつけ入る隙があります。
正直、僕が練習を始めた当初は《9ニューゲート》が出る前に挨拶程度の攻撃をしつつリーダー効果を使い盤面を固め、手札にカウンターを集め、終盤のためにリーサル用のカードを用意して備えていました。
多くの対面ではドンをキャラに割り振り、本格的にライフを詰めるタイミングがゲームの終盤だからです。
しかし白ひげ戦に限っては違っていました。
つけ入る隙があるのはニューゲート出るまでの4ターンです。
繰り返し言いますが、白ひげに圧倒的に負けるシチュエーションが9ニューゲート連打からの手札いっぱいです。
連打ターンに入ってしまうと、それまでリーダーに「+1ドン」で入っていたダメージが「+3ドン」必要になってしまいます。
ダメージ効率が悪いどころではありません。リーサルに行こうにもいっぱいの手札で守り切られてしまいます。
それなら攻め込むタイミングを序盤に持っていきましょう。
どのように攻めるか
具体的なお話しをします。
先手5ターン目までに相手のキャラかリーダーに8回以上攻撃を仕掛けてください。
できれば10回くらいが理想です。それも大きくダメージを振るのではなく6-7000パンチがいいです。
《9ニューゲート》着地時の相手のリソースを考えましょう。
こちらが何もしない場合、相手のリソースは「初手5枚」+「ドロー5枚」+「ライフ6枚」=16枚あります。
《アトモス》のターンから毎ターンキャラを1体出したとすると手札–4枚で12枚。
つまりリーサルを決めにいくには、
序盤でこの12枚をどこまで削れるかを考える必要があり、この4ターンで削れた手札の数がそのまま勝敗に直結します。
もしこの4ターンで6000パンチを8回リーダーに叩きこむと(実際はキャラを落としに行く攻撃もしますが説明の都合上省きます)結果は以下の通りになります。
《9ヒゲ》着地時の相手のリソース
・相手がライフを守った場合
・相手がライフを守らなかった場合
となります。
ここから更にリーサルに向かって手札を削ります。
《9ニューゲート》連打ターンからは8000以上のパンチを各ターン1-3回してください。
するとどうなるでしょう。
連打が終わる頃には(または連打中には)相手の手札とライフリソースは合計6枚以下になっているはずです。
十分リーサル圏内です。
《スターターロー》を絡めて一気に勝負を決めに行きましょう。
攻撃回数を稼ぐ方法
ここで「ゲーム序盤にそんな攻撃回数を稼げるの?」という疑問が浮かぶ方もいると思います。
大丈夫です。稼げます。
ドンを付与する《ナミ》《ブルック》《ホーキンス》を絡めましょう。
理想ムーブを上げるなら
こんな感じで《ドンナミ》や《ホーキンス》、《ブルック》を絡めれば攻撃回数8回以上は難しくないです。
特に《9ニューゲート》の出る1ターン前
先手5ターン目は猛攻を仕掛けてください。
効率よく手札を削れるタイミングはそのターンが最後です。
その後のリーサル時に押し込みができそうな場合は、このタイミングで《スターターロー》を使ってリソースを削る選択もあります。
注意する点
猛攻を仕掛ける4ターンで注意したいことが2つあって
➀ライフを守れるよう調整しながら連パンする
➁リーサル用にスターターローを用意しておく
ということです。
➀に関してはノーガードでなりふり構わず行くと普通に押し切られます。
《ラディカルビーム》や《チョッパー》、2000カウンターをうまく使って《9ニューゲート》が出た次のターンでも生き残れるようライフや手札を残しておきましょう。
殴ってきた相手キャラはできるだけ落としたいです。《お玉》を使うか、《ホーキンス》で+2000以上のアタック×2をしてKOしましょう。
➁に関しては手札に《スターターロー》があれば問題ありませんが、無い場合は《ボニー》で拾いにいくタイミングをどこかで作っておくと後が楽になります。
先手と攻撃回数
そもそも先手を選ぶ理由が「攻撃回数」というお話をしていましたが、なぜそうなるのでしょうか。
こちらが先手を取った場合、《9ニューゲート》着地までで殴れるターンは2t目~5t目までの4ターンです。
後手はどうでしょう?殴れるターンは
4ドンターン
6ドンターン
8ドンターン…
そうです。
後手の場合、《9ニューゲート》着地までで殴れるターンが3ターンしかないんです。
加えて2~3t目はリーダー効果のためにキャラを並べるタイミングも含まれるので、実質連パンできるターンが1ターンしかありません。
試してみればわかりますが、後手を取った場合、攻撃できる回数は頑張っても6回ぐらいです。
更にその場合、相手キャラの攻撃回数は1ターン分増えるので、マウントも取られやすくなってしまいます。特に5マルコ連打はかなり痛いです。
色々試してみた結果、この先手が有利ということに関してはロー側のデッキ構築で大きく変わることがわかりました。
序盤に攻撃回数を稼げるカード《ドンナミ》や《ホーキンス》を採用していない場合は、後手を取った方が勝率を上げることができています。
今白ひげを使っている方は、その時流行っている赤緑ローの構築が《ドンナミ》《ホーキンス》を採用しているのかどうかを判断して先後手を選ぶと、戦いやすくなるかと思います。
ホーキンスの使い方
「お前ホーキンス大好きだな!」って言われてしまいそうですが、僕も好きでこのロン毛を推してる訳ではありません。
僕も本当はかっこいい5コスルフィを使いたいです。
…ホーキンスを使う際の注意点をご説明します。
➀1枚目は雑に使ってもいい
対戦しているとよく手札にかさばることがありますが、2枚ある時は1枚は雑にアタックして手札を削り、返しで殴ってきたキャラを2枚目で取るプレイもあります。《エース》を誘い出すプレイとしても有効です。
➁相手のキャラを落とす時
基本は殴ってきたキャラは落としたいので+2000以上で攻撃しましょう。手札を削りたいときは+1000も有効です。
どうしてもKOしたいときは+4000で殴ったり《お玉》を使うと楽になります。
リーサルが近いときに《9ニューゲート》に12000以上で殴ると相手は自分を守るカウンターを取っておかなければいけない都合上、KOを強要させることができます。
➂殴るタイミング
《エース》が刺さるタイミングでレストにするのはNGです。
《9ニューゲート》前は殴っていい場合も多いですが、そのタイミングで《エース》が出てきて面を取られて負ける場合もあります。
《エース》を出されたら逆にこちらがリーサルを決められるよう盤面を構築したり、他の殴れるキャラを用意しておきましょう。
➃4マルコの突破
知っている方も多いと思いますが、リーサルの際は《4マルコ》を1体まで無効化することができます。
《スターターロー》を絡ませて12000以上のアタック×2をしてブロックさせ、もう一度攻撃しましょう。
赤緑ローの知識はつきませんが、ここまで読んでいただいた後にこちらのnoteを読んでいただけると興味深い部分があります(意味深)
はい!以上が白ひげ相手の戦い方でしたが、ここまで書くのに7時間以上掛かりました。笑
この濃度で書くと相当時間がかかってしまう上にyoutubeへの影響も出てしまうので、申し訳ないのですがここからは有料にさせて下さい…
以降は同じ要領で
・赤ゾロ、レベッカ、緑紫ドフラ、その他対面の戦い方
・Youtubeの限定公開プレイ動画の公開
・デッキの採用カード解説
・採用候補カード解説
をしていきたいと思います。
またエリア予選で環境が動いた時は随時追記をしていく予定です。
ローを使いたい方、好きな方、対策したい方にとって損の無い内容だと思いますので、興味がある方は見ていただければ嬉しいです。
僕のYouTubeチャンネルでも対戦動画をたくさん上げていますので、プレイが気になる方は是非ご視聴ください。
https://www.youtube.com/channel/UCvm-1ToUUGiYFP7mzzEKLnA
一緒にやっているテルさんも、プレイが丁寧で参考にできる部分もたくさんあると思います。
https://www.youtube.com/channel/UCIC-kwGz4cbm-mkVwU-zrOw
記事に乗っていない内容で質問があれば、TwitterのDMでもできる限り回答しますのでぜひぜひ問いかけてみてください。
それでは次は赤ゾロ対面について解説していきたいと思います!
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