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愛しの彼女はブルーアイ
最近 職場で知り合った彼女の瞳はきれいな青色をしている。
国籍は 不明でみんなからシルと呼ばれているが
本名なのかあだ名なのかは定かではない。
彼女と話したくて声をかけるけれど なかなか話をしてくれない。
少しツンデレな彼女は いつも白い毛皮のコートを着ている。
その姿には気品さえ感じる。
その毛皮のコートはフワフワしていて触り心地は悪くない。
ある日コートに触れることを許された私は意図せず腰のあたりに触れてしまったのだが 彼女はそんな私を咎めようとしなかった。
私は許されたのだと思い おもわず魅力的な彼女のヒップを撫でてしまった。言い訳にしか聞こえないと思われるでしょうが もちろん いやらしい気持ちがあったわけではない。
「いいかげんにして!」と声を発したわけではないが 平手打ちを食らってしまった。まあ当然である。
生まれてこの方 痴漢など しようと思ったことすらないし 突然女性に触るようなことはしたことはない。たぶん…
みなさまには 私と同じ過ちをしないでほしいと願いますが それだけ彼女が魅力的だったことは間違いないということです。
そして ある日のこと 就業開始30分前に職場に到着すると
彼女は日差しが温かい窓辺の部屋で日向ぼっこをしていた。
その日は彼女の方から歩み寄ってきた。
千載一遇のチャンスだ。
彼女の頭部から首筋に指を這わせる。
彼女もまんざらではないように思えた。
彼女の魔法にかかったのだろうか 私は指を背中から腰へと滑らせていく。
またしても私は罪を犯してしまった。
そして 彼女のヒップを撫でまわしたその時でした。
彼女は私の手の甲に爪を立て 噛みついてきた。
皮がめくれ 薄っすらと血が滲んだ。
彼女は正当防衛である。
全ての非は私にあるのだ。
そして 彼女は何もなかったように去っていった。
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彼女のお食事中に写真を撮らせていただいた。
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最後までお読みいただき ありがとうございました。
では 素敵な1日を✨
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いつもありがとうございます。