【第2夜】2024.11.3 bed 「(slowly) To Flow」Release Tour 2024@下北沢SHELTER
各地でこの時期としてはありえない程の豪雨があったり、異常気象ぶりがまだまだ健在ですね…
こちらも前夜、季節外れの激しい雷雨がありましたが、本日は打って変わってシャキッと晴れまして、気分も良く掃除などの家事も捗りました!
そんなメンタルを引っ提げ、下北沢まで乗り込んで来た次第です。
さて本日は4ピースバンド「bed」(ベッド)のアルバム発売記念ということで、下北沢で最も有名な老舗ライブハウス、シェルターが会場です。
某アニメによって相当有名になったらしいですが、ペルーは一切見てないので良く分かりません。音楽モノのアニメってなんか見たくないんですよね。無理があるので…。「BECK」も漫画は好きでしたけどアニメは敬遠しました。
それはさておき、とりあえずお腹がエンプティーのため胃に以下を詰め込みました。
ちまちま食べてたら時間ギリギリになっちゃったので急ぎます!
一息もしないうちにトップバッター、CONGRATULATIONS(コングラッチュレーションズ)の登場です。
心配になっちゃうくらいの細さのボーカル兼ベーシスト、神様感の強い激情型ドラムス、存在感のある音を一音一音クールに丁寧に奏でる職人系ギタリスト(たまにボーカル)の3ピースバンド。
時に静かに、淡々と。時にグツグツさせていた熱を一気に解き放つ。内省的でエモーショナルさ際立つ曲とメロディ、そこに艶のある優しい歌声が混ざり合う。90年代〜00年代のエモロックバンドの持つ空気を追体験したような感覚!少しダーク目だけど、それがまたバンドの佇まいに合ってる。
来年にはレコーディング、音源発表もあるとのこと。進化した姿をまたいつか見たいものです。
終演後、急いでドリンクチケットをテキーラコークと交換したところで二番手toddle(トドル)の登場。
日本で最も有名なサムライガールギタリスト、田淵ひさ子(チャコさん)を擁することで知られるバンド。
昔から存在は知っていつつも、なんとなく見る機会がなかったんですよね。まさかこのタイミングで見れるとは!チャコさんを生で見るのはナンバーガール時代以来で、実に20数年ぶりです。
いやしかし…最初の曲から前線の3人がぴょんぴょん飛び跳ねながら弾くとかは想像もしてなかった!もっとクールなバンドを想像していたけど、あったかくてハッピーな曲ばかりで、すぐファンになりました。
合間のギタリスト同士の女子トークがゆるくて最高(笑)
そんなゆるさもありながら、メンバーそれぞれの演奏スキルが高いので、聴かせるところは聴かせ、盛り上げるところは盛り上げ、とメリハリのある良いバンドだなぁと思いました。
X-JAPANもびっくりの!?(笑)女性ギター同士のハモリも聴けました!
実は12月にまた見る機会があるので、再会が楽しみです。
toddleのHPはこちら↓
さて、最後は本日の主役、bedの登場です。
京都で結成された4人組バンドで、ドラムス以外は不動のメンバーでまもなく結成20周年を迎えるとのこと。今日のイベントはニューアルバムの発売ツアーの一環として行われました。
過去を紐解くと、あのbloodthirsty butchersやdischarming manの蛯名氏との関わりがあり、日本のエモシーン絶頂期の影響を色濃く受けたバンドと言えるかと。
とは言え先人の財産をそのままの形ではなく、ちゃんとbedなりに解釈・咀嚼して表現しているな〜と思いました。
ギターボーカルの2人の真っ直ぐでピュアな歌声と、中高音重視のベースがエモ独特のの暗さや重さを和らげ、良い意味の軽さを演出し、4人で一枚の白紙を手分けして塗りつぶすような絶妙なアンサンブルを聴かせてくれました。
一曲単位で見て起承転結がはっきりしていて、徐々に盛り上がり熱気を帯びていき、気づいたら音の天蓋に覆われているような感覚に陥っていました。
これがbedマジック…!!
本当に音楽的によく鍛えられたバンドだなぁと驚きました。たくさん練習したんだろうな。もっと早く聴いておきたかった…
あ、これからでも遅くないか(笑)
山口氏、来年にはワンマンを東京で、との話をしてくれました。開催のお知らせを楽しみに待ちたいと思います!
bedのHPはこちら↓
というわけで本日はここまで。エモロックにどっぷり浸かった、夜のシモキタでした。
ちなみにシェルターは外観とは裏腹にちっとも怖い場所ではなく、スタッフさんもお客さんもみんな優しい感じですので、ぜひ来てみてください!狭目でスピーカーが近いので、耳が敏感な方は軽い耳栓の用意をお勧めします。
では、またお会いしましょう!
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