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有名非公認大会全勝優勝!青単ハンコック入門書
ペスです。
普段はYouTubeでワンピカードの対戦動画や解説動画を上げたり、非公認大会で遊んでいます。
先日青単ハンコックを使いエリア予選東京で7-2、マッチングバトルで3-0、関東の非公認CS「天竜杯」で7-0優勝する事ができました。
エリア予選 東京 7-2 73位
— ペス (@pethcard) December 8, 2024
使用:ハンコック
予選
1.青ハンコ 後 ◯
2.黄キッド 後 ◯
3.ティーチ 先 ◯
4.青ハンコ 先 ×
5.ウソップ 先 ×
6.紫ルフィ 先 ◯
7.ティーチ 後 ◯
8.青ドフラ 先 ◯
9.ティーチ 後 ◯
シャンティーチ多い予想でハンコック!対戦して頂いた皆様ありがとうございました🙇♂️ pic.twitter.com/GY0Ku1gMHq
#天竜杯 in ポンポコ 全勝優勝🏆
— ペス (@pethcard) December 13, 2024
使用:ハンコック
予選
1.赤青マルコ 先 ◯
2.シャンクス 後 ◯
3.ハンコック 後 ◯
4.青黒ウソッ 先 ◯
5.赤紫キッド 先 ◯
トナメ
1.シード
2.ベガパンク 先 ◯
3.赤紫キッド 先 ◯
全勝優勝🥇対戦して頂いた皆様ありがとうございました!! pic.twitter.com/4DPUJxgmc3
僕がエリア予選でハンコックを使おうと思ったきっかけとしては、エリア予選1週間前の「環境初陣戦」という非公認大会で誰かが使った赤単シャンクスが優勝したことが要因です。
赤単シャンクスは環境初陣戦の翌日から徐々に分布を増やし、3日後には初陣戦当時4-5番目に分布していた順位から1-2番目に多いリーダーとなりました。
それに伴いシャンクスに有利の取れる黒単ティーチの増加も予想できたので、立ち位置の良さそうなリーダーを探していたところ、ハンコックが良いのではないかと考えました。
僕自身前にハンコックを使っていた時期もあったので、すぐにデッキを組み一人回しで試すことにしました。
結果は、環境最多予想のティーチやシャンクスに圧勝。
また第10弾で7キュロスが追加されたことで、青ドフラミンゴにも引けを取らない立ち回りをするこができ、十分すぎるポテンシャルを感じました。
ハンコックに大きな魅力を感じた僕は、ハンコックのプロみずの師匠に連絡し、稽古をつけてもらうことにしました。
みずの師匠は前環境からハンコックの調整をしていて、7弾環境の時に僕が天竜杯でハンコックを使って優勝した時は彼のnoteを参考にしました(この大会が要因でハンコックがちょっと流行った)。
#天竜杯 in ポンポコ 7-1優勝🏆
— ペス (@pethcard) April 12, 2024
使用:ハンコック
予選
1.赤紫ロー 後 ×
2.赤紫ロー 先 ◯
3.エネル 後 ◯
4.赤紫ロー 先 ◯
5.黒モリア 後 ◯
決勝トナメ
1.ハンコック 後 ◯
2.黄紫クロコ 後 ◯
3.ペローナ 先 ◯
ハンコックで優勝!
対戦してくださった方々
ありがとうございました🙇♂️ pic.twitter.com/ET5HPbyr7C
みずのさんは僕のエリア予選の1週間前の予選にハンコックで出場していたので、各対面との戦い方や構築の悩みなどはすぐに理解してくれました。
それからエリア予選までの期間はみずのさんにアドバイスを貰いながら一緒に修行をし、デッキ構築を10弾環境に最適化していきます。
そして一週間後。結果的にはミラーと青黒ウソップに負けて7-2オポ落ちという内容でエリアは終わってしまいましたが、その後のマッチングバトルや天竜杯では全勝する事ができました。
この優勝がきっかけでXで質問を多く頂くようになり、僕自身練度的にも、それらの質問に即答できるくらいには現環境のハンコックの知識もつけることが出来たので、今回得た経験を全てここにまとめてしまおうという事でnoteを書くことを決めました。
これからハンコックを使おうと思っている方にとっては間違いなくお役に立てるnoteになっていると思うので、無料部分だけでも見ていって頂ければと思います。
デッキリスト
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現在のデッキリストです。一枚一枚の採用理由は「採用カード」の項目で解説しています。
デッキ販売はこちらから
【ペス 全勝優勝】青ハンコック デッキ販売 - トレカ侍通販 (torezamunet.com)
ハンコックを使う理由
SNSを見るとハンコックはよく
①フィニッシャーをサーチ出来ない縦引きデッキ
➁ドフラミンゴ、青黒ウソップの下位互換
➂青ドフラに勝てない、紫ルフィに勝てない
と言われています。
確かにハンコックにはフィニッシャーを直接サーチするカードがなく、青ドフラミンゴのような攻撃性や青黒ウソップのような面展開からのキャラ処理能力はありません。
しかし僕はこのデッキを使う明確な理由はあると断言できますし、安定性やデッキパワーに関しても、環境トップクラスに高いデッキだと考えています。
以降のパートでは、なぜ上記の3項目の勘違いが起きやすいのか、違うのかを解説していきたいと思います。
①フィニッシャーをサーチ出来ない縦引きデッキについて。
これに関してはキーカードの10カイドウ、キュロス、猛虎、レッドロックを直接サーチする事が出来ないことから言われている事ですが
青ハンコックはカヤや3ドフラなど、デッキ操作系カードを何度も場に出しデッキトップと手札を操作しながら戦っていくデッキです。
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上記のキーカードは直接サーチには引っかりませんが、ペローナや3ドフラなど、積み込み系カードで見えれば結果的にサーチしていることと変わりません(カヤを使うことでそのターン中に引くことも可能)。
またそれらのキーカードは、ゲーム中盤以降にプレイしたい場面が多いカードなので、ゲーム序盤から毎ターントップ操作とリーダー効果ドローを繰り返す事で、そのカードを使いたい中盤までには比較的簡単にアクセスする事が出来ます。
実際に僕が出た大会や練習でキーカードを引けずに負けてしまった試合は殆どありません。
マリガンチェックやルック系カードの使い方を工夫する必要はありますが、キーカードの不在や手札事故で負けてしまうリスクは他の環境デッキと比べても低いデッキだと考えています。
次に
➁ドフラミンゴ、青黒ウソップの下位互換
➂青ドフラに勝てない、紫ルフィに勝てない
について。
ここに関しては次の項目以降で解説していきます。
対面相性
黒ティーチ 有利
赤シャンクス 有利
青ドフラ 五分-微不利
紫ルフィ 微有利
青黒ウソップ 五分
黄キッド 有利
黒ルッチ 不利
緑ボニー 有利
エネル 五分
黒黄ルフィ 五分
赤緑スモーカー 有利
➁ドフラミンゴ、青黒ウソップの下位互換について。
これに関しては表を見ていただければわかると思いますが、各種リーダーに対しての相性差が両デッキとは明確に違います。
例えばハンコックは青ドフラや青黒ウソップが苦戦しがちなシャンクスや黄キッド対面で有利が取ますし、ティーチ対面でもその両デッキと対等以上に戦う事が出来ます。苦手対面は黒ルッチや黒スモーカーなどの黒の除去デッキですが、それらの対面に対しては青黒ウソップは強く出れます。
これだけみてもハンコックはドフラミンゴ、ウソップ両デッキと全く違う性質を持ち合わせていることがわかるかと思います。
これはどちらが優れているのかという話ではなく、明確に両デッキとの差別化はされていて、メタゲーム次第でハンコックを優先して使う理由はあるということです。
➂青ドフラに勝てない、紫ルフィに勝てないに関しては、大会戦績や練習を含めた僕のデータになってしまいますが、どちらの戦績でも総合的に勝ち越せているため、立ち回りを間違えなければ勝てない相手ではないと考えています。
この「立ち回り」関しては「各対面との戦い方」の部分で詳しく解説します。
基本戦術
このデッキは対面によって攻めに回るのか受けに回るのかを変化させていくデッキなので、「こうすれば勝てる!」のような説明がしにくいです。
あえて攻めの押し付けプランを上げるとするなら、ゲーム序盤はセンゴクやカヤなどのドローソースで必要なカードを探しに行き、最速でジンベエ+ローを出し多面展開。リーダー効果でドローを進めます。
その後にジョズやキュロスで相手の面に触りつつ終盤に10カイドウを着地させます。
この流れで進むと相手の場だけキャラが戻りこちらの盤面だけキャラが並ぶので、盤面で優位を取れると同時に、リーダー効果でドローを進めているため、ライフと手札リソースにも余裕がある状態になります。
先攻後攻は対面ごとにバラバラですが、先攻を取った方がサーチを打てる数が多いため、動きは安定します。
ハンコックの対面相性&立ち回り解説動画
デッキの難易度
デッキを使う難易度は慣れるまでは難しいです。一見行動がシンプルで簡単そうに見えますが、ゲーム中の選択肢は多く、プランも対面や状況次第で大きく変わります。
この難しさを作っている要因は3ドフラやカヤなどのドロー、ルック系カードで、数ターン先まで読んで的確な積みこみをする必要があります。
積み込みやゲームプランについては後の項目で解説します。
積み込み方やドロー操作に関してはこちらの動画で解説しています
2つのゲームプラン
個人的なハンコックを使う上での最大の魅力はここだと思っています。
ハンコックは青ドフラやウソップの様に一つの強いゲームプランで動くのではなく、大きく2つのゲームプランを取る事が出来ます。
それが攻めと守り、アグロプランとコントロールプランです。
アグロプラン
アグロプランはその名の通り、序盤にジンベエからの多面展開でアタック回数を稼ぎ、短期決戦を狙うプランです。
ジンベエ+他面展開の攻撃力は現在進行形で青ドフラ環境を経験している皆様なら良くわかると思います。
先攻を取った時の理想ムーブとしては
1t-2t目サーチ
3t ジンベエロー
4t キュロス
5t- 相手の大型除去&展開
このように動ければ相手のアタッカーを排除しつつこちらだけ面展開できるので、相手キャラに殴り返されることなく、速やかなビートプランを取ることが出来ます。
このプランは主に除去が少なめで盤面のキャラに干渉してこない、行動が大ぶりなデッキに大して有効です。
アグロプランを取る対面
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このプランが上手くいく時は試合時間が10分以内に終わることもあります。
コントロールプラン
このプランは序盤から相手の盤面に干渉し、最終的にフィニッシャーの10カイドウやキュロスで制圧する長期戦を狙うプランです。このプランを取れることがハンコックと青ドフラとの明確な差別化になっています。
ハンコックは青ドフラと違い、相手の大型キャラに対する回答をいくつも持っています。
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それに加えてリーダー効果で毎ターンリソースを稼ぐことが出来るので、長期戦になると多くの場合相手のリソースが先に切れます。
このプランはジンベエからの多面展開が効きにくい、耐久力がありリソースを稼ぐ事が得意なデッキに対して有効です。
コントロールプランを取る対面
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プレイングの注意点1
・ライフの受け方
ハンコックはリーダー効果を使う都合上、手札の枚数に気をつけながらライフで受けるかを考える必要があります。
基本は毎ターンバウンス+ドローをする動きをしたいので、例えば次のターン4ローの効果を使ってリーダー効果を狙うなら、相手のアタックを受けて手札を4→5にしてはいけません。
なぜなら次の自分のターンのドローで手札が6枚になり、4ローのバウンス効果を使ってもリーダー効果を使えないからです。
ただジンベエ、1ロー、カヤなどを持っている場合は、これらを先に出して手札を減らしリーダー効果を狙えることもあるので、その時の手札をよく見て次のターンにドロー効果が使えるかをシミュレーションしてから方針を決めましょう。
ざっくり僕がライフ受けの前に判断してる手札枚数は
5枚 カウンターを使う
4枚 考える
3枚 ライフで受ける
で判断しています。
・リーダー効果が使えるタイミングは先にルック系カードを出す
例えばこちらが9ドンを使える状態でレッドロックと3ドフラがある場合、先に3ドフラを出してからレッドロックを打つことで、ドロー先を2000カウンターなどに積み込んで、返しのアタックに備えることができます。
・次のターンのカヤで捨てるカードをデッキ上に仕込む
次のターン以降にカヤを出すプランで動く時は、ルック系カードで積み込む順番は注意しましょう。3ドフラで5ルックしたとき、事前にいらないカードを上2枚に積み込んでおき、カヤでそのまま捨てる…みたいな動きをする事は良くあります。出来るだけ不必要なカードを引かずに、必要なカードのみを探せるドローをしましょう。
プレイング関連の注意点は細かいところまで上げると専門的な部分が多く、膨大な量になるので、以降は「各対面との戦い方」と「プレイングの注意点2」で分割して解説します。
各対面との戦い方
ここからは各対面との戦い方を解説していきます。
ティーチ
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先後選択:後手
対面相性:有利
マリガン基準:レッドロック 猛虎 (ジンベエ)
基本はマナカーブ通りキャラを並べてリソースを削りつつ、相手が10ティーチを出した返しでレッドロック当て、リソースと盤面両方で優位を取れるよう進めていきます。
この対面は相手によってティーチのリーダー効果を使うタイミングが分かれ、試合内容が変わります。
僕の体感では、こちらの4-5ドンの前のターンからジンベエ対策でリーダー効果を使ってくる人が多い印象です。
その場合は普通にキャラをマナカーブ通りに並べ5-6000ラインでアタックしていると、先に相手のリソースが切れて勝てる展開になりやすいです。
序盤からリーダー効果を使われない場合は、相手がバージェスを出すタイミングで使ってくることが多いです。その場合最速ジンベエからの多面展開を狙えるので、ジンベエは出来れば初手に持っていたいカードになります。
負けパターンとして多いのは、相手がラフィットやドクQ、ヴァンオーガーなどを面展開し、盤面処理が追いつかなくなるパターンです。
これらのキャラに効果を複数回使われるとリソース勝負で負けてしまうので、10ティーチが出て来た後に押し込めなくなってしまいます。
出来るだけこの状況を回避するために序盤のサーチできるタイミングで殴り返しようのセンゴクを置いておいておいたり、猛虎を手札に抱えておきたいです。
もう一つの負けパターンとしてはバージェスを時間差で複数体出されるパターンです。バージェス→5クザン→バージェス→のように出されると、猛虎でも2面除去をしにくいため、厳しい展開になる事があります。
対策としては、コツコツ相手のリソースを削る5-6000アタックをし、7キュロスなどでバージェスを直接叩いて落とせるようにしておくか、バージェスが2面並ぶタイミングまで猛虎を温存しておくことです。
ライフの受け方に関しては僕は最初の1-2点は序盤の段階から受けるようにしています。ティーチ対面ではリーダー効果を使われるとキャラでのバウンスが使えないので、リーダー効果からのドロー供給が無くなるためです。
ただ相手が序盤からリーダー効果を使ってこなかったり、自分の動きが決まっている上でキャラを守りきれそうな時は、4あたりから全部守る場合もあります。
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ここまで読んでいただきありがとうございます。ここから先は
・対面相性
・先手後手選択
・マリガン基準
・大会での参考動画
・ゲームプラン
・採用カード
・採用候補カード
・プレイングの注意点2
などを公開、解説しています。
内容的には今まで解説した流れと同じ要領で進んでいくので、それでも宜しいという方はご購読いただければと思います。
記事を購入して頂いた方に関してはXのDMで質問していただければ出来る限り対応致します。
これからYouTubeでもハンコック関連の動画は投稿していく予定なので、気になる方はこちらからチャンネル登録をしてお待ちして頂けると嬉しいです。
また僕にハンコックの色々を教えてくれたみずのさんもハンコックのnote公開しました。
こちらのnoteでは「各対面解説」について詳細に書かれているので、こちらのnoteと合わせて覗いてみてください。
みずのさんX
https://x.com/mizuno_onpsub
ペスX
https://twitter.com/pethcard
青ドフラミンゴ
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