A110、バッテリー充電ポートを増設する
A110がメインのお車でない場合、なかなか乗れないこともあると思います。今時の車ですから3週間ほど放置したとしても大丈夫ですが、気になる方は充電器を繋いでおくという方もいらっしゃっるのではないでしょうか?
純正にもバッテリーチャージャーがオプションで用意されていますが、日本未導入のため、OEM元のCTEK製のチャージャーを使うのがいいのではないかと思います。もちろんそのままクリップでバッテリーに繋いでもいいですが、CTEKのチャージャーは乗らない車に繋いだままにできる機能があり、オプションで増設充電ポートがあります。あらかじめバッテリーにケーブルを繋いだままにしておいて、必要な時、あるいは乗らない間、ポートにチャージャーを接続しておいたままにするためのものです。(注: もちろんこれがなくても繋いだままにできます)
今回はこれを増設してみます。どこに増設するか悩んだのですが、結局、ウィンドウォッシャー液のリザーバータンクの蓋部分にしました。基本、A110はオリジナルのままで乗っていきたいので、ホイールはブラックに塗装してしまいましたが、それ以外は簡単に元に戻せるようにしています。ただポート増設はパネルに取り付けるタイプなので、どうしても穴を開ける必要があります。タンクのカバーであれば最小の(?)犠牲で済みます。当初は、ケーブルを車内に引き込んで運転席下のパネルに増設しようと思いました。そうすると窓を少し開けてチャージャーを繋いだままにできるからです。自分は複数の車を所有していないのでA110を長期間乗らないということはありませんが、その方が都合がいい方もいるかもしれません。
カバーにポートをはめ込むための四角い穴を開口します。四隅にドリルで穴を開けて糸ノコで切断しましたが、プラスチックなのでカッターだけでも開口できると思います。ポートは穴にはめるだけで固定されるよう爪が付いているので接着する必要もありません。
穴のサイズを調整してパネルをはめ込めば完成です。ポートはもちろん防水設計になっていますのでキャップを閉め忘れなければ問題ありません。
バッテリー側にケーブルを接続してカバーを元に戻せば完成です。これでいつでもチャージャーを簡単に接続できます。ポートには3つのランプが付いていて、充電状況を知らせます。あくまでもバッテリー充電量のその時の状況を知らせるだけのものなので、停車中は赤いランプが点滅しますが問題ないようです。走行中は緑になるそうですが、ここではそれを見ることはできませんね。
日本では売っていませんが、アルピーヌ純正のバッテリーチャージャーも同じCTEK製なのでここに接続できるはずです。増設ポートはオプションで、ケーブルが1.5mのものと3.0mのものがあります。A110であれば1.5mのもので十分に長さは足ります。正直言うと自分の場合、ここまで必要ありません。CTEK製品は標準でもコネクションリードというケーブルがついていて、それをバッテリーに繋いでおけるからです。ただそれをどこかに固定しておかないといけません。この充電ポートはそれがスッキリ格納できるという利点があるだけです。CTEKのチャージャーは繋いだままに出来るので普段はここに繋いだままにしておけば、バッテリー上がりの心配はなくなります。
もっと正確に充電量を知りたい場合は、同じCTEK製のBATTERY SENSEをバッテリーにつなぐとスマホで充電量がリアルタイムでわかります。
バッテリーのターミナルにケーブルを接続して本体はキャビン側に近い位置に両面テープで固定します。あとはアプリをダウンロードして、ボックスに書かれたシリアルケーブルを入力してBlueToothでペアリングします。ぺアリングはスマホの設定画面からでなく、必ずアプリで行います。これでいつでもバッテリーの充電量を確認できるようになります。