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【現役ペットシッターが書く】個人開業をした理由
ペットシッターになるには主に2つの方法があります。
①ペットシッターサービスを提供している企業や店舗に勤める
②個人開業する
私がペットシッターを目指すきっかけになったのは、過去に同じ職場で働いていた友人がペットシッター、ドッグトレーナーとして活躍していることを知った時でした。友人は都内のシッターサービスを提供する店舗に勤め、各ご家庭に派遣される形態で仕事をしています。
地方に住んでいる私が迷わず“個人開業”を選んだ理由は、地方にはそもそも勤められる店舗がないこと、ペットシッターが認知されていない(でも需要はある)ことです。
海外では高校生のアルバイトやお小遣い稼ぎで当たり前のように利用されているペットシッターですが、日本ではまだまだ知られていないし、知っていても他人が家に入ることを嫌がる人が多いことが現状です。
動物病院やペットサロンでは一部シッターサービスを提供している所がありますが、店舗や企業に雇われることにより自分の考えが通りにくい、納得のいくサービスが提供できないと思ったことが個人開業しようと思った理由です。
また、私が一番に思ったのは「犬猫の高齢化により介護の需要が今後さらに高まる」こと。
開業して5年目になりますが、犬の介護により生活がままならないご家族を何件も見てきました。自営業、共働き、おひとりさま、ご自身が高齢などの生活環境のため犬の世話に時間が裂けない、十分な世話ができない。そして犬猫の介護のやり方が分からない、知識がないことにより正しいケアができない。
「もっと早く知りたかった」というお言葉もいただきます。そのような手助けを必要としている飼い主さんが水面下に多くいらっしゃることが現実にあります。
人間の介護現場でも同じことが言えると思いますが、家族の誰かが介護状態に陥ったことにより、生活が激変します。人間の介護では高齢者施設やケア施設、様々なサポートや補助が受けられます。では犬猫は?
周りに頼れる人が1人でも存在することは大きな“安心”に繋がるのではないでしょうか。
出来る限り寄り添い、話を聞き、犬猫の世話を最期までしたいという飼い主さまのサポートをさせていただくことが今の私の使命です。「開業して良かった」と改めて思っています。