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感覚と言動の乖離
至って普遍的な言葉であったように思う
「地味な作業だろうに、なんで続けるんですか。」って
「好きなことだったはずなのに、金縛りにあうくらいしんどかったし、自分で完全に満足できたかって言われるとそうじゃない。けれど、ある少年が救われたって話を聞いたとき、全てが救われた気がした。」って言ってた
なんで私は泣いたんだろう。
ここで泣かないと、私にこの選択肢を追う資格はない。確かにそう思った
この1年、一体何をしていたのか。
受験に失敗した自分を可哀そうだと必死に守り、嫌になるくらい真っ直ぐに頑張る人々を斜めに見て馬鹿にし、滲み出るような表現をする人に出会って憧れ、でも自分はその属性の人間じゃないと勝手に諦め、諦めたはずなのに捨てられない自己愛に包まれながらねちねち憧れ続け、重ねて自分を認めてくれる居心地の良い環境だけに依存して自己愛だけを育て、人に良く思われるように表面上だけでにこにこする。あーもう嫌だ。こんな自分が嫌だ。
熱量だけで夢を勝ち取ることはできるのか。そんなわけない。
でも今まで熱量を伝えればなんとかなってきた。
そんな唯一の戦い方にも、自信を無くして沈んでいった。
なんで素直でいられないのだろう。
小さなプライドだ。
こんな表現がしたいが詰まった作品を観たら、隣で同じ熱量で感動された。
もう一度、意地だけを連れて、ひとりで、観に行った。
私は一体、何に憧れているのだろう
本当に、憧れているのだろうか
ただ彼等の持つ格好よさに縋りたいだけなのではないか
格好よさに縋りたくなったからで夢を追ってはいけないのか
もう遅いって言うけど
例えば彼女と私はひとつしか違わないじゃないか
世間から見たら早いほうじゃないか
そもそも年齢は関係ないじゃないか
なんで紡ぐ言葉ひとつひとつに虚構を含んでしまうのか
なんで紡ぐ言葉ひとつひとつはビジネスマナー本を丁寧に倣ってばかりで、私を隠すのだろうか
なんで憧れの人と話したり、相談したり、夢を打ち明けることが怖いのか
なんでその業界に対してだけそういう感情になってしまうのだろうか
いい大人が虚構の世界を一生懸命に創るのが滑稽
滑稽な事に本気になれる彼等のように、私だって滑稽なままに生きれるはず。
多分。
『編集後記』
こういう文章を晒したくなかったけれど、晒しているので、晒したかったのだと思いますずっと。今日は起きてすぐ階段から転げ落ちたけど、それ以降は、自分が日々口にだけしている「理想」を擦ったような本当に素晴らしい日で。やはりぐちぐち言っているくらいなら、すなおに等身大に伝えてみることが大事なのではと思えたのです。
ATTHEBENCHという作品を見ました。Episode4では宇宙人が(宇宙人が…???)、「感覚を自分の言葉に置き換える、人間いいね」といった発言をしており、その言葉がずっと頭の片隅にあります。(頭の中の感情とか有耶無耶をそのまま交信できる彼等にとって、"自分の言葉に置き換えて伝える"ことは、全くの異文化なのだと思うのです)
私はこのシーンを見て、「自分の感覚をそのまま交信できたらどれだけ楽か」と思いました。素直になれずに仕舞いこむ感情も、良く思われたい虚構の言葉たちも、強がって放つ見栄っ張りも通用せず、ただただ相手に「情報」として流れるだけなのだから。(Episode3のような事象はもうはじめから起こるわけがないのです。「元彼に必要とされていたいからここにいる」これが妹に流れて終わりなのですきっと。きっと!!!)
ただ、あなたの大好きな「表現」は、存在しない。
感覚====情報
わざわざ回りくどく人やモノ媒介して伝えようとする働きも存在しない
感覚-----!-#-%&-----"-..---表現A(=言葉/行動/芸術/感情etc)
感覚----^^--]-:--++-/-----表現B(=言葉/行動/芸術/感情etc)
感覚-==="###$$$$:]]]]]---表現C(=言葉/行動/芸術/感情etc)
それぞれの形で感覚が咀嚼され、それを伝えようと降り立って行く
そうであれば、随分面倒くさいけれど、察してもらおうとか分かってもらおうとかじゃなくて、自分の中の感覚を愚直に伝えられるようにしようと思う。でも、全部じゃなくとも多分良い。見栄っ張り行動も素直になれないのも、隠してしまうのもプライドも、わたしの表現になるはず。虚構の世界だとしても、その中に自分がいれば、それでいい。そう思えたのです。
でも宇宙人の話なので全部虚構かもしれなくて全部思い違いかもしれないので!!! でも少なくとも私はそうやって咀嚼したいので、そう思うことにします。いまはすごく、前向きです。