「引きこもり」として社会問題と付き合う
自分の読書人生を振り返るとずっと社会問題に関わる「当事者のケア」を考え続けてきた。
社会問題の当事者をケアすることは恋人に振られた友達を慰めるのに似ていると思う。
つまり、なんて言葉をかけていいかわからない。
それは社会問題の当事者が持っている「状況の複雑さ」による。
まず初めに2つの例を挙げたい。
加害者と被害者当事者というのは一般的に被害者でもあるし、同時に加害者でもある。
例えば、僕が福島にきて思うことは原発被害者であったとしても、ここに住む決断をした自分の