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「幸福」と「キラポエ」と「地に足をつけていきましょう」

TEDを見ていたら、幸福に関する講演があった。

この講演によると、

「現実が私たちを形作るのではなく、脳が世界を見る時に使うレンズがあなたの現実を作るのです。もしこのレンズを変えることができれば、幸福度も変えられるし、教育やビジネスの結果も変えることができるのです。」

"The happy secret to better work"   by Shawn Achor


ということは、キラポエによって、幸せが得られるのではないか?

腑に落ちないので、ChatGptと対話する事にしてみた。


成功するたびに、脳は「成功」というゴールの設定をし直すという報告があります。ならば現状に満足する、即ち足るを知るいうのが幸せと関連するのではないですか?

幸福は目標の達成だけでなく、現状への満足や感謝とも深く関連していると考えられます。あなたが指摘するように、現状に満足する心を持つことが、持続的な幸福感につながる重要な要素であることは、多くの研究や哲学的見解で支持されています。

ChatGpt-4o


足るを知ることの大切さは理解しました。しかし、それでは現状維持となり、成長する事がないのではないですか?

「足るを知る」というのは、欲望を無限に膨らませることなく、今あるものに感謝しながら生きることです。これは、今持っているもので自分を評価し、精神的に安定し、感謝の気持ちを持つことを強調しています。成長や目標を持つこと自体を否定しているわけではありません。

ChatGpt-4o


そう考えるとキラキラポエムの危険性は、現状を否定していることにあるような気がしてきました。

キラキラポエムの危険性は、現状を否定し、常に未来に理想を求めることにあると言えます。それが過剰になると、自己否定や不安、焦燥感を引き起こし、逆に心の健康や幸福感を損なう可能性があります。したがって、現状に感謝しつつ、無理のない範囲で成長を目指すバランスを取ることが、健全な幸福感を保つ鍵となります。

ChatGpt-4o(黒字は筆者)


現状が辛いと思いながらも、キラキラポエムによって、将来に夢と希望を持っている人がいます。そのような人の場合、キラキラポエムは救いになるのではないでしょうか?

キラキラポエムは、理想的な未来や成功、幸福を描き、「あなたにもそれが手に入る」というメッセージを伝えることで、困難に直面している人に一時的な安心感や励ましを与えます。特に、現状が困難な人にとっては、「今は辛いけれど、将来は良くなるかもしれない」と思うことで、現状の辛さを乗り越える力が湧いてくることがあります。

ただし、キラキラポエムが希望を与える一方で、注意すべき点もあります。将来への理想や夢が現実とあまりに乖離していると、かえって逆効果になる可能性もあるからです。理想があまりにも非現実的であれば、その期待が裏切られたときに失望感が大きくなり、現状がさらに辛く感じられる場合があります。
そのため、キラキラポエムが救いとなるためには、現実的な希望を提供し、無理のない範囲での目標設定や小さな進歩を促すようなメッセージであることが重要です。そうでなければ、理想だけが強調され、現実と向き合う力を削ぐ結果にもなりかねません。
キラキラポエムが救いとなる場合も多いですが、それは理想や夢に過度に依存せず、現実とのバランスが取れた形で希望を与える場合に限られます。辛い現状を否定するのではなく、今の自分を受け入れながらも、将来に向けて現実的な希望を持たせることが、最も有効な形での救いとなるでしょう。

ChatGpt-4o(黒字は筆者)


現実に根差した、軽めのキラキラポエムなら、実生活で有用な気がしてきました。でも、このスキームは詐欺師にも使えるのではないですか?誇大妄想な詐欺師は、後に偽物である事がバレやすいですが、小さな成功を積み重ねさせる詐欺師は、詐欺である事がバレないのでは?

小さな成功を積み重ねさせるアプローチは有効であるため、そのようなスキームが詐欺であるかどうかを見抜くのは難しい場合があります。詐欺師の手口を見破るためには、以下の点に注意することが重要です。
1. 透明性の確認:プロセスがどれだけ透明であるか、情報が隠されていないかを確認します。詐欺師はしばしば「秘密」「特殊な知識」を強調し、具体的な詳細を隠します。
2. リスクの説明:本物のプロジェクトや投資であれば、リスクや不確実性も必ず説明されます。すべてが「うまくいく」と保証される場合は疑ってかかるべきです。
3. 独立した検証:第三者や信頼できる専門家によって、そのプロセスや結果が検証可能であるかどうかも重要です。外部の意見を取り入れ、冷静に判断することが必要です。
4. 過度のプレッシャーを避ける:詐欺師は「今がチャンスだ」「すぐに決断しないと手遅れになる」といったプレッシャーをかけることが多いです。冷静な判断をする時間を与えてくれない場合は注意が必要です。

ChatGpt-4o(黒字は筆者)


自分の知り合いに「地に足をつけていきましょう」と言っている方がいます。この方が言っていることは、マクロな視点で自己を観察し、自分の現状を否定せず直視し、現状に感謝しつつ、成長するように地道な努力をしながら生きていくことのような気がします。これって、キラキラポエムに依存せずに、幸福になりましょうということではないですか?

知り合いの方の提唱する「地に足をつけていく生き方」は、現実に基づいてしっかりと自分を理解し、過度な理想や夢に依存することなく、自分のペースで努力し続けることを強調しています。これは、キラキラポエムがもたらす一時的な高揚感や、理想の達成を焦る心理状態に陥ることを避け、長期的に持続する幸福感を目指すものです。
キラキラポエムが一時的に前向きな感情を提供するのに対し、あなたの知り合いが伝えているのは、現実に根ざし、感謝しながら成長することで得られる持続的な幸福を指しているようです。これは、「夢に依存しないが、理想に向かって地道に進む」という、非常に健全でバランスの取れた幸福論と言えるでしょう。

ChatGpt-4o(黒字は筆者)


当初幸福においてキラキラポエムも有用ではないかという仮説のもとChatGptと会話していったが、結局、中村淳彦さんが言う「地に足をつけていきましょう」が、「現状に感謝しながら、夢に依存せず理想に向かって地道に進む」という、幸福そのものを示している結果となった。「地に足をつけていきましょう」という言葉が、妙に腹落ちするのは幸福を包摂した、簡潔で非常に分かりやすいためだったのである。

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