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院内見聞録

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乳がんの診断が下ってから考えたこと、実践したこと、入院や手術のあれやこれやを観光気分で綴ります。ときどき町田啓太、および劇団EXILEの話もします。なぜなら推し活は免疫力アップの…
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#病院

院内見聞録 入院シーズン3 4日目(手術)

2022年5月16日 0:30、00:41、1:52(カレーを作るのに追われているとのメモあり。どんな夢だ?)、3:45、4:58、5:49に目覚めるという相変わらずの細切れ睡眠。物音で目覚めるのかと思い、持ってきた耳栓をしてみたがあんまり効果なし。起きたときに腰が痛いので嫌な予感がする。わたしはどうやら寝ているときに一切寝返りを打たないらしく(*1)、長く眠ると必ず腰が痛くなる。長く眠ってないのにすでに腰が痛いだなんて、この後、手術の間中と術後数時間は寝たきりになるので先

院内見聞録 入院シーズン3 前夜&1日目

2022年5月12日 入院前日の電話。PCR検査の結果は陰性。明日は11時に病院に来てくださいとのこと。えーー? 11時? 確か、以前の話では1時ぐらいと聞いていた。体はピンピンしているのに週末を病院で過ごすことになるので、入院前に映画の1本でも観ておきたかったから、できるだけ遅い時間にしてもらおうと思っていた。むしろ早まってるやん。とりあえず、映画を観るのは無理だと分かったが、せめて11時ではなく1時にしてもらうべく交渉して1時にしてもらう。(何でもダメ元で交渉するタイプ)

院内見聞録 入院前準備と推し活

2022年4月27日 大学病院への入院前の麻酔科の診察をしてから、形成外科の診察。ちなみに元の病院では入院してから麻酔科の先生と話したが、入院前にはなかったので、やっぱりいろいろ違うなぁ。しかしここの待ち時間が長い。12時から看護師との面談の予約が入っていたのだが、11時45分の時点でまだまだ順番が回って来そうにないので、一声かけて先にそちらを済ますことに。 そこではかなり事細かに事情を聞かれる。看護師さんが大変だったわね、ひとりで不安だろうし、ご両親も心配でしょう? 的な

院内見聞録 通院・読書・映画

2022年3月15日 定期診察の日。わたしが白衣に着替えてベッドに座っていると、先生が「寝言さん、関係ないですけど靴が一緒です」と言われる。そう、わたしは今日Vansのスリッポンを履いてきた。そして先生がミュールタイプを愛用していることには、数カ月前から気づいていたけど、わたしが履いてくるのは今日が初めてだった。先生ともかなり打ち解けてきたようだ。 300cc以上は入れないようにと言われていたので、40㏄だけ入れてトータル300㏄注入完了。この食塩水を入れるために弁のような

院内見聞録 パッド入れ替え手術までの微調整

2022年2月15日 定期診察の日。あれからすぐに赤みと熱は引いたので、結局今日まで受診せず。またしても50㏄入れてもらう。エキスパンダーの形が元の胸の形にあまり合ってないとか、位置がずれてるとかの話はせず、入っているエキスパンダーが300㏄用のものだと聞きました、とだけ言うと、おそらく大学病院の先生からも連絡が入っていたのだろう。××先生(執刀医であるよその病院のおじいちゃん先生)に確認したところ、300㏄以上入ります。これまで最大で倍量入れた人もいるそうです、とのこと。一

院内見聞録 新しい病院に行く

2022年1月13日 エキスパンダーとパッドの入れ替えの手術は今の病院ではできないので、紹介してもらったとある大学病院へ行く。主治医曰く、すごく仕上げが上手な先生らしい。1時半の予約だったが呼ばれたのは結局3時前。大学病院あるあるか。おかげで「かか」を読み終わった。字も大きいし、薄いしすぐに読めるかと思ったが、やはりあの文体が読み下しにくくて時間がかかった。むしろその前に読んでいた「身分帳」のほうが厚さに反してするする読めた。 かか弁に関して作者の意欲は感じたが、これは普段

院内見聞録 いつもと違う

ついに書き溜めていた日記も今年に突入しましたが、今年自体がもうあと少し。日記と現実の時間の差はなかなか埋まらない。 2022年1月11日 診察の日。また食塩水50CCを入れる。診察室の前に、何時の予約の何番の人が診察中なのか分かるデジタルサイネージがあり、自分の番号になったけど、いつもなら番号が変わるとすぐに看護師さんが中から扉を開けて名前を呼ぶので、それを一瞬期待したけど誰も出てこない。意識に上らない程度のうっすらとした違和感がありつつも勝手に入る。中に入るといつもと違う

院内見聞録 食塩水注入の日々

2021年10月12日 2カ月ごとの診察の日。また生理食塩水を50㏄入れる。まだ110㏄しか入っていない。350gぐらい組織を取ったらしいので、大体同じぐらいになるまで入れる。ということはこのペースだと10カ月後。次の手術はまだまだ先になりそう。仕事の休みと旅行(*1)について段取らねば。ふとももにある固くなった皮膚を見てもらう。粉瘤的なものらしい。そうだ、わたしは粉瘤ができやすい体質なのだった。 診察代 1,510円 薬代  1,390円 12月7日 診察の日。生理食

院内見聞録 さよならスラッシュ④ 後発白内障

(前回までのあらすじ) 白内障の手術をしたら、原因不明のスラッシュや一文字の光の筋が暗い所で光源を見ると入るようになったのだが、老眼鏡を作ったメガネ屋さんでその光の筋の入り方が乱視の角度と合致していると言われて納得する。 2020年4月、最初の緊急事態宣言下にまたしても手術を受けた。そのころのFacebookのログからどうぞ。 4月28日 ここのところずっと左目がよく見えないでいた。裸眼でも、眼鏡をかけてもぼわっと紗がかかったようなと言えば聞こえはいいが、なんだか油の膜に

院内見聞録 再建手術1カ月前

2021年5月25日 再建手術1カ月前の検査&薬を処方してもらうための診察。とはいえまだ薬は25日分ほど残っている。最初、手術日は6月の16日になるはずだった。それだと入院する頃にちょうど薬がなくなるので、そのときに処方してもらうことになっていた。しかし、その日に形成の先生の予定が入っていたらしく、手術が一週間後ろにずれたため入院前に薬が無くなることが判明。その頃にわざわざ日を設けて診察するよりも、検査の日についでに診察してもらうのがよかろうということになったのだ。 実は

院内見聞録 通院の日の内田さん

2021年2月18日 漫画家の内田かずひろさんがホームレスになってしまったという記事を見て、えらいこっちゃと思って応援物資(レトルトのカレーとか、チンするご飯とか)を買い込んで個展をやってるゑいじうに行った。そしたら、他の人が持ってきてる手土産がすてきなパッケージのシャレオツなお菓子ばかりで内心「やってもうた…」と思う。ですよねぇ、個展ですもんねぇ。 内田さんに経緯を聞きながら「じゃあ、〇〇すれば?」というと、「それはやろうとしたけど、××でできなくて…」みたいな話が続く

院内見聞録 退院後の日々

2021年2月2日 8:11に目覚める。昨日寝たのが12時を回っていたとはいえ、まとめて8時間ほど眠れた。やはり、家だとよく眠れる。なんだかんだ言って、他人の気配や、廊下にうっすらともる明かりが熟睡を妨げていたのかもしれない。 そういえば、昨日退院してから写真を撮っていなかったことを思い出し、記録用の写真を撮る。というか、術前から写真は撮っている。家の中にあるはずの三脚がどうしても見つからず、このためにわざわざ三脚も買った。新しく買ったのはスマホにも対応しているタイプなの

院内見聞録 退院、そして収支

日記にはまったく書いていなかったが、毎日リハビリというか肩の可動域の検査をしていたことを思い出した。入院初日、ドアの前に立ち、まっすぐ腕を上げて手が届いた場所にマグネットで印をつける。そして手術翌日からどれくらい腕が上がるか2つ目のマグネットで印をつけて調べるのである。若干引き攣れは感じるものの、翌日からまあまあの高さまで上がり、確か3日目ぐらいの時点で元の場所に届いていたと思う。なんせ元気ハツラツ患者だったので。 そして退院の数日前に見るからに若い理学療法士が部屋にやって

院内見聞録 入院3日目 手術翌日

これ、本当は入院初日に書いておくべきだったんだけど、自分にとってあまりにも当然のことだったのでスルーしちゃってた。入院のお供として、免疫力爆上げアイテムとして、町田くんのファースト写真集「BASIC」を持参して、ベッドからも見える位置に祀っていたことを。あと、病室で使えるWi-Fiが完備されていたので、毎日1本ずつ配信で映画を観ていた。 そして読み直して思ったが、手術翌日とは思えぬ通常運転ぶり。 2021年1月27日 ふと目覚めて、まだ4時ごろかな?と時計を見ると1:3