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詩集 陽光のかほり・・・ 第7篇「無心なる受粉 無心ならざる性行為」


作物は 実を結ぶ為に

蜂を呼び寄せ 蜂を介してパートナーと 目合う(まぐわう)

一心不乱に 雄蕊の花粉を身に纏い

雌蕊へと行き来する

コスモス(根源臨在)としての 性行為

普遍の仕組み・・・

翻り知性と理性を自称する 人類は

花々とは違い 我欲や 快楽の為にも 目合う(まぐわう)

それ故 苦悩もあり

鎖のような 従属や 嫉妬などに苛まれる・・

最良のパートナーと

花粉を纏い 一心不乱に 花から花へと

飛び回るような 純真な 目合い(まぐわい)を

深めていける者

快楽や性欲の向こうに控える

黄金の扉を 開く者・・

一心不乱は 漣の立たぬ 清涼なる湖の如く

汝を 清涼なる根源と同化させる・・


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