
No.165 1987年~ 外国へのフィールドワーク みんなマーケット
外国でのフィールドワークを行う時に一番訪問したのはマーケットです。そこは五感を最も働かせられる所です。食べることは人間の最も基本的、最も本質的な欲求を満たすことができる行為です。「食べていける」ということは「生きていける」と同じ意味に使われます。それぞれの国々のマーケットを訪ねるとそこに生きている人々の姿を見ることができます。それぞれのマーケットの違いと共に共通した姿を見つけることができます。
それぞれ訪ねた場所が随分古いので現代の姿とは異なっていると思います。しかし、そこには「マーケット」としての普遍的な姿を見つけることができるかもしれません。いくつかの写真はNo.53「1987年~ 五感を生かして外国でのフィールドワーク」、No.163「1993年 北京のフィールドワーク」でもご紹介しています。
1987年
タイ(バンコク)

1988年
スリランカ(キャンディー)

1989年
韓国(ソウル)

1989年
アメリカ合衆国(ニューヨーク)

1990年
東ドイツ(当時 ベルリン)

1990年
ポーランド(ワルシャワ)

1990年
ハンガリー(ブダペスト)

1990年当時、東ドイツ・ポーランド・ハンガリーの社会主義国崩壊への道へマーケットを通して実際に見たのではないかと感じました。
1990年
オーストリア(ウィーン)

1992年
中国(北京)

北京のマーケットの様子も現代は全く異なった姿が見られることでしょう。GDP(国内総生産)で日本を抜き、世界第2位になった中国の経済状況は驚くべきものがあります。このような風景はもうないのかもしれません。
1995年
スウェーデン(ストックホルム)

経済力だけでなく豊かさを感じさせてくれる都市でした。ノルウェーのオスロも訪ねましたが、両都市とも本当の豊かさとは何かを考えさせてくれました。この姿は今も変わってないのかもしれません。