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ベテランビジネスパーソンも陥る「職務経歴書の意外な落とし穴」
ペルソナの富田です。
夏ですね。
暑くてジメジメしてて、夏は苦手です…。
早く過ごしやすい季節になって欲しいなと願いを込めて、noteをしたためたいと思います。
さて、我々はみなさんの転職を支援する、いわゆる「転職エージェント」と呼ばれる事業を運営している会社です。
転職に欠かせないものはさまざまありますが、代表的なものとして「職務経歴書」が挙げられます。
これまでもペルソナのnote「金曜どうでしょう」では職務経歴書について取り上げてきました。
今回は「職務経歴書の意外な落とし穴」を”ライティング”の観点からお伝えします。
ペルソナがラインティングにこだわる理由
以前、何度か記事にした弊社のキャリア開発施策、”ペルソナ大学”ではライティング講座を実施しています。ちょうど次回が最終回。
回を増すごとにより具体的で直ぐに使えるテクニックを教えてもらっています。
我々がライティング講座を実施している背景には、企業とのやり取りでメールを使うから、こういうnoteで記事を書くから、などなど理由がありますが、一番の目的は「スカウトメールをつくるため」です。
ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトといった「ダイレクトリクルーティングメディア」では、登録者(求職者)の方に日々10通を超えるスカウトメールが送られています。
人によっては50通、100通なんていうケースもあります。
その中から、
まずはスカウトメールを開いてもらえる魅力的なタイトル
スカウトメールを読んでもらった上で、このエージェントと話してみたいと思える充実した内容
といった数々のハードルを乗り越えて、案件相談面談につながるわけです。
職務経歴書の基本的な書き方
こと職務経歴書においては、開いてもらえるような魅力的なタイトルは不要ですが、企業の選考担当者が読み進めたい、読みやすいと思う内容にしていく必要があります。
まずは基本フォーマットや基本的な書き方ですが、こちらについては他の転職エージェントがきれいにまとめてくれていますので、そちらを参考にしてみてください。
(個人的にはDODAさんが職種ごとに細かくフォーマットがわかれていて、使いやすいんじゃないかと思ってます。リンクはこちらから)
前提として、もちろん職種ごとに書くべき事柄が変わるケースもありますので、その点はご留意いただけたらと思います。
それでは本題へ。
職務経歴書の落とし穴4選
▼落とし穴①:誤字脱字
いまさら?そんなこと?という声が聞こえてきそうですが、体感では三人に一人、多いときは二人に一人は、職務経歴書に誤字や脱字があります。
特に年次表記。
◯年◯月~◯年◯月という表記がズレてしまうことが多いです。
ちゃんと調べたら2020年じゃなくて2019年だったわ!みたいなことってよくあると思うのですが、ここを直したあとに、その前後の経歴部分を修正し忘れたり、経歴書の文章内に記載した年月の修正が漏れたり、といったことがあります。
誤字脱字についてはダブルチェック(エージェントをうまく使ってください)や、時間をおいて声に出して読み返す、などがオススメです。
▼落とし穴②:漢字表記
職務経歴書に限ったことではないのですが、変換できるものを全部変換してしまって、逆に読みにくいケースがあります。
例:
是迄、顧客の為に拘りを持って営業して参りました。宜しくお願い致します。
文章の内容はさておき、とっても読みづらいですよね。
あとは不必要に堅い印象を与えてしまいます。
オフィシャルなものなので、一定の堅実さは受け取ってもらえたほうが良いですが、そもそも読んでもらえない、読みづらくては意味がありません。
漢字表記できるものをひらがなで書くことを「ひらく」と呼び、逆を「とじる」と言います。
閉じ開きに関するステキなnoteを見つけたので、リンクしておきます。
▼落とし穴③:箇条書き、括弧書き
箇条書きを使うべきところで使えていないケースも、読みづらさにつながります。
例:
主な役割として、顧客と接点を持つ場面では、要件定義や基本設計、詳細設計をメインで担い、プロジェクトマネジメントと並行してチームメンバーのフォローなどを行いました。また社内向けの業務としては現場社員の面接、入社者のフォローと育成、会議資料作成などを担いました。
まだひとつひとつの項目の文字数が少ないので、読みづらい!というほどではありませんが、項目の文字数が増えたり、文章になるととても読みづらくなるので、使える場面では箇条書き、または括弧で区切るなどしましょう。
▼落とし穴④:表記ゆれ
こちらも非常に多く目にします。
例:
1番目は私、二番目はメンバーに(アラビア数字と漢数字)/1番目は私、2番目はメンバーに(半角と全角)/◯◯致しました。これからは◯◯いたします(閉じ開きゆれ)
などです。
あとはデスマス調と断定調の混在も稀に見ることがあります。
あとがき
いかがでしたでしょうか?
今回は職種の差がなく共通して起きがちな「落とし穴」を列記してみました。
「少し細かくない?」「こんなところまで見られるの?」という気持ちもよくわかります。
ですが、選考担当者にとって、あなたを知る唯一の手がかりが職務経歴書です。
まだ見ぬあなたの印象を、記載されている内容・文字面だけで決めざるを得ないのです。
裏を返せば、こんな些細なことであなたの印象が悪くなってしまうのはもったいない。
我々をうまく使っていただいて、良縁を掴みましょう!
また、
「内容がうまく書けない」
「複雑なプロジェクトを整理して書けない」
「もっと魅力的に書きたいんだけどいい案が思い浮かばない」
といった個別のご相談は、ぜひペルソナのコンサルタントまでお問い合わせください!!
ではまた。
ペルソナ株式会社 富田
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