院内見聞録 シーズン2:6日目
2021年6月27日
ふと目を覚ますと1:09。見ていた夢を暗闇の中で書きつけたが、後で見たら文字が重なっていて読めない。かろうじて読めるメモ「グループ対抗で献血とアクション。わたしたちのグループは…集合する場所が違う。ふりつけのようなもの」全然思い出せない。
次に目を覚ましたのが3:20。うつらうつらしたり、目を覚ましたりという状態で、ちょっと咳が悪化している気がする。これまで話したり、笑ったりすると出ていた咳が、大きく深呼吸しても出そうになるので、いきおい呼吸が浅くなる。息苦しいというほどではないが、肺に行く酸素が少なくなっている体感があり、起きたら内科で聴診器で見てもらいたいな…、待てよ、日曜だから無理だなと思ってまた眠りにつく。
4:35起床。例の衣装を着て撮影をする夢の話が活きていた。(例の衣装というのが何のことかはわからないが、おそらく1回目の夢の設定のことかと思われる)透明のビニールシートを使って、体育館の中が巨大迷路のように区画分けされていて、そこに大きく名前が書かれたカードを持って列を作っている人たち。その中に並んでいたお母さんから、早く来るように促されるという夢。
早朝の映画タイムに「インセプション」見ようとしたら吹き替えだったので、やめて「容疑者、ホアキン・フェニックス」を見るが、あまりにもつまらなくて寝てしまうので、途中で見るのをやめて「いいね!光源氏くん」を3話一気見。
入院中は定期的に検温、血圧、パルスオキシメーターで酸素量を測られているのだが、今朝は「呼吸が浅くなってるね。胸を押さえつけてる(*1)からかな」と言われて、あまりの体感通りだったので、締め付けられているせいもあるが、むしろ深呼吸すると咳が出るので、浅くしか呼吸ができないことを伝える。痰が絡んでる感覚はないが、痰が肺に溜まっているのかもとのこと。その看護師さんも肺の音を聞いたが、その申し送りを受けてか、たて続けに別の二人も音を聞きに来た。次の検温のタイミングで、「酸素97に戻ったね」と言われたので、さっきはどれくらいだったかと聞くと92だったとのこと。ちょっと待って。確か、コロナで自宅療養中の人は93を下回ったら連絡するんじゃなかったっけ? やべぇ。
朝食:食パン、はちみつ、ポテトサラダ、コーンスープ、キウイ、豆乳
入院中は1日に1本は映画を見ようと決めているので、「結婚まで1%」というラブコメ(?)を見る。周りをかき回すだけ、かき回した人騒がせなカップルの話だった。Zazyじゃないが「な~んそれ」。口直しに「ソーイング・ビー」を見る。退院したら、部屋を片付けると共にミシンを使いやすい場所に設置して、もっと縫物もしたい。何度目かの決心。
昼食:三色丼 飯150g、葱・とろろ昆布の清汁、ひじきの煮物、オレンジ
主治医がやってきて診察。レントゲンと血液検査をすることになった。抗生物質は26日で終わっているので風邪薬を出しておきますということで、出たのがPL。むかし元看護士の友達が「あんまり効かないんだけど、PLじゃなきゃっていう患者さんもいるんだよね」と言ってた薬だ。でも、風邪ということならビタミンCを増やせばいいんじゃない?と思ったので、昼は止めていたが、また飲むことにする。よく考えたらガスは溜まるが、下してはいないので、体は必要としているのだろう。
今日は町田くん出演の番組が二つもあるから、キャス配信があるんじゃないかとこまめに情報チェックをしていたところ、町田くんの誕生日(7月4日)にオンラインミート&グリートがあることが発覚! が、そのときはまだおそらく入院中だ。1対1でお会いしたい気持ちは高まるが、はたして相手から見られたいのか? だって、美容院にも行けないし、メイク道具は持ってきてないからすっぴん確定だし、えーーー? Hoffice(*2)で相談すると、みんなから背中を押されたので、申し込み条件の一つだったファンクラブにすぐに入会して申し込む。選ばれる確率が高くなるように入院中であることもアピールした。ほら、あるやん。アスリートが入院中の子供のお見舞いに行くヤツ。あの感じね。大人なので、欲しいものを手に入れるためには手段を選ばない。そしてマックスで見映えがよくなるようにZoomの設定をいじる。いじらしいねぇ。
下半身浴はしてもいいと言われているので、シャワーを浴びる。とはいえ、ドレーンに水がかからないようにしているので、実質巨大なウォシュレット。5分で終了。
夕食:やわらか玄米ご飯125g、中華スープ、八宝菜、大学いも、杏仁豆腐(ピーチ)
8時から「晴天を衝け」を見ようとするが、Wifi激重タイムなのでずっとロードしたまま一向に画が出てこない。リアタイ無理だな。「噓から始まる恋」も早朝に見ることにする。
術後は挿入したエキスパンダーがずれないように胸をがっちり固定するブラのようなものをつける。
Home+Officeの造語で、本来は誰かの家をフラッシュモブ的にコワーキングスペースにするという北欧由来のコミュニティのこと。コロナ禍に友人がオンラインで始めたので、毎日、そのコミュニティの人たちとやり取りをしていた。