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「普通の珈琲」って何ぞや?

Hu jambo!七罪です🌋✨
大阪の珈琲屋さん働いていた頃のお話をしようかと思います! 

普通の珈琲とは?

25歳の秋、いつものように仕事をしているとお客様が御来店。初めての御利用との事で珈琲の説明をしていると、ちょっと高圧的な口調で「安い珈琲しか飲んだ事無いから普通の珈琲でええねん。」と仰られました。
正直、高圧的な口調で言われた事に内心苛っとしてしまい「普通の珈琲ってなんやねん!お前の普通の物差しを他人に当て嵌めるんじゃねぇよ!」なんて心の中でボヤいてしまいました(^◇^;)
実は普通のって言葉の意味するところが曖昧なのに人によってその基準は違うと言うややこしさから普通と言う言葉に苦手意識が有りました。
因みにそのお客様には苦味、酸味、甘味、ボディのバランスが取れたオリジナルブレンドをお勧めし、御満足頂けました!
さて、普通の珈琲って何でしょう?
当方の勧めたようなバランスの取れた珈琲が普通の珈琲だったのか?
正直なところ普通の基準は人それぞれなので、普通の珈琲がバランスの取れたマイルドな味の珈琲を指すのかは判りません。
世間一般的に認知されている珈琲は苦くて黒い液体だと思うので、若しかしたら苦味が強い珈琲が普通の珈琲と言えるのかも知れませんが…正直なところ答えは出ません💦

歳を重ねて気付いた事

元々短気だった事も有り、当時は帰宅した瞬間にボクササイズでストレス発散するくらいにはキレ散らかしていましたが、今思い返すとそんなにキレるような事でも無いような気がします。
そりゃあ今でも高圧的な態度は苛っとしますけど、珈琲専門店の普通とお客様の普通が違うのなんて当たり前だし、珈琲の事にあまり詳しくないけど世間で認知されているあり触れた珈琲を求めてただけだし、逆に当方がお客様に自分の普通を押し付けてた説すら有る気がして、その事を思い起こすと何だか恥ずかしくなってしまいます(ーー;)
余程変な人じゃない限りは態々足を運んで下さった事に変わりないので、もっと心を広く持つべきだったと反省しております…。 

普通の珈琲は解らないのに普通の珈琲を求められたら?

先程述べたように、普通の物差しは人それぞれ故に普通の珈琲の答えは当方には解りません。
じゃあもし「普通の珈琲が欲しい」と求められた時どうすべきか?
それは素直に美味しいと思える珈琲を勧める事だと思います💡
人を選びそうな超個性的な尖った珈琲は少し怪しい気もしますが、そうじゃない珈琲なら喜んで頂けるんじゃないかと思います!
もしもお客様が好みの味が解る場合はお話を聞いてみて近い味わいの珈琲を提供するのもアリだと思います👀


向き合い方は人それぞれ違う

珈琲好きと一口に言ってもその向き合い方は人それぞれ違います。
当時の当方は解っている気でいただけで、本当は自分の中の珈琲好きはこうであるべきみたいなイメージが少なからず有って、無意識にそれを押し付けていたのかも知れません。
だからこそ苛っとしてしまったのかと考えると当時の自分に珈琲好きを名乗る資格など無いとキレ散らしかしたい気分です(ーー;)
珈琲って本来は美味しくて楽しい飲み物の筈ですから気楽に楽しめば良いんですけどね!
何事もそうなんですけど物事の向き合い方は人それぞれ違うので無意識に相手を傷付けないよう気を付けたいポイントです💡
何かひっかかる事が有れば「人間だもの、違って当然」と思うようにすれば幾分か気持ちが楽になります💪(‘ω’💪) ムンッ!
今後珈琲屋さんで接客をするかは解りませんが未来の自分が同じ過ちを繰り返さないよう当方も充分気をつける所存です!

それではここまでお付き合い下さり有難う御座いました!

Tutaonana tena!

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