近すぎて見えない?地元の魅力に気づく方法①【ボカローカル祭開催支援】
最近、「地域おこし」や「地方創生」という言葉を耳にすることが増えました。
SNSではふるさと納税をはじめ、地域の特産品や観光地を紹介する投稿が目立ち、自治体や企業が連携して地域活性化を図る動きもますます広がっています。観光客が地域を訪れ、その魅力を感じ取る姿は嬉しいものですが、こんな心残りがある人もいるのではないでしょうか?
「私たち地元の人間は、自分の地域の魅力をどれだけ理解しているのだろう?」
実は、地元の魅力は住んでいるからこそ気づきにくいものでもあります。
少し、私の体験談を綴ります。この記事を書くきっかけである、今年夏、私が1ヶ月一人旅をした時に山形県天童市に訪れた経験です。
山形県天童市は、将棋の街として有名です。私は電車で移動し、今年8月4日の夕方に天童市に着きました。天童駅の改札から出て階段を降りると、すぐそこには将棋の駒の形をしたポストが目に入ります。
駅周辺には、将棋のミュージアムがあり、その中では普段皆様が目にする9×9マスが普及するずっと前の時代に使用されていた、11×11マス 、13×13マス、15×15マス、17×17マス(実際に使用されたかどうかは分かっていないみたいです。)がずらりと展示されています。
天童市市街地の中心を流れる倉津川にかかる橋には、それぞれ将棋の駒の名前が付けられています。例えば、「桂馬橋」のように。「歩橋」には、車道が無く、文字通り歩くことしかできません。面白い!!
ようやく、天童市を観光した私は、ホテルでチェックインをした後に、街中に出て夜ご飯を食べにぶらぶらと歩きました。飲酒の関係があってか18歳以上しか入店できない店が多く、当時も今も高校生である私はひたすら歩き回りました。すると、少し飲食街から外れた場所にて、呼び込みに合い、現地の方々との交流を大事にしていた私は入店することにしました。
そこは、ある天ぷら丼の店で、お客さんは私1人のようでした。メニューを決め、天ぷら丼を食べていると店主さんが話しかけに来てくれました。私が高校生であることを知ってから、より話は白熱し、私は旅の経験談を、店主さんは彼の人生における経験談を話し合い、食後のティーまでサービスして頂きました。
その話の中で、たびたび店主さんが口にしていたのが、
「よく大阪から来てくれた!この土地は何もなくて申し訳ない。」
私はそれを聞いていると、スイッチが入ってしまい、大阪出身大阪育ちである私が天童市の魅力を語ってしまいました。(笑)
店主さんはお世辞で謙遜していたのかもしれませんが、
「この土地は何もなくて申し訳ない。」
と聞くと、少し悲しい気持ちになりました。
私は、作曲しながら旅をしていました。ボカロ曲に地域の魅力を込め、同時に作曲している姿を配信することで、より地域の魅力を広めようとしました。しかし、私の力不足により影響力が足りず、地域の魅力を拡散することができない…と悩んでいました。そこで、ボカロ投稿祭と地域おこしを掛け合わせ、ボカロp方々をお誘いして発信元を増やそうというアイデアを思いついたのです!それが、今年冬に開かれる「ボカローカル祭」です。((突然の宣伝
にしても、自分が慣れ親んだ街の魅力を見つけるのは難しいですよね…
そこで、次回のnoteでは自分が住む街の魅力を再発見する具体的な方法について、拙い旅人からの些細なアドバイスとして、いくつか挙げようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。