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2024.10.19 砂上の楼閣42 @新代田FEVER

記念すべき最初のレビューは、fOUL(ファウル)の企画「砂上の楼閣」第42回!!

今回の砂上はSPARTA LOCALS(スパルタローカルズ)との対バン。ファウルもスパルタも学生の時(20数年前)にホントに良く聴きました。そんなノスタルジーすら感じるバンドが一挙に観られるということで、これは逃すわけには行かないと発表即参戦決定との運びとなりました!

会場は新代田FEVER。京王線の新代田駅から、信号が青なら徒歩30秒という好立地!下北沢駅からも割と近いので、いつもペルーはシモキタで遊んでから、散歩がてら徒歩で向かうことが多いです。

新代田駅改札出たところから。
右下の⭕️が入り口

元々下北沢にあるシェルターという老舗ライブハウスの何代目かの店長さんが始めたライブハウスで、良くある暗くて狭苦しいイメージは全くないです。レストランバーも併設していたり明るい感じ。多くの人が抵抗なく通える場所かな〜と思います。

ファウルの谷口画伯によるフライヤー

フライヤーを見つつ、カウンターでチケットを提示。ドリンク代600円を払っていざホールへ。一昔前は500円だったけど、ここにもインフレの影が。。

フロア入り口より。
ミラーボールもありますね

ちなみにドリンクですが、カンパリオレンジがおすすめです!
というか、カンパリオレンジしか頼んだことがないので…美味しいものに当たるとずっと同じもの飲み食いしちゃう性質なんですよね。。

さて、会場入りがギリギリだったので、早速スパルタローカルズの出番。福岡県出身のバンドで、メジャー当時は結構人気がありました。日比谷の野音でワンマンやったりしてましたね。その後、ドラムが交代してゆるやかに解散まで辿ったバンドです。

2016年にオリジナルメンバーのドラム中山氏を迎え再結成し、新しい音源もリリースしてます(それがまた素晴らしい)。その中山氏、本日はお子さんの運動会後のライブとのことで、かなり気合い入ってた気がします(笑)

ボーカルの安部コウセイ氏は大体目線が上45度
「jumpin'」では謎の動きも
ベースの安部光広(実弟)と
伊東氏のギターの音とロン毛が暴れまくる!

ピュアネスを感じるコウセイ氏の詞と歌声、伊東氏のエグい音が暴れ回るギター、光宏氏のどっしりしつつ遊び心のあるベース、中山氏のパッション溢れるドラミング。単にかっこいいだけでなくて、奇妙さ、かわいさや面白さ、楽しさ、情熱…色んな感覚が入り混じったバンド。そしてとにかく踊れる。今日はパーフェクトソングなど初期の曲を結構やってくれて嬉しかった!
サブスクでも最新作以外は聴けるようなのでぜひ。まずは「セコンドファンファーレ」「SUN SUN SUN」から聴いてみるのが良いと思います。

そして、本日の主役、ファウルの登場。やはり彼らもメジャーで活躍しましたが2005年に活動休止。しかしなんと2022年にまさかの再結成。この時にはペルーも狂喜乱舞しました!

というわけで、本日もボーカルギター谷口氏の社会性溢れるMCからスタート(笑)

紳士の立ち振る舞い、谷口氏
結成時から不動の3人
平松氏、大地氏。鉄壁のリズム隊。
ベース平松氏はペルーの心の師
谷口氏は表情豊か!
高らかに歌い上げる谷口氏
時にバンド内コミュニケーションタイムが発生
ドラム大地氏、帽子は演奏中取るのが礼儀とのこと(笑)

スパルタローカルズが総合力のバンドだとしたら、ファウルは3つの強い個性の化学反応!
谷口氏は表現の人。包み込むような魅力のある歌声とは対照的に、お世辞にもギターが上手とは言えないのだが、それ前提のベースのフレーズであったり、ドラムの手数だったり…つまり、谷口氏の凄すぎるポテンシャルを最大限に生かすことがバンドの大命題!ほんと平松氏、大地氏の演奏者としてのレベルの高さあっての、ファウルなんだなぁと思う。

高校生のペルーが遠く離れた下北沢のライブハウスに行ってみたいと思ったのは、ファウルを生で見たくなったから。そう、ファウルがいなければライブハウスとは無縁の人生を送っていたかもしれない…それが不幸だったとは思わないけど、少なくとも今好きなバンドのライブを楽しめていることには感謝したいし、ほんと幸せだな〜、と思う!

そうそう、ファウルも最近サブスクが解禁されたのでぜひチェックを!奇妙奇天烈なワンダーランドがそこにはある。

最後に…スパルタローカルズのコウセイ氏がMCで言ってたこと。
「呼ばれて嬉しいイベントってそんなにない。砂上の楼閣は、いいだろー!って感じ」
この言葉にこのイベントの良さが集約されていたような気がするなぁ。

というわけで、今回はここまで。
またお会いしましょう。

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