看護師1年目でやってよかった工夫術 No.4
全部話すのではなく、言うべきことと言わぬべきことを相手目線で考える
どうも、つかさ@パーソナルプリセプターです。
今回も、連載コラムとして「看護師1年目でやっといた方がいいこと」を紹介していきたいと思います。
本日紹介する工夫術はこちら。
「全部話すのではなく、
言うべきことと言わぬべきことを相手目線で考える」
すこし具体的に言うと、
・あなたにとって、論理的に自信があるとき
・あなたにとって、感情的に自分を抑えられないとき
・それを言葉にすることは、周囲にとっては必ずしも正解ではない
と、いうことが言いたいのです。抽象的ですみません。
ですが、これを知っているかどうかで、「現場で頼りになる看護師」かどうかが決まると思います。それくらいめっっっちゃ大事ですし、おすすめの教訓です。
何を隠そう、つかさはこれが出来ていなかった!
正直、つかさ自身は、1-3年目くらいまでは全然これができてなかったです。なので、先輩看護師さんや師長さんから「知識はあるんだろうけど、正論ばかりで絡みにくいなぁ」と思われていたと思います。
正直、なかなか問題児だったんだんじゃないかと我ながら振り返ります。
それで、当時の先輩から呼び出しをくらって、この言葉を言われたわけです。
その日を境に「あ、頭で考えたままに口に出してたんだ。そりゃあ、周りとうまくいかないのも納得だわ」と改心を決意した訳です。
これに気付いたことがきっかけで、私の働き方が変わりました。
何か衝動的に思った時に、一旦頭で考えて、口にすべきかどうか考えてから、会話するようにしたのです。
今思うと、対人サービス業でありチームワークの看護現場において、当然と言えば当然なんですが、周囲と連携を取るために非常に重要なマインド・心掛けなんだと思います。
そして、このnoteをきっかけに「なぜそれが重要なのか」考えてみました。
こっから先は、持論みたいなものなので、気になる人は見てもらえれば幸いです笑
なんで「言うべきことと言わぬべきこと」を分別する必要があるのか
それは看護師に求められる、調整能力の基本になるからなんだと思います。
当たり前かもですが、病院で働く看護師は、複数の看護師と一緒に仕事をします。
(看護管理としての用語だと「チームナーシング」と言う訳ですが)
そこで大事なのは、簡単に言うと「チームワーク」だと思うのです。その意味では、野球やサッカー、吹奏楽、チアリーディングなどと同じですね。
なので、看護師である自分は、チームメイトである別の看護師との調整能力もめちゃくちゃ求められるということですね。この調整能力が現場では重宝されます。
具体的には、看護師同士で業務の協力をお願いしたり、補完し合ったりするときに、円滑にコミュニケーションをとれるかどうか。
看護師同士の会話. 1
Ns A「わたし今●●さんのナースコール取って、時間取られそうだから、その間に▲▲さんの点滴交換しておいてもらっていい??」
Ns B 『わかった!いいよ!』
看護師同士の会話. 2
Ns A 「わたし先に休憩時間入る予定だったんだけど、▪️▪️さんが嘔吐しちゃって少し状態見たいから、やっぱり先に休憩行ってもらっていい?」
Ns B 『うん!大丈夫だよ!』
このように現場では、さまざまな業務がランダムに発生します。
相手の抱えている業務の状態を考慮しつつ、自分の難しそうなところで協力を要請する。そのときは伝え方も配慮する。頼り頼られの関係は、時には逆転することもあるでしょう。
つかさは、こういった状況でスムーズにコミュニケーションができることを調整能力と捉えています。
そして、この調整能力の第一歩目が、今回の工夫術のひとつである、「全部話すのではなく、言うべきことと言わぬべきことを相手目線で考える」と考えています。
経験年数だけが、現場での活躍に結びつくとは限らない
看護師組織の中では、基本的には入職順(経験年数順)で上下関係が決まります。でも、必ずしも経験年数順に本当にその看護師が頼りになる看護師かと言うと、例外はあると思います。(どの業界もそうかもしれませんが)
その分かれ目のひとつが「調整能力があるかどうか」だと思います。
スポーツで例えると、ベテランのすごく能力が高い人がチームにいても、その人がチームメイトに配慮せずプレイしていたら、結果としてチーム全体のパフォーマンスは低下してしまう。そんな例に近いと思います。
※一概にベテラン看護師さんを否定している訳ではなく、調整能力がなかったらという仮定の話です
過去のつかさがそうであったように、自己主張だけではほとんど上手く機能しないわけなんですね。相手と交渉したり、妥協点や折衷案のようにあいだを取らないといけない時もある。そういう意味では、調整能力は共感能力とも言えるかもしれません。
そして、病院では、同僚の看護師のみならず、患者、医師、他部署(検査科・リハビリ科・放射線科)というように、実に多様な相手に対して調整能力を発揮することが求められます。病院で働く以上はチーム医療の一員なので。
その際、第1歩になるのが、今回の工夫術のひとつである、「全部話すのではなく、言うべきことと言わぬべきことを相手目線で考える」と考えています。
最後に
はい!今回は以上となります!
今回、工夫術として紹介しましたが、つかさにとってはこの教訓がのちの看護師人生を非常にラクにするものだったかなと思っています。
新人看護師さん、男性看護師さんのお役に立てれば嬉しいです!
こんな感じで、このnoteでは男性看護師に向けたワンポイントアドバイスやコラムを発信しています。もしよかったら「つかさ@パーソナルプリセプター」をフォローしてください。私のモチベーションにもなりますので、Likeしてくれたら、とても喜びます!
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それでは、またお会いしましょう!